「抹茶シフォンケーキ」のレシピ
フワフワなのに しっとりモチモチの新食感「抹茶シフォンケーキ」
抹茶の鮮やかな緑と風味豊かな香りが際立って しかもグルテンフリーです!
「ひみりかスイーツレシピ」のコンセプト
建設エンジニアや調理師、食生活アドバイザーなんかの知識・経験をフル活用して、構造物を設計するみたいに本気で考えたレシピです!
ひみりかスイーツレシピのコンセプト
➊美味しさ・健康・時短・出来栄えの調和を目指す
➋小麦粉をなるべく使わず グルテンフリーを目指す
➌人工甘味料とトランス脂肪酸が含まれる食品を使用しない
➍コツや注意する点を余すところなくお伝えする
材料(17㎝シフォンケーキ型)
- 卵|4個
- 砂糖(グラニュー糖)|90g
メレンゲをきめ細かくするには「グラニュー糖」がおススメです。 - 米粉(ミズホチカラ)|90g(小麦粉でもOK)
- 米油|40g(サラダ油でもOK)
- 牛乳|40g
- お水|40g
- ベーキングパウダー|3g
- 抹茶|10g
- コーンスターチ(メレンゲ用)|小さじ1/2
メレンゲの水分を吸ってくれるので、メレンゲが安定します。 - レモン汁|数滴(メレンゲ用)
卵白が泡立ちやすくなり、メレンゲがしっかりします。 - 抹茶|食べる直前にお好みで
ひみりか家で使っている材料でーす
ひみりか家では ミズホチカラ使っています。
グルテンが気にならない方は小麦粉を使用してください。
油は、 脂肪酸のバランスが良く 酸化しにくい「米油」がおススメです。
ベーキングパウダーは、アルミニウムや第一リン酸カルシウムが使われていないものがおススメです。
用意する道具
- 17㎝シフォンケーキの型
- ボウル 大3中2小2くらい
- ハンドミキサー
- 泡だて器
- 計量器
- 粉ふるい
- クッキングシート
- 温度計
- ゴムベラ
- 粉糖ふり 抹茶をまぶす用です
つくり方(17㎝シフォンケーキ型)
準備
- 「シフォンケーキの型」の真ん中の筒部分に油を塗り、クッキングシートを巻く。
- 卵4個を卵黄と卵白に分け、卵黄は室温程度にし、卵白はボウルごと冷凍庫で冷やす。
卵白に卵黄や水分が少しでも入ると泡立ちが悪くなるので、注意してください。
- 米粉90gとベーキングパウダー3gと抹茶10gを混ぜて、ざるや粉ふるい機で2~3回ふるう。
- 砂糖90gとコーンスターチ小さじ1/2を混ぜておく。
- 米油40gを電子レンジで600Wで30秒温める。
40℃くらいにしてください。
- 牛乳40gとお水40gを混ぜ、電子レンジで600Wで60秒温める。
50~60℃くらいにしてください。
生地づくり(卵黄生地)
- ②の卵黄と、⑤の米油を泡だて器で混ぜる。
- ⑦に⑥の牛乳+お湯を入れ、泡だて器で混ぜる。
- ⑧に③の粉類を入れ、泡だて器で混ぜる。
生地づくり(メレンゲ)
- ②の卵白にレモン汁を数滴 加える。
卵白は少し凍っているくらいが理想です。
- ⑩をハンドミキサー(高速)で1分間 泡立てる。
- ⑪に、④の砂糖を3~4回に分けて入れ、その都度 ハンドミキサー(高速)で泡立て、メレンゲを作る。
泡立ちが悪くなるので、1回目の砂糖は少な目にして、徐々に多くしてください。
最後にハンドミキサーを低速にして メレンゲのキメを整えてください。
気温が高い場合は、撹拌中はボウルの外側から氷水をあててください。
生地づくり(ケーキ生地)
- オーブンを160~170℃(30~40分焼く)に予熱する。
慣れないうちは生地づくりが完了する⑯の後でもよいですが、メレンゲが完成してから できるだけ早く焼くのがおススメです。
- ⑨の卵黄生地に⑫のメレンゲを少しずつ入れ、その都度ゴムベラで混ぜる。
メレンゲ全体の1/4くらいの量まで続けてください。
- メレンゲの残りに、⑭の卵黄生地&メレンゲを入れ、ゴムベラでよく混ぜる。
底からすくうようにして、均一になるように混ぜてください。
ただし、混ぜ過ぎると泡が潰れてしまうので、適度に混ざればOKです。
- ⑮をシフォンケーキ型に入れ、竹串などでくるくる混ぜて、中の気泡を均一にする。
