こんにちは~ みぃの夫 です!
本やオーディオブックが好きで、毎日いろいろ読んだり聞いたりしていますので、そこから学んだことやいろいろ考えたこと、実際にやってみて良かったことなんかを紹介していまーす!
誰でも自力で健康寿命を延ばせるかもって本に出会いました!
ポイントは少しの「苦痛」と「回復」の繰り返しです
人類全員が必ず持っている悩み。それは間違いなく「お金」と「健康」です。
ドラゴンボールがホントにあったら、ほぼ全員、願いごとは「一生遊べるお金」か「不老長寿」のどちらかではないですか?
みんなの夢だから、アニメとかゲームの世界で題材にされることがかなり多いです。
でも、最近、老化は避けられる的なことをいう人を 本やYouTubeでけっこう見かけます。
ハーバード大学のデビッド・A・シンクレア博士も著書『LIFESPAN 老いなき世界』の中で、「老化は人間の運命ではなく『病気』であり、治すことができる」と言ってますので、危ないサプリの営業や宗教的な勧誘ではないことは間違いなさそうです。
だからといって、生きる=老いていく っていうのは自然現象で当たり前すぎて、そもそも疑うことかなーとも思えるし...
なので、半信半疑な状態で、なんとなくその手の本や動画を避けてきました。
ですが、そんな中で、不老や不死はありえなくても、「健康寿命は生まれ持った体質や遺伝で決まるのではなく、自力で延ばせるかも」って思える本に出会いました。
「最高の体調」に引き続きですが、鈴木祐さんの「不老長寿メソッド」です。
この本では、なにか特定の行動や食品で不老長寿が実現できるってことではなくて、そもそも、ヒトの体に備わっている若返りのメカニズムがどのように発動するのかってことから掘り下げられていました。そのうえで紹介されているメソッドが、他の本や動画で見てきたことと けっこう一致するものがあったので、「あー確かにー」っていう納得感があって、すぐにいろいろ実践したくなりました。
しかも、いろんな研究結果が根拠になっているので、信じて良さそうって思いました。
なので、「ここは大事だ」と思った内容や、「特にいい」と思ったこと、「実践してみたこと」を紹介したいと思います。ただ、全部が全部 納得ってことばかりではなくて、「自分にはちょっと合わなさそう」って思うこともあったので、それも紹介しまーす。
本を読むのがメンドーな方や、この本が気になっている方にはもちろん、この本を読んでいろいろ考えている方にも参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
今回読んだ本
鈴木祐(著)(2021/2/3)『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』かんき出版
鈴木祐さんの本は、心理、健康、科学に関する最新の知見を知ることができるので、他のもかなり気になります。
本のあらすじ
人生100年時代。「老い」はますます身近になっていきます。
どうすればいつまでも若々しくあり続けられるのか。これは人類史上最大と言ってもいい難題です。
この本は、そんな人類最大の望みでもある「不老長寿」に挑む1冊です。
すぐ実践できて、しかも科学が証明した効果が高いメソッドが厳選して解説されています。
本の中で「ここは大事」だと思った内容
理論編 苦悩↔回復
正しい「苦痛」と「回復」の「往復」により心と体が若返る
アンチエイジング法の最も重要な要素は、フェーズ1「苦痛」とフェーズ2「回復」をフェーズ3「往復」する。
苦痛
- 生き物にとって本来は有害なものでも、ほんの少しならば良い効果をもたらすことがある。この現象を「ホルミシス」という。ワクチンも「ホルミシス」の典型。毒性の弱い病原体や抗体を体内に送り込み、人間の防御システムを活性化させることで、病気にかからない体を作り上げる。
- 野菜などの「ポリフェノール」の効果も「ホルミシス」。
- 「ポリフェノール」が若返りに効くメカニズムは、
①ポリフェノールが体内で少量の毒として働き体内に軽度の炎症を起こす。
②炎症に対して抑制システムが起動し肉体のダメージを修復。
③ダメージの修復プロセスでさらに肉体の「若返りシステム」が働き出す。
回復
- ストレス対策にもっとも必要なのは、自分の「コントロール感」。
- 本当に効果的な休憩は、すべて「コントロール感」がある。知らない知識や技術を学ぶ、友人と意見を交わす、他人のために気を配るなどの行為は「コントロール感」が上がるため、ストレスから回復しやすくなる。
- 「コントロール感」のある休憩とは、①休憩の目的を明確にし、②目的の達成に必要な休憩法を決め、③必ず決めたとおりに休む。この姿勢がコントロール感を育み、確実な心身の回復につながる。
- 「若返りシステム」は「苦痛」で起動し、「回復」で実行される。「苦痛」だけで「回復」がなければ「若返りシステム」は働かない。
往復
- 原始時代では、運動と断食がライフスタイルの一部であったため、日常はつねに「苦痛」とともにあった。そのため、ヒトの体は「苦痛」により「ホルミシス」が働き出すよう進化してきた。
- もし、原始時代にランニングや筋トレを好むヒトがいたら、エネルギーを浪費するから進化の過程で淘汰されていた。原始時代では、体を動かしたくない(エネルギーを温存したい)けど、嫌々狩りにでかけた個体だけが生存を許された。
- ヒトの体は原始時代のままなので、生存の危機がないと判断すると、貴重なエネルギーを保つことを最優先するために全身の機能を下げ始める。ドーパミンやアドレナリンなどの分泌量が減り、やる気が起きなくなる。
- 現代の環境では、ヒトの体は「生存の危機がなくエネルギーも足りているから心身の強化システムは使わずにおこう」と解釈してしまう。
- 現代の衛生設備が整った環境では、ウイルスやバクテリアに襲われにくいため、脳は、あまり使わなくなった免疫システムの機能も下げてしまう。そのため、人体は外部からの刺激に弱くなり、風邪やアレルギーなどの症状が出やすくなっている。
- さらに、現代ではエアコンで温度が調整できるので、気温に応じて体内の熱を一定に保つ機能がそれほど必要ない。この状態が続くと、温度差に対応できなくなってしまう。
- 現代のヒトに「苦痛」が必要なのは、文明の便利さによって「ホルミシス」機能がオフになったから。衛生設備やエアコンは人類のポテンシャルを押さえつけてしまっている。この問題を解決するには、あえて「苦痛」を取り入れるしかない。
- ただし、「苦痛」も「回復」も適量が存在し、ストレス過多か刺激不足に陥ると、「ホルミシス」は起動せず、逆に老化スピードが速くなりかねない。
現代の環境では、ついつい運動をサボっちゃうのは意志が弱いからじゃなくて、人間の本能のせいもあるんだね。
そうそう、だから毎晩のお酒がやめられないのも しょうがないんだよ。
いやいや、それは意志が弱いだけでしょ!
人類の進化となんも関係ないし。
実践編1 正しい「苦痛」-運動
運動により耐えられる「苦痛」のレベルを少しずつ上げる
- 運動の効果は健康維持や、美肌、細胞レベルの老化防止などの役割を果たしているが、もっとも大事なのは、耐えられる「苦痛」の限界値を少しずつ上げていくこと。少しずつ「苦痛」のレベルを高めてホルミシス効果の発動を狙う。
- 少し走る、階段を登るなど、日常的な活動の負荷を少し上げるだけでも効果が高い。
- アンチエイジングには心肺機能の改善が欠かせないが、筋肉も同じくらい重要。有酸素運動に週2回以上の筋トレを加えると、死亡率がさらに下がると試算されている。
- HIIT-WB(高強度インターバルトレーニング)はランニングより短い時間で、ランニングと同じくらい心肺機能が改善し、筋肉は最大2倍も発達する。
- サウナは温熱によって心拍数を上げ、エクササイズの効果を擬似再現してくれる。また、冷たいシャワーもアンチエイジングの効果を得ることができる。
肉体を鍛えるってことで運動が大事なのはわかるけど、若返りって意味でも運動は欠かせないんだね。
だから、最近You TubeのHIITや筋トレの動画で頑張ってるんだよ。
タイマーと音楽付きでやりやすいしね。
あー確かに頑張ってるみたいだけど、若い女の子がトレーニングしてるのが多い気がするけど...
