【コンソメ換算の決定版】固形(キューブ)と顆粒の置き換え目安(個数・大さじ・小さじ・グラム)や、固形を顆粒にするテクニックなどを完全解説します!
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キッチンの引き出しを開けて、お気に入りのレシピを眺めているとき、「コンソメキューブ1個」という文字が目に飛び込んできたことはありませんか。しかし、手元にあるのは使いかけの顆粒タイプのボトルだけ。そんなとき、「小さじで一体何杯入れればいいのだろう」と、計量スプーンを手に立ち尽くしてしまった経験を持つ方も少なくないはずです。
私も慌ただしく夕食の準備をするキッチンで、幾度となくこうした「形状の壁」に直面してきました。コンソメは、お肉や香味野菜の旨味がギュッと詰まった、まさに「完成された洋風スープ」の素です。それぞれの形状が持つ物理的な特性や正確な分量をほんの少し理解するだけで、驚くほど料理の味が安定し、毎日のごはん作りがもっと軽やかで楽しいものになります。
今回は、皆さんの日々の暮らしにそっと寄り添いながら、コンソメをスマートに使いこなすための基本と換算のコツを、分かりやすく丁寧にお伝えしていきます。今日からすぐに使えるキッチンの知恵を、ぜひ一緒に紐解いていきましょう。
なお、この記事は『コンソメ』の特徴やよくある疑問を解説した以下のメイン記事の個別解説パートです。全体像を知りたい方は、ぜひ以下のメイン記事も併せてご覧ください。
固形コンソメ(キューブ)と顆粒コンソメの基本
コンソメを自在に使いこなすための第一歩として、まずはそれぞれの形状がどのような特徴を持ち、どのような料理に適しているのか、その基本となる仕組みから見ていきましょう。

固形(キューブ)と顆粒の違い
一般的に市販されている洋風スープの素には、「固形(キューブ)」「顆粒」「粉末」という3つのタイプが存在し、それぞれ溶けるスピードや調理における役割が大きく異なります。
固形(キューブ)タイプは、旨味調味料や油脂分をプレスして四角く固めたものです。70度以上のお湯で約2分かけてゆっくりと溶けていくのが特徴で、この「じわじわと溶け出す時間差」が調理において大きなメリットを生み出します。スープが沸騰し、具材に熱が通るプロセスと並行してコンソメが溶け出すため、素材の旨味とコンソメのコクが均一に交じり合い、ロールキャベツやポトフといった煮込み料理の具材の奥深くまで味がじんわりと染み込んでいきます。
一方、顆粒タイプは、お湯を注ぐと瞬時に溶け出すサラサラとした粒状に仕上げられています。使いたい分量だけを1g単位で微調整できるため、水分が少なめのパスタや炒め物、炒飯などの味付けに非常に適しています。
さらに、顆粒よりも一段と粒子が細かい粉末タイプは、冷たい水分や、ごく少量の調味料でもダマにならず滑らかに混ざり合う性質を持っています。ハンバーグの下味付けやサラダのドレッシング、お肉のソテーの表面にまぶすといった、水分をほとんど足したくない場面でその実力を最大限に発揮します。
| 形状 | 主な特徴 | 溶解速度の目安 | 向いている料理 |
| 固形(キューブ) | 計量の手間がなく、味がブレにくい。個包装で劣化しにくい。 | 70℃以上のお湯で約2分 | ポトフ、ロールキャベツ、カレー、シチューなどの煮込み料理 |
| 顆粒 | スプーンで自由に必要な分量を調整できる。湿気にやや注意が必要。 | 温水や調理の水分で瞬時に溶解 | 炒め物、パスタ、ピラフ、即席スープ、仕上げの調味 |
| 粉末 | 非常に粒子が細かく、食材への吸着性に優れる。冷たくてもなじむ。 | ほぼ一瞬(冷水でも比較的溶けやすい) | ハンバーグの下味、ドレッシング、ソテー、唐揚げの下地 |
固形(キューブ)1個は何グラム?
レシピに「キューブ1個」とあっても、実はメーカーや製品のブランドによって、1個あたりの重量には細かな違いがあります。

もっとも広く家庭で使われている「味の素KKコンソメ」の固形タイプは、1個あたり 5.3g に設計されています。これに対して、世界的な定番である「マギーブイヨン」のキューブは1個あたり約 4g です。また、自然食品店などで人気の高い「創健社チキンコンソメ」は1個あたり 4.5g になっています。
このように、数グラムの差ではありますが、目指すスープの濃度や塩分量によってメーカー各社が最適なバランスを追求している証拠でもあります。調理を始める前に、パッケージの裏面に記載されたグラム数を一度確かめておくと、いつでもプロのように正確な味付けができるようになりますよ。
| メーカー・製品名 | 1個(1包)あたりの重量 | エネルギー | 食塩相当量 |
| 味の素KK コンソメ(固形) | 5.3g | 12kcal | 2.4g |
| マギー ブイヨン(固形) | 4.0g | 約9kcal | 約2.2g |
| 創健社 チキンコンソメ(固形) | 4.5g | 8kcal | 2.4g |
顆粒大さじ1・小さじ1は何グラム?
顆粒タイプのコンソメを計量スプーンですりきって測る際、正確な重量を知っておくと、減塩や繊細な風味付けがとてもスムーズになります。
家庭用として一般的な「味の素KKコンソメ」顆粒タイプにおける基準重量は、以下の通りに算出されます。
- 小さじ1杯:約2.65g
- 一般的なレシピ本では、計算しやすいように「約2.7g〜3.0g」と表記されることがよくあります。
- 大さじ1杯:約7.95g
- 小さじ3杯分に相当し、実用上は「約8.0g」と覚えておくと便利です。
ここで、少し面白いキッチンの科学をご紹介します。顆粒タイプは製造過程において、粒の中に非常に小さな空気の隙間をたくさん含みながら成形されています。そのため、中身がみっちりと詰まった目の細かい「粉末タイプ」(小さじ1杯=約3g〜4g)と比較すると、同じ計量スプーン1杯でも顆粒タイプの方がわずかに軽くなるのです。
「レシピ通りに小さじで測って入れたのに、粉末を使ったら少し塩辛くなってしまった」という現象は、この密度の違いから生まれます。お手元の調味料の形状を観察して、少し加減してみるのも、お料理上手への素敵な一歩ですね。
固形(キューブ)を顆粒・粉にするには?砕き方は?
「今日の炒め物にコンソメの風味を少しだけプラスしたいけれど、手元には固形キューブしかない」という場面、ありますよね。包丁で細かく刻もうとすると、キューブが逃げて刃先が滑ってしまい、ヒヤリとした経験はありませんか。

そんなときは、電子レンジを使った魔法のような裏ワザを試してみてください。メーカーの公式窓口でも紹介されている、安全で非常に簡単な方法です。
- 銀紙を剥がす
安全のため、固形キューブを包んでいるアルミホイル(銀紙)を完全に剥がし取ります。 - ラップに包む
耐熱皿に載せる前に、ラップでふわっと優しく包み込みます。 - レンジで温める
500W〜600Wの電子レンジで 10秒〜20秒(まだ少し硬い場合は様子を見ながら最大30〜40秒程度)温めます。 - 手やスプーンで潰す
レンジから取り出すと、キューブの中の油脂分が温まり、驚くほど柔らかくなっています。ラップの上から指先で軽く押さえるか、スプーンの丸い背を押し当てるだけで、面白いようにサラサラの粉末状に変化します。
【加熱による湿気が気になる場合】
レンジで加熱しすぎるとコンソメ自身の水分が蒸発し、冷めた後にカチカチに固まってしまうことがあります。もし加熱による湿気が気になる場合は、温めずに「ラップに包んだ上から、底が平らなコップやマグカップの底で真上からギュッと垂直に押し潰す」方法も非常におすすめです。叩く必要がないためキッチンに響く音も静かで、あっという間にきれいな粉末状に砕くことができますよ。