焼成
- 予熱が完了したら、オーブンへ入れて焼く。
ひみりか家のオーブンでは、160℃、30分です。
オーブンにより温度と焼き時間が異なりますので、最初は30分から試して、焼きが足りないようなら延長してください。
十分膨らんで、ほんのり焼き色がつくくらいが理想です。
- 焼き上がったらすぐに型ごとひっくり返して粗熱をとる。
ひっくり返すのはしぼまないようにするためです。
仕上げ
- 4~5時間冷まして 完全に冷めたら、型の上からラップでくるみ、冷蔵庫で半日以上寝かせる。
- 冷蔵庫から取り出し、ナイフを使って型から外す。
冷えているので 外しやすくなっています。
- きれいに外し、逆さにして お皿に盛り付けたら完成です。
- 仕上げに抹茶まぶす場合は、食べる直前がおススメです。
粉糖でも見栄えが良くなります。
失敗しないポイント
このレシピは、米粉を使用、粉類が多い、水分と油分が多いなど、小麦粉のシフォンケーキと比べて 膨らみにくい要素がいくつかあります。
でも、卵黄生地もメレンゲも以下の点に注意すれば、ふんわり美味しく仕上がります。
- 卵黄生地の油、牛乳、お水は冷たいまま使用せず、必ず温めてください。
生地の水分と油分を乳化させ、ふんわり食感にするためです。乳化が不十分だと焼いた後に縮みやすくなります。 - 卵白には卵黄や水分が入らないように注意してください。少し入るだけで泡立ちが悪くなります。
- 卵白は短時間だけ冷凍庫に入れ、ほんの少し凍らせてください。
- メレンゲを作る時、卵白にレモン汁とコーンスターチを入れてください。メレンゲが安定します。
- メレンゲを作る時、砂糖は3~4回くらいに分けて加え、その都度 撹拌してください。
また、1回目の砂糖は少な目にしてください。
ひみりか家の「抹茶シフォンケーキ」
ひみりか家で作るスイーツは、たいてい白と暖色の組み合わせなので、綺麗な緑色のスイーツは珍しいです。
しかも、フワフワで 他のスイーツよりも軽めなので、たまに作って食卓に出すと、その場で全部なくなっちゃいます。
おすすめポイント
フワフワなのに しっとりモチモチの新食感
小麦粉のシフォンケーキのように、弾力のあるフワフワな仕上がりになります。
なのに、米粉を使用して、水分や油も多く使用しているので、しっとりモチモチの新食感です。
全部のいいとこどりをしているので、贅沢な食感が味わえます。
これフワフワしてるのに、全然パサついてないよね。
そうなの、むしろ しっとりモチモチしてるから、満足度高いんだよねー
シフォンケーキって生クリームとかのせたくなるけど、これなら何もいらないね。
結果的にこの方がヘルシーだしね。
風味豊かな抹茶の香りと鮮やかな緑
抹茶をたっぷり入っているので、焼きあがった時の抹茶の香りがたまりません。
色も綺麗な緑色になるので、見た目から美味しさが漂ってきます。
香りもいいけど、色も鮮やかでいいよねー
プレーンのレシピの記事を書こうと思ったけど、見栄えが断然違うから、これにしたんだー
再現性が高いレシピ
シフォンケーキは材料が単純な分、各工程の出来が最終の仕上がりに大きく影響します。
なので、何度も試して、重ねた失敗から学んで、レシピを工夫してきました。
特に失敗しそうな工程で工夫した点を詳しく書きましたので、多くの人が再現できるレシピだと思いますよー
しぼんだのを何回も食べたけど、試作だったんだね。
そうそう、うまく膨らまないのと、膨らんでも後でしぼむのの 繰り返しにハマってたよ。
やっぱ、見た目が綺麗だと、美味しさ3倍マシだしね。
失敗しても十分美味しいけど、成功するとホント綺麗だもんね。
米粉使用でグルテンフリーなのに感動的な美味しさ
小麦粉の代わりに米粉を100%使用しているので、小麦アレルギーやグルテンの影響が心配な方でも 安心して食べられます。
しかも、小麦粉のシフォンケーキにはない しっとりモチモチの食感になるので、感動的な美味しさです。
米粉と米油のコンビで、このモチモチと甘みがいいよねー
小麦粉はグルテンの影響が気になるから、不安がない分 こっちの方が断然いいかも!