実践編2 正しい「苦痛」-毒とファスティング
「フィトケミカル」の導入と「ファスティング」の実践で肉体機能を最適化する
人体の「長寿センサー」を刺激するための食事法のポイントは、①「フィトケミカル」の導入、②「ファスティング」の実践。
フィトケミカルの導入
- 「フィトケミカル」は、植物に含まれる「ポリフェノール」などの成分が、体内で軽微な毒物として働き、エネルギー効率やDNAの修復能力を改善し、ミトコンドリア生合成を刺激して、肉体を細胞レベルから若返らせてくれる。
- とり入れやすい「フィトケミカル」は「ポリフェノール」。代表的にはアントシアニン(赤ワイン、ブルーベリー、なす、カシス、ブドウ)、カテキン(緑茶、紅茶)、カカオポリフェノール(ココア、チョコレート)など。
- 「ポリフェノール」を摂ると癌や心疾患による死亡リスクが10~20%の範囲で低下する。「ポリフェノール」の摂取量は1日500㎎で最大化する。ブルーベリー100~150g、緑茶1杯、りんご1個、オレンジ1個に相当する。
- 「長寿センサー」を刺激するには「含硫化合物」を増やすのも良い。「含硫化合物」は「ポリフェノール」と同じく体内で軽度の毒として作用する。生姜、にんにく、ブロッコリーに多く含まれており、癌の予防効果が高い。
- 白菜、キャベツ、大根、わさび、ケール、小松菜といったアブラナ科野菜も、「長寿センサー」を活性しやすい優良食材。アブラナ科野菜をよく食べる人は心疾患や癌の死亡リスクが低下する。
ファスティングの実践
- 「ファスティング」には、体内の炎症をやわらげアレルギー性の喘息や関節炎を改善する、免疫システムを整えダメージを受けた細胞を修復する、脳の情報処理スピードをアップする などの効果がある。「ファスティング」により一定の期間カロリーの供給を断てば、あわてた人体が「長寿センサー」を活性させ、アンチエイジング機能を発揮し始める。
- 朝食を抜くなど、とにかく一定の空腹時間を作り、肝臓に蓄えられたエネルギーを使い果たす。「ファスティング」のあいだは、水、お茶、ブラックコーヒー以外は何も口にしない。0kcalの表記がある健康食品やサプリもNG。
ポリフェノールは健康にいいってよく聞くけど、空腹も健康にいいなら定期的に食事回数減らさないとね。
おなか空いて「ぐー」って鳴るのがいいみたいだよ。けど、仕事中や会議中に鳴ると恥ずかしいから、1食抜くにもタイミングが難しいんだよねー
まー土日だけでもいいから、ゆるーく始めてくのがいいかもね。
実践編3 正しい「苦痛」-メンタル
積極的にチャレンジし「若返るストレス」を感じる
- メンタルの「苦痛」には、「老けるストレス」と「若返るストレス」がある。「老けるストレス」は、人間関係の不満や人生への不安などが頭のなかで繰り返される慢性的な「苦痛」。「若返るストレス」は、何らかの目標に向かって努力しているときに味わう精神的な緊張感。
- 慢性的な「老けるストレス」は心を痛めつけ、若さを少しずつ削っていく。日常的なストレスのレベルが高い人は見た目も老けている傾向がある。
- 「老けるストレス」によるメンタルの悪化はコルチゾールを増やし、これが引き金となって体内に炎症を引き起こし、肌や臓器を攻撃する。その結果、全身の機能が低下を始め、高血糖、肥満、アレルギーなどのリスク増加につながる。
- 「若返るストレス」は、役に立つ目標に向かってエネルギーを注いでいるときに味わう精神的な「苦痛」。マラソン、ダイエット、長生き、起業など、本人が大事だと心から思える目標なら何でもかまわない。脳にほどよい刺激を与え、「ホルミシス」効果を発動させてくれる。
- 人類の心と体は、いったん生存に必要なスキルが身につくと、生き延びる確率を上げるために、できるだけエネルギーを節約するように進化してきた。そのため、人間の脳には新たな目標に向かう際に、必ず「苦痛」をもたらすようなメカニズムが備わった。真の上達はつねに「苦痛」とワンセットであり、新たなことを学ぶときやテクニックを練習するときは、つねに「苦痛」を感じる。
- 若い人と同じレベルの脳と肉体を持ち続ける高齢者は、日常的に何らかの難しい活動に打ち込み、「苦痛」を味わいつつ脳を成長させている。コツは、軽いストレスを感じるポジティブな行為に挑み続けること。
- 脳に軽い負荷をかけて「ホルミシス」効果の発動をうながすには、日々の暮らしにちょっとした不快感を導入するのがポイント。聞き手でない方の手を使う、目を閉じて家事をする、時計やカレンダーを逆さまに見るなど、いつもと異なる配置によって脳が軽い負荷を感じてくれる。
ストレスは全部悪者だと思っていたけど、まったくストレスがないのも良くないんだね。
YouTubeとアニメとゲームで毎日のんびりダラダラするのが老後の夢だったけど、改めないと(汗)
実践編4 正しい「回復」-栄養素
カロリーの質が高い食品を少しずつ取り入れて「若返る食事」へ改善する
- 「回復」には、カロリーの質が高い食事が必要。カロリーの質が高い食品とは、1食あたりの満足度と栄養価が高く、それでいて体脂肪になりにくい食品のこと。それには、野菜をたくさん食べる、上質な肉と魚を厳選する、良質な油を選ぶ、質を落とさない調理法を選ぶ、有害物質を避けるなど、細かなポイントの改善を積み上げる必要がある。
- しかし、完璧な食事を追い求めすぎてもいけない。ジャンクフードを食べたほうが人生を楽しめる場面もあるので、食事全体の10%程度は、外れる余地を残すのもあり。
炭水化物
- 炭水化物は低糖質な野菜を選ぶのが基本。選ぶ基準は、①生で食べられるか、②緑色が濃いか。じゃがいもや豆類のように生で食べづらい野菜は、ビタミンやミネラルが少ない傾向がある。
- フルーツも優秀な炭水化物の摂取源。選ぶ基準は、カロリーあたりの糖質量が少なく、自然の状態に近いこと。ベリー類、みかんやグレープフルーツがオススメ。
- 野菜は1日約800gをめざし、フルーツは1日200~300gをめざす。野菜の摂取量を増やすごとに死亡率が減り、その効果は1日約800gに達するまで得られる。
- 生の野菜(食物繊維)のほうが腸内細菌が増えやすいが、加熱された野菜(食物繊維)は善玉菌と悪玉菌のバランスを整える。生か調理かは答えが出ないので、2つの食べ方をバランスよく行うのがベスト。
- レトルトやスナック菓子、エナジードリンクなどの超加工食品は、毎日食べ続けると死亡リスクが上がる。でも、たまに口にするぐらいなら問題ない。
タンパク質
- タンパク質は細胞やDNAの修復に欠かせない栄養素であり、アンチエイジングには必須。。質が高いタンパク質は、卵白、鶏むね肉、魚介類、カッテージチーズ(低温加工)、牛肉・豚肉(低脂肪なもの)など。
- 良質なタンパク質のベストな摂取量は、1日当たり体重1kgあたり1.5~2gを目指すのがよい。
- タンパク質の酸化は60℃以上の熱を加えたところから始まり、200℃を越えると発がん性物質が激増する。そのため、高温調理はなるべく避け、100~150℃までの火力で調理する。
- ハム、ソーセージ、ベーコン、サラミのような加工肉はリスクが高いため、なるべく避ける。
脂質
- 脂質は人体のエネルギー源だけでなく、ホルモンや細胞の材料にもなる重要な栄養素であり、アンチエイジングには欠かせない。
- 質が高い脂質を含む食材は、高脂肪な魚介(さば、サーモン、いわし、マグロなど)、卵、アボカド、ココナッツ、カカオ、ナッツ類全般、ダークチョコレートなど。特に魚介は、週に1~2回食べれば心臓病の死亡リスクが減る。
- 料理に使う油は、オリーブオイルかココナッツオイルが良い。どちらも酸化に強く、ポリフェノールなどの成分が摂れる優秀なオイル。
- アンチエイジングに望ましくないのは、大豆油、コーン油、サラダ油、キャノーラ油といった種子系の油。製造プロセスで酸化を起こしているため、常用すると心臓病のリスクが上がる。種子系の油を使う時は、コールドプレス製法や低温圧搾のものにする。
- 熱を加えずに使うなら、亜麻仁油やタラ肝油がおすすめ。良質な脂肪やビタミンを多く含んでいる。
健康に良い食事が大事なのはよくわかるけど、加工食品が使えない分 作るのに手間がかかるから、毎日気をつけるのは大変だな。
こういうのは100点目指すと返ってストレスになるから、80点くらいでも十分なんじゃない。
そうだね。たまにはポテチや ダブルチーズバーガーセットや 濃厚とんこつラーメンも食べて、食べることを楽しまないとね。
そのとおりだけど、「たまに」の割にポテチの在庫が多い気がするけど...
実践編5 正しい「回復」 睡眠
やれそうなことは何でも試して最高の眠りを目指す
- 休息でもっとも大事なのは「睡眠」。
- ぐっすり眠るためには、適切な栄養、寝室の環境、脳の解釈、さらには人生にどれだけの意味を感じているか?といった要素までが関わってくる。最高の眠りを目指すには、やれることを片っ端から試すしかない。寝る前のカフェインをやめる、寝室をできるだけ暗くする、日中は運動で体を疲れさせる など。
- 寝室は温度を18~19℃にする。体内温度は就寝から午前5時ごろまで下がり続ける。室内の温度が高すぎるとうまく体内温度を調節できず、睡眠の乱れにつながる。
- 快眠には二酸化炭素も重要であり、寝室の換気が睡眠の質を大きく左右する。寝る前に5~10分ぐらい窓を開けておくだけで睡眠の質は確実に上がる。
- 寝室の照明は、夜がふけたらなるべく暗くする。また、ブルーライトは、浴び続けると睡眠ホルモンの分泌が下がってしまうため、睡眠の質を下げる最大の原因。
- 寝る前の1時間半から2時間前に、40~43℃の風呂に浸かるのがベスト。入眠時間が10分短くなり寝付きが良くなる。
- 睡眠の質を上げるには、適量のタンパク質をとっておくのも重要。総摂取カロリーの25~30%ぐらいのタンパク質を取ると睡眠が改善しやすい。
- 食物繊維を大量に摂取するほど睡眠の質が上がり、翌日の疲労感も大きく減少する。食物繊維は血糖値の乱高下を防ぎ、腸内環境を改善するため、睡眠が改善していく。
- 睡眠改善には、決まった時間に寝ることや、寝具は寝るためだけに使うなども有効。臨床試験では、その効果は一般的な睡眠薬と変わらないと報告されている。
質の高い睡眠には、やっぱり寝る前のスマホがよくないんだよね。
だけど、スマホ見なくてもすぐ寝るわけじゃないしなー
やめるのはムリそうだけど、少しでもスマホをコントロールしてるってのも大事だから、明るさ最小にしたり、ホワイトバランスを調整したりでもいいんじゃない?
そっか、画面暗くすれば、照明も暗くしないと見えないから、ちょうどいいかもね。
実践編6 正しい「回復」-美肌
効果の高いスキンケアは3つだけ 保湿剤、日焼け止め、レチノール
- 皮膚は人間の最大の臓器であり、化学物質、微生物、紫外線などから身を守るために休みなく働き続けている。そのため、日々のダメージも大きく、放置すれば肌は劣化するばかりになる。
- スキンケアに効果的なのは、保湿剤、日焼け止め、レチノイド(ビタミンAの誘導体 レチノールはレチノイドのひとつ)を使うこと。それ以外の化粧品などは効果が低い。
- 日中の紫外線を防ぎ、風呂上がりに肌の乾燥を保湿剤で抑え、レチノイドで肌のターンオーバーをうながす。スキンケアで本当に価値ある作業は、この3つだけ。
- 保湿に有効なのがワセリン。ワセリンはアレルギー反応が起きにくく、香料や保存料をふくまないのので、保湿の基本。肌の表面から浸透させた水分を油脂が閉じ込め、皮膚が乾くスピードが遅くなる。スキンケア商品のメリットの大半が保湿剤のおかげ。
- アメリカの皮膚科学会でも、日焼け止めはスキンケアの最重要ポイントと言い切り、肌の老化の8割が紫外線対策に左右される可能性を指摘している。
- クレンザー選びで重要なのはpH。肌は弱酸性でないとうまく機能しないため、pH5以下の商品を選ぶ。アルカリ性の成分は肌荒れの原因になる。洗い上がりのさっぱり感や突っ張ったような感覚は、洗い過ぎで大事な皮脂まで落ちた可能性が高いため、使わないようにする。
- レチノール(レチノイドのひとつ)はビタミンAの誘導体として働く成分で、肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)をうながす作用があり、すでに数十年におよぶ研究の蓄積がある。シワを減らす、肌の色素沈着を減らす、ニキビを落ち着かせる、角質層を改善して若々しい肌にする などのメリットがある。
- レチノールは肌を敏感にするため、最初に使用するときは1週間程度間隔をあけ、肌に異変がないか様子を見る。副作用が出ないか確かめながら、自分に合う塗布方法や量、タイミングを探る。うまく使えば強力なアンチエイジングアイテムになる。
レチノールって肌への影響が強そうだから心配だけど、ターンオーバーって聞くとなぜかやらなきゃって気になるから、試してみよっかなー
「面の皮が分厚いから大丈夫だよ」って言いたい
実践編7 正しい「回復」-脱洗脳
未来を楽観視し 若くい続ける意識を持てば本当に若返る
- 幸福な人ほど長生きする。楽観的な人は、悲観的な人より生存率が高く、がんの発症リスクが低く、感染症にかかりにくい傾向がある。
- 楽観思考の3つのメリット。①幸福度が高いと活動的になり、運動量が上がる。②楽観的な人は不幸が起きてもすぐ復帰できる。③楽観性によりストレスが減り免疫システムが改善される。
- 根拠がなくとも、未来は明るいと思い込める人のほうが人生のストレスは少なく、肉体のダメージも減る。若いから幸福になるのではなく、幸福だから若くなる。
- 老化に対する考え方がポジティブな人は痴呆のリスクが下がりやすく、寿命が伸びやすい。
- 脳にすり込まれた老化の悪印象を和らげ楽観力を高める大事なステップは、外見チェックを減らす、SNS断食、若作りをする、マインドボディ・ワーク(ヨガや太極拳)など。
- 自分を若いと思える人は自己効力感が高く、パフォーマンスも良い傾向がある。セルフケアにも熱心で、暮らしのストレスも低い。
同じような環境で暮らしてるのに、年齢よりも老けて見える人と若く見える人がいるのが不思議だったけど、心の持ちようがかなり影響してそうだね。
そうだね。あんまり深く考えるのはやめよっかなー
「脳ミソ原始人だから、その心配はいらない」って言いたい
「これいい 役に立ちそう」って思ったこと3選
