「手羽先唐揚」のレシピ
家庭でお手軽にできて、おつまみにもおかずにもなる「手羽先唐揚」
名古屋のいろんなお店のいいとこ取りをしたレシピです!
「ひみりかレシピ」のコンセプト
建設エンジニアや調理師、食生活アドバイザーなんかの知識・経験をフル活用して、構造物を設計するみたいに本気で考えたレシピです!
ひみりかレシピのコンセプト
➊美味しさ・健康・時短・出来栄えの調和を目指す
➋「全体工程表」で分量と手順がひと目でわかるようにする
➌加工食品や食品添加物入り調味料を なるべく使用しない
➍コツや注意する点を余すところなくお伝えする
材料(2~3人分)
- 手羽先|10本~12本
- 塩胡椒|少々(お肉の下味用)
- 片栗粉|大さじ3
- 米油|適量(揚げ焼用)
- 砂糖|大さじ1
- 醤油|大さじ3
- みりん|大さじ3
- 酒|大さじ1
- にんにく|ひとかけ
- 生姜|5g
- ホワイトペッパー|好きなだけ
仕上げにたっぷりかけるのが名古屋風です。 - 白ごま|好きなだけ
仕上げにたっぷりかけるのが名古屋風です。
健康に気を使うなら、まずは調味料から!
ひみりか家で使っている調味料でーす
醤油は、原材料「大豆・小麦・塩」のみ、製法「本醸造」、大豆「丸大豆」、塩「天日塩」のものがオススメです。
みりんは、原材料「米、米麹、焼酎」、製法「伝統製法」の「本みりん」がオススメです。
お塩は、食塩(精製塩)ではなく 自然塩(ミネラル分を多く含んだ塩)がオススメです。
砂糖は、比較的精製度合いが低く ミネラルやオリゴ糖も含まれている「てんさい糖」がオススメです。
油は、脂肪酸のバランスが良く 酸化しにくい「米油」がおススメです。
つくり方(2~3人分)
- 手羽先の両側からフォークで数か所穴をあける。
包丁で切れ目を入れてもOKです。
火の通りをよくするのと、揚げ焼き中の爆発防止のためです。
- ①の手羽先の両面に塩胡椒を振り、片栗粉をまぶす。
まんべんなくまぶすには、片栗粉大さじ3くらいが適量ですが、足りない場合は足してください。
- フライパンに、揚げ焼きする米油を適量入れる。
油の量はフライパン全体に広がるくらいの量です。
- ③に②の手羽先を 皮目を下にして並べ、中火で揚げ焼きする。
- 手羽先の皮目がきれいなキツネ色に揚がったら、裏返して身側を揚げ焼きする。
- ⑤の手羽先の身側もきれいなキツネ色に揚がったら、油切りパッドやキッチンペーパーなどで油を切る。
- 別のフライパンか お鍋に、砂糖大さじ1、醤油大さじ3、みりん大さじ2、酒大さじ1、にんにく(つぶしたもの)、生姜5g(すりおろしたもの)を入れ、ひと煮立ちさせる。
煮詰めすぎると味が濃くなるので注意してください。
- ⑥の両面に⑦のタレを刷毛などで塗る。
タレにドボっと浸けてしまうと味が濃くなるため、刷毛で塗るのがおススメです。
- ⑧にホワイトペッパーを振り、その後、白ごまを振りかけたら完成です。
白ごまはフライパンかお鍋で軽く煎っておくと、香りが引き立ちます。
ひみりか家は愛知県民なので、名古屋風にするためにどちらもたっぷり使います。
ひみりか家の「手羽先唐揚」
サクサクした食感とスパイスの効いた味なので、息子が小さい頃は お酒のおつまみ目的で 大人用に作ることが多かったです。
でも、ごはんにもよく合うので、息子が高校生くらいになってからは、メインのおかずとして わが家の定番になりました。
タレがついた手を拭いたり、骨をとったりするのが 少々手間ですが、食べ出すと止まらない美味しさなので、あっという間に骨の山ができます。
おすすめポイント
名古屋のいろんなお店のいいとこ取りをしたレシピ
ひみりか家は愛知県民なので、手羽先唐揚はかなり身近な存在です。
有名チェーン店に何度も行ってますが、お店によって微妙に味付けが違うので、それぞれの良いところをたくさん味わってきました。
なので、うちで作るものは いろんなお店で食べて良かった点を組み合わせました。
飲みに行くと必ず注文してるよねー
食感と味とスパイスのそれぞれにこだわりがあるんだよ。
酔っぱらったら全然覚えてないくせに!
かなりお手軽な時短メニュー
家庭で作るとめんどくさそうなイメージですが、包丁がなくてもできるので、意外と短時間でできます。
片栗粉をつけずに焼いたり、タレをレンジ調理したりすれば、もっと時短になるので、時間が無い時のお助けメニューです。
お手軽なので、全国のご家庭の定番になってほしいです。
簡単だから よく作りたくなるんだよねー
よく作るから 私より断然速いよね。
ビール片手に揚げ焼きしながら食べるのがサイコーなんだよ。
お弁当のおかずにもなる
一見お弁当には不向きですが、フォークなどで身をほぐして 骨から外してしまえば、お弁当に入れることができます。
甘辛の味付けで冷めても美味しいですし、お弁当の隙間もできにくいです。
鮭フレークのようにご飯の上にのせることもできるので、実はお弁当向きです。
たしかにお弁当向きだけど 僕のお弁当ではあんまり見ないね。
お弁当用に作っても あなたが全部食べちゃうからでしょ!
工夫したこと
片栗粉をまぶして揚げ焼きする
手羽先唐揚は、お肉に下味をつけて素揚げするのが一般的ですが、もも肉のから揚げと同じように、片栗粉で衣をつけると、サクサクとした食感が楽しめます。
タレもよく絡むようになるので、衣をつけるのが断然おススメです。
タレなしで 塩胡椒だけでも美味しいよねー
3本に1本くらい塩胡椒とゴマだけでもいいかもね。
タレを家庭に合う配合にした
手羽先の味付けは大きく分けて、塩辛スパイシーな味と 甘辛な味の2種類に分かれます。
名古屋の2大有名チェーン店がそれぞれの味なので、愛知県民でも好みが分かれます。
私はどちらも好きですが、家庭で作るには おかずやお弁当にも使える甘辛な方が良いので、今回のレシピは甘辛ベースです。
「やまちゃん」の塩辛スパイシーでカリカリがビールに合うんだよねー
「風来坊」の甘辛しっとりもファミリー向けでいいよねー
白ごまを煎る
白ごまを軽く煎ると、香りが断然違います。
特に手羽先唐揚は、口元でムシャムシャして骨と格闘している時間が長いため、その間ずっとゴマのいい香りがしてきます。
時間がある時は必ずやってほしいです。
お店で食べる手羽先は ゴマの風味がいいんだよねー
そういう観察力だけはすごいよね。
激旨アレンジ
「手羽中の唐揚」と「手羽端の白湯スープ」
くの字の手羽先は、半分で切ったとき、分厚い「手羽中」と、細い「手羽端」に分かれます。
名古屋のお店では、「手羽中」で作ったものを手羽先唐揚として出しているところもあります。
「手羽中」だけの方が確かに食べやすいですが、家庭でこれをやると「手羽端」が余ってしまいます。
そんな時は、「手羽端」から出汁をとってスープを作るのがおススメです。
皮と骨の間などにコラーゲンが多く含まれていて、いいお出汁がとれるので、ひみりか家では、手羽先の内4~6本くらいを「手羽中」と「手羽端」に分けて、「手羽端」で白湯スープを作ります。
白湯スープの作り方(2人分)
- 水500mlに手羽端4~6本分を入れ、中火でひと煮立ちさせる。
- ①に、白だし大さじ1、鶏ガラスープ(顆粒)小さじ1、生姜の千切り(5g)を入れる。
- ②に、ネギやキノコなどお好きな具を入れ、3~5分くらい煮込んだら完成です。
手羽先唐揚は手羽端部分も美味しいけど、スープも捨てがたいよね。
だから、4~6本だけ手羽中と手羽端に分けて スープを作るのが、うちの最適解だよ。
今回は以上でーす。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!