工夫したこと
しっとりモチモチなのに ちゃんと膨らむ材料の配合を追求した
米粉は小麦粉よりも膨らみにくいです。
そのうえ、水分や油分を多くしたり、抹茶も加わえたりすると、もっと膨らみにくくなります。
でも、フワフワなのに しっとりモチモチを目指したかったので、ギリギリまで粉類と水分と油を多くして、最適なバランスを見つけました。
そんな緻密な計算ができたんだねー
ふっ 当然よ!
米粉と油の分量を間違えた時、偶然発見したとは言えない、、、
絶対失敗しないメレンゲを目指した
米粉を使用、粉類が多い、水分と油分が多いなど、膨らみにくい要素がたくさんあるので、メレンゲの出来が命です。
なので、上手なメレンゲができるよう、いろんなレシピで勉強して、たくさんの工夫を全部詰め込みました。
少々手間ですが、失敗確率がかなり下がりますので、得られるものは大きいです。
メレンゲってただ泡立てれるだけかと思ってたよ。
それだとかなり経験がいるから、いっぱい裏技使ったよ。
上上下下左右左右BA
裏技でそれが真っ先に出ると、歳がバレバレだよ。
卵黄生地が十分乳化できる温度設定にした
卵黄生地に使う油や牛乳やお水は、冷たいままだと乳化が不十分になります。
なので、温めてから卵黄と混ぜるようにしました。
でも、熱すぎると卵黄が固まってしまうので、温度計で計るのがおススメです。
卵白は冷やしてるのに、卵黄の方は温めるんだね。
そうなの。だから準備にも意外と時間かかるんだよ。
スポンジケーキもそうだけど、見た目がシンプルなほど、難易度高いんだね。
「てんさい糖」で作ってみた
「てんさい糖」は、グラニュー糖よりも精製度合いが低く ミネラルやオリゴ糖も含まれています。
なので、ひみりか家では、できるだけスイーツにも「てんさい糖」を使っています。
メレンゲに不向きなので、シフォンケーキにはおススメできませんが、試しに作ってみました。
美味しさはほぼ変わりませんので、見た目や手間よりも 健康優先の方にはおススメできます。
メレンゲを作るのに10分以上かかる
粒が荒いので、メレンゲのツノが立ってくるまでに、グラニュー糖の倍くらいかかります。
美味しさや膨らみ方はグラニュー糖と変わらない
砂糖が違うだけなので、味はそれほど大きく変わらないです。
メレンゲが泡立ちにくいので、焼いた時の膨らみが 少し悪くなると思っていました。
でも、メレンゲをちゃんと作れば、グラニュー糖を使った時とほとんど変わりませんでした。
色が茶色くなる
「てんさい糖」自体が茶色いので、メレンゲが茶色くなり、シフォンケーキも抹茶の色に茶色が混ざります。
なので、仕上がりが鮮やかな緑ではなくなって、見た目がイマイチになります。
味は美味しいけど、見た目がここまで違うと、ちょっとねー
それにメレンゲが全然できないから、かなり焦ったよ。
今回は以上でーす。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!