質の高い食事や運動や睡眠は当たり前すぎますし、前回の「最高の体調」と重複する内容ですので、それ以外のことでいいと思ったことを紹介します。
1「若返りシステム」の発動には適度な「苦痛」が必要なことを理解する
これだけ聞くと、昔ながらの根性論的な感じがしそうですが、そうではないことは、人間の進化を考えると納得でした。
ヒトの体は、生存の危機がなければ、若返って心身を強化するよりも、エネルギーを温存することを優先するよう進化してきたので、「苦痛」がないと若返りシステムが発動しないようになっているってことです。
「心身を鍛えるためには多少の苦痛には耐えろ!」って言われて苦行をさせられても、イヤイヤしかできませんが、「ヒトの若返りシステムは進化の過程で生存を最優先するために苦痛が起動条件になった」ってわかれば、ちょっとした「苦痛」なら取り入れてみようかなって思えてきます。
健康食や運動のモチベーションアップになりそうです。
健康にはいいけど ちょっと手間がかかって面倒くさそーって思うことが実は一番若返りに効くってことだね。
そうそう、筋トレとか 手作りの健康食とか ゲームのランク上げとかね。
若返りに一切関係ないのが混ざってるし...
2積極的にチャレンジするときのストレスが「若返りシステム」の発動に必要な「苦痛」になる
老後はのんびりダラダラ過ごせるお金と時間が欲しいから、今は辛くても耐えよう!と思って、毎日頑張って働いている人が多いと思います。でも、「のんびりダラダラ」でストレスがないのも、「辛くても耐えよう」で過度なストレスを抱えるのも、若返りを遠ざけてしまうってことがわかってしまいました。
目標に向かってチャレンジしているときに味わう不安と緊張のようなストレスが。「若返りシステム」を発動させる適度なストレスってことです。
歳をとっても若々しく精力的に活動している高齢者の方は、健康だからできると思っていましたが、精力的に活動しているから健康で若々しいんだってことがよくわかりました。
「成功したから幸福になった」ではなく「幸福だから成功する」と同じだね。
ショーン・エイカーさんの幸福の法則だよね。こういう原因と結果が実は逆っていうのはけっこう多いよね。頭が良いから勉強ができるんじゃなくて、勉強を頑張ったから頭が良く見えるとかね。
3若返りに必要なスキンケアは保湿剤・日焼け止め・レチノイドの3つだけ
「肌」はヒトの体の大部分を占めるので、ダメージの回復=適切なスキンケアが若返りに重要ってことは納得です。
それに加えて、鏡で見た自分が老けて見えると、なんだかやる気が低下してきて、積極的になんかやってみようって気にならなくなるので、見た目年齢を左右する「肌」はホント大事だなーって思いました。
だから、高い化粧品をバンバン買おうっていう宣伝に乗せられそうですが、本当に効果的なのは保湿剤、日焼け止め、レチノイドの3つだけってのには驚きでした。
美肌の議論って、洗顔ひとつとっても、希少な成分が入ったクレンジング剤を使えって人がいたり、水のみで洗えって人がいたりで、正反対の意見が乱立していますが、保湿剤や日焼け止めを否定している人はいないですし、いろんな研究結果が根拠になっているようですので、この3つだけで90点はとれそうだなーって思いました。
化粧品ってそんなに効果ないって聞いても、ついついCMにのせられて買っちゃうんだよねー
偽薬でも思い込みで効果がでるらしいから、自分がいいと思ってるならいいんじゃない。まーでも、保湿剤と日焼け止めは必須だけどね。
「自分にはちょっと合わなさそう」って思ったこと
1老いのイメージをポジティブにする
老いていくことにいいイメージを持っている人はほとんどいないと思います。
だから、老いをポジティブに考えられる人の寿命が伸びやすいのは理解できます。
けど、老いをポジティブに考えることは、老化を受け入れているように思え、「苦痛」と「回復」へ積極的に挑んでいこうっていう意欲が下がる気がして、しっくりきませんでした。
なので、「歳をとっても若返ることができる」って考えた方がいいと思いました。
「老いていく」ってことをなるべくイメージしないようにしたいなー
2楽観思考でストレスを減らして若返る
たとえ根拠がなくても、楽観的な人が悲観的な人より長生きする確率が高いのは、過度なストレスから解放されていることを考えると、誰でもがそうだなあって思えそうです。
でも、楽観的だと、いろんなことを意欲的にやる人よりも、のんびり楽しよーって考えて積極的に動かなくない人や、適度なストレスがなくなってしまう人の方が多そうだな―って思ってしまいました。
やっぱり、ある程度 不安や緊張感がないと、それを改善しようとしなくなるし、生活にハリがなくなるので、なんか違うかなーって感じました。
「さっそく実践してみたこと」3選
1筋トレやランニングをサボりたくなった時に「若返りシステム」のことを思い出す
以前から、週3で筋トレやランニングを続けていたのですが、テンションが低い時はたまにサボってました。
ですが、この本を読んで「若返りシステム」には正しい「苦痛」が必要だってことが納得できたので、これを思い出すと、ホントに忙しい時以外 サボることがほぼなくなりました。
「表面的な行動を変えても価値観を変えないとやる意味がない」って、なんかの本で読んだことがありましたが、こういうことなんだって実感しました。
メリットが大きいって納得できれば自然と行動できるってことが身にしみたよ。
じゃあ お酒もやめたら。
そ そ それはまだ お酒のメリットの方がほんの少し大きいから 今はムリかも(汗)
2「若返るストレス」を感じるために 休みに ブログと家の断捨離を積極的にやることにした
本のブログを書くことと、家の断捨離でミニマリストを目指すことは、前々から、「時間ができたやろー!」って思っていて、いつも「今週は忙しいから まーそのうち」って言って先延ばししていました。
ですが、この本を読んで、この2つは「若返るストレス」に打ってつけだって思いました。
そしたら、自然とやる気が出てきて、けっこう継続できるようになりました。
これを応用すれば、他にもチャレンジできそうなことがありそうだなって思いました。
結果がどうこうよりも チャレンジすることで既に目的(若返り)が達成できてるなら、いろんなことをどんどんやってみよっと!
やるのはいいけど、あんまり巻き込まれたくないかも...
3毎日のスキンケアを保湿剤・日焼け止めだけにし 週一でレチノールを始めた
以前はメンズにしてはちょっと高め(1か月3000円くらい)の化粧水を使っていました。
でも、効果がないかもしれないし、余計なことをしているかもって思えてきたので、毎日のスキンケアは、白色ワセリン(保湿剤)と日焼け止めのみにしました。
ちょっと不安でしたが、2か月くらい続けてみたところ、以前と変化を感じることはほとんどなかったです。自分にとっては高い化粧水は気休め程度だったんだってわかりました。
あと、レチノールを週一で顔に塗ってみました。最初は部分的に赤くなったり、皮がむけたりしていたのですが、そんなに気にならなかったのでしばらく使いつづけてみました。
別にそんなに肌がきれいになったって感じはないかなーって思っていたのですが、よくよく考えたら、肌がカサカサしたり、吹き出物ができたりっていう肌トラブルがかなり減っていることに気が付きました。
子供のようなきれいな肌をうっすら期待していたので、なかなか効果に気づきませんでしたが、肌トラブルが少ないって以前では考えられなかったことなので、これ、かなりおススメです。
ただ、使用量や使用頻度や副作用の出方にはかなり個人差があるようですので、慎重に試すのがいいみたいです。
ちなみに、レチノールはメンタリストDaiGoさんがオススメしてたものを買いました。
今回は以上でーす。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!