固形(キューブ)と水の分量
スープや煮込み料理を作る際、固形コンソメ1個に対して必要となる水の量は、一般的に 300ml が基本の黄金比率です。これはおよそスープカップ2人分の量に相当し、日本の家庭料理における標準的な味付けのベースとなっています。
各主要メーカーが推奨する水と固形のバランスは、以下のように設計されています。
- 味の素KKコンソメ(5.3g):水300mlに対して1個
- マギーブイヨン(4g):お湯300mlに対して1個
- 創健社チキンコンソメ(4.5g):お湯300mlに対して1個
まずはこの「水300mlに対して1個」を基本としてお鍋に注ぎ、一緒に煮込むお野菜やひき肉などから出る水分・旨味の出方に合わせて、仕上げにお湯を少し足したり、塩コショウで微調整したりするのが、スープを一番美味しく仕上げる秘訣です。
顆粒と水の分量
顆粒タイプのコンソメを使ってスープを仕立てる場合も、基本は固形と同様、「水300mlに対して小さじ2杯(約5.3g)」 を溶かすのがもっともバランスの良い濃度になります。

もし、「朝の忙しい時間に、自分1人分だけのスープをマグカップでパパッと作りたい」というときは、お湯150mlに対して顆粒小さじ1杯(約2.5g〜2.7g) を溶かしてみてください。お鍋を使わなくても、旨味たっぷりの贅沢な即席スープが瞬時に出来上がります。
また、市販されている個包装のスティックタイプ(顆粒・粉末)を活用する場合は、以下の分量を目安にすると計量スプーンいらずでスマートにお料理が楽しめます。
- 味の素KKコンソメ 顆粒スティック(1本5.3g):水300ml(スープ2人分)に対して1本
- マギーコンソメ 香料・着色料無添加(1本4.5g):水300ml(スープ2人分)に対して1本
- トップバリュ コンソメ粉末個包装(1袋4.5g):水300ml(スープ2人分)に対して1袋
固形コンソメ(キューブ)と顆粒コンソメの換算
お手元のレシピに記載されているタイプと、手元にある調味料のタイプが違っても安心してください。ここでは、最も一般的な「味の素KKコンソメ(固形1個=5.3g、顆粒小さじ1=2.65g)」を基準モデルとし、数学的な比率に基づいて分かりやすく換算していきます。

固形(キューブ)1個は顆粒大さじ何杯?
固形キューブ1個(5.3g)を、顆粒の大さじで代用して測る場合の計算式は以下のようになります。
計量スプーンで測る際は、「大さじの半分よりも少し多め、大さじの約7割の深さまでふわっと入れた量」を目安にすると、過不足なくきれいに換算することができます。
固形キューブ1個(5.3g)= 顆粒大さじ約7割
固形(キューブ)1個は顆粒小さじ何杯?
固形キューブ1個(5.3g)を、顆粒の小さじで代用する場合の計算式は非常にシンプルです。
すりきり小さじで ぴったり2杯 が、キューブ1個分と同じ重量になります。これさえ覚えておけば、スープのレシピを見ながら顆粒で代用するときに迷うことはありませんね。固形キューブ1個(5.3g)を、顆粒の小さじで代用する場合の計算式は非常にシンプルです。
固形キューブ1個(5.3g)= 顆粒小さじ2杯
固形(キューブ)2個は顆粒大さじ何杯?
4〜5人分のカレーやポトフなど、少し大きなお鍋でたくさんの料理を仕込む際、固形2個(10.6g)を顆粒の大さじで測る場合の計算式です。
すりきり大さじで「1杯」入れたあとに、小さじで「1杯」を付け足してあげると、ぴったり大さじ1と1/3杯分の量になり、美しい味の黄金比が再現できます。
固形キューブ2個(10.6g)= 顆粒大さじ1と1/3杯
= 顆粒大さじ1+顆粒小さじ1 = 顆粒小さじ4
粉末個包装のコンソメ4.5gは顆粒の大さじ・小さじ何杯分?
使いきりに便利なお弁当用やスープ用の「個包装4.5gタイプ」を、通常の顆粒タイプの計量スプーンで計り直す場合の計算式です。
個包装4.5gは固形1個(5.3g)よりもやや全体量が控えめなため、小さじですりきり2杯弱と覚えておくのが、味を調える際の上手なポイントです。
粉末の個包装1個(4.5g)= 顆粒小さじ2杯弱 = 顆粒大さじ1/2杯強
顆粒大さじ1は固形(キューブ)何個分?
レシピに「顆粒大さじ1(7.95g)」と指定があり、手元にある固形キューブ(5.3g)で代用したいときの計算式です。
この場合、必要となるキューブの量は 1.5個(1個半) に相当します。1個はそのままお鍋に入れ、もう1個を半分にカットするか、先ほどご紹介した「レンジ技」などで半分だけ砕いて加えてみてくださいね。
顆粒大さじ1杯 = 固形キューブ1.5個(1個半)
顆粒小さじ1は固形(キューブ)何個分?
レシピに「顆粒小さじ1(2.65g)」と記載されていて、手元に固形キューブ(5.3g)しかない場合の計算式です。
計算結果の通り、ぴったり半分(0.5個分) となります。固形キューブの中央には、あらかじめ割りやすいように軽いライン(溝)が入っている製品が多いため、包丁の刃を当てて上から軽く手のひらで押すように力を加えるときれいに半分に割ることができますよ。
顆粒小さじ1杯 = 固形キューブ0.5個(半分)
まとめ

コンソメの固形、顆粒、粉末という3つの異なる形状が持つ魅力や、正確な分量、そしてお互いのスマートな換算方法についてお伝えしてきました。
お鍋の中で時間をかけてゆっくり溶け出し、素材にまろやかなコクを染み込ませてくれる固形キューブ。使いたいときに使いたい分量だけをサッと振りかけられ、スピード調理の強い味方になってくれる顆粒。そして、水分を抑えた味付けにも美しくなじむ粉末。それぞれの性質を理解し、上手に使い分けることで、料理のレパートリーはもっと広がり、キッチンに立つ時間がもっと心地よいものに変わるはずです。
最後に、いつでもキッチンで見返せるように、便利な換算値を分かりやすい1つの表にまとめました。
【味の素KKコンソメを基準として換算】
| 測りたい基準の量 | 顆粒小さじ換算 | 顆粒大さじ換算 | 固形キューブ(5.3g)換算 |
| 固形キューブ 1個(5.3g) | 小さじ 2杯 | 大さじ 2/3杯(約7割) | 1個 |
| 固形キューブ 2個(10.6g) | 小さじ 4杯 | 大さじ 1と1/3杯 | 2個 |
| 顆粒小さじ 1杯(2.65g) | 1杯 | 大さじ 1/3杯 | 0.5個(ど半分) |
| 顆粒大さじ 1杯(7.95g) | 小さじ 3杯 | 1杯 | 1.5個(1個と半分) |
| 個包装粉末 1袋(4.5g) | 小さじ 1.7杯(約2杯弱) | 大さじ 0.57杯(半分強) | 約 0.85個分 |
少し疲れて帰ってきた日の夜も、温かいスープを一口飲むと、張り詰めていた体がじんわりと温まり、心がほっと安らぎますよね。料理は毎日のことだからこそ、肩の力を抜きながら、こうした「ちょっとした換算の知恵」を味方につけて、スマートに、そして楽しく美味しい食卓を囲んでいただければと思います。今日のごはん作りが、いつも以上に美味しく、愛おしい時間になると思いますよー
今回は以上でーす。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
なお、この記事は『コンソメ』の特徴やよくある疑問を解説した以下のメイン記事の個別解説パートです。全体像を知りたい方は、ぜひ以下のメイン記事も併せてご覧ください。
また、以下の記事では、『コンソメ』について、味噌汁・チャーハン・うどん・具なしスープなどの美味しい食べ方や、ひみりか家の絶品レシピを解説していますので、併せてご覧ください。
また、以下の記事では、『コンソメ』について、鶏ガラ・ほんだし等との違いやない時の代用、ポトフを作るときのおすすめ代用品を詳しくまとめていますので、併せてご覧ください。



