【ナンプラー】臭い?まずい?苦手でも知るとクセになる魅力を徹底解説!|ひみりか

タイ料理に欠かせない調味料『ナンプラー』を紹介します!臭い?まずい?100均にある?スーパーの売り場は?などの疑問を解決しつつ、ひみりか家の絶品レシピや代用品も徹底解説します!

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目次

はじめに

タイ料理やエスニック料理のレシピで「ナンプラー」と書かれているのを目にする機会があるとは思いますが、なんだっけ?って感じの方がほとんどだと思います。
「どんな味?」「臭いって本当?」「家族が苦手そう…」と、なかなか手に取る勇気が出ない方も多いのではないでしょうか。

実はナンプラーは、タイ料理だけでなく、普段の家庭料理にも驚くほど使える万能調味料なんですよー
独特の香りと深い旨味が特徴で、ほんの少し加えるだけで料理のコクがぐんとアップします。
とはいえ、その個性的な風味や香りに戸惑う方も少なくありません。

私自身も最初は「ちょっとクセが強いかな?」と感じていましたが、使い方や量を工夫することで、今ではガパオライスやチャーハンの隠し味なんかで冷蔵庫に常備するようになりました。

ということで今回は、「ナンプラー」に関するいろんな疑問を解決し、そのうえで、無いときの代用品や、ひみりか家の絶品レシピなんかを紹介しまーす!
「ナンプラー」が気になっている方はもちろん、すでに使っている方にも参考になると思いますので、ぜひ最後まで御覧ください。

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特徴(原材料,主な料理,どんな味?,臭い?,まずい?など)

今回のおすすめ『李錦記 魚醤(ナンプラー)』

今回のアイテムは、S&Bの李錦記 魚醤(ナンプラー)です。

ナンプラーとは

  • ナンプラーは、タイを代表する発酵調味料で、現地では「ナム(液体)」「プラー(魚)」の名の通り、魚を塩漬けにして発酵させた液体調味料です。日本でいう「魚醤(ぎょしょう)」の一種で、タイ料理には欠かせない存在。屋台から高級レストランまで、どの食卓にも必ず置かれているほど、タイの食文化に根付いています。
  • ナンプラーの歴史は20世紀初頭にさかのぼり、もともとはベトナムの魚醤「ヌクマム」を参考に、タイの華人が現地向けに作り始めたのが起源とされています。今ではタイ国内に200以上のナンプラー工場があり、家庭で手作りすることはほとんどありません。

原材料

  • ナンプラーの主な原材料は、カタクチイワシなどの小魚と塩のみ。新鮮な魚を内臓ごと大量の塩に漬け込み、半年から2年ほどじっくり発酵・熟成させます。この発酵過程で魚のタンパク質がアミノ酸に分解され、濃厚な旨味と独特の香りが生まれるのです。
  • 製造工程はとてもシンプルですが、魚の種類や発酵期間、塩の質によって風味や香りが大きく変わります。上質なナンプラーは「一番搾り」と呼ばれ、発酵液の上澄みだけを瓶詰めしたもの。まろやかでクセが少なく、料理の味を格段に引き上げてくれます。
  • 栄養面では、ナンプラーにはアミノ酸やタウリン、ビタミンD、ヨウ素などが豊富に含まれています。これらは骨を強くしたり、疲労回復やアンチエイジング、基礎代謝の促進など、健康面でも注目されています。

ナンプラーの料理

ガパオライス
  • ナンプラーはタイ料理のほぼすべてに使われると言っても過言ではありません。代表的な料理には、ガパオライス、パッタイ(タイ風焼きそば)、トムヤムクン(酸っぱ辛いスープ)、ヤムウンセン(春雨サラダ)、カオマンガイ(鶏飯)、グリーンカレーなどがあります。
  • また、炒め物やスープ、サラダのドレッシング、漬けダレ、唐揚げの下味など、和食や中華、洋食の隠し味としても大活躍。ほんの少し加えるだけで、料理に深いコクと旨味が加わり、いつもの味がワンランクアップします。

具体的なレシピ例

  • ガパオライス
    鶏ひき肉や豚ひき肉を炒め、ナンプラーとオイスターソース、砂糖で味付け。バジルを加えてご飯にのせ、目玉焼きを添えるのが定番です。
  • パッタイ
    米麺を炒め、ナンプラー、タマリンド、砂糖、もやし、エビや鶏肉などを加えて仕上げます。
  • トムヤムクン
    エビやきのこ、トマト、レモングラスなどを煮込み、ナンプラーとライム果汁で味を調えます。
  • ヤムウンセン
    春雨とエビ、豚肉、野菜をナンプラーとレモン汁、砂糖、唐辛子のソースで和えたサラダです。

どんな味?

  • ナンプラーの味は一言でいうと「塩味の効いた醤油に、発酵した魚の旨味が加わった風味」。醤油よりも塩分が高く(約22〜23%)、アンチョビや塩辛のような魚介のコクが特徴です。旨味成分であるアミノ酸が豊富で、少量でも料理に深いコクと奥行きを与えてくれます。
  • 「アンチョビのような味」「塩辛さとコクが同居している」と表現されることが多く、和食の醤油や白だしと比べると、より魚介の風味が強いのが特徴です。加熱すると香りが和らぎ、旨味だけが残るので、炒め物やスープに使うとクセが気になりません。

臭い?どんな匂い?

  • ナンプラーの香りは、発酵食品特有のツンとした強い匂いが特徴です。よく「魚の生臭さ」「靴下のような匂い」「ドッグフードの匂い」と例えられることもあり、初めて嗅ぐと驚く方も多いでしょう。
  • この匂いの正体は、魚のタンパク質が発酵・分解される過程で生じるアミノ酸やアンモニア、硫黄系のガスによるもの。腐敗臭ではなく、発酵がしっかり進んだ証拠です。
  • ただし、加熱すると匂いはかなり和らぎ、旨味だけが残ります。炒め物やスープ、煮物など火を通す料理に使うと、独特の香りが気にならなくなり、深いコクだけが引き立ちます。また、レモンやライム、香味野菜と合わせると、爽やかな風味になり食べやすくなります。

まずい?うまい?

  • ナンプラーは好みが分かれる調味料です。「まずい」「臭い」と感じる方もいれば、「クセになる美味しさ」「料理のアクセントになる」と絶賛する方もいます。
  • 苦手な方の多くは、独特の香りや魚の風味、塩辛さに抵抗を感じるようです。一方で、ナンプラーの香りが食欲をそそる、料理のコクや旨味がアップする、という声も多く、使い方や量を工夫すれば美味しく楽しめます。
  • 特に初心者は「1滴から」使い始め、少しずつ量を増やしていくのがおすすめ。炒め物やスープ、ドレッシングなどに隠し味として加えると、香りが前面に出ず、旨味だけが引き立ちます。苦手な方は、加熱調理や香味野菜、レモン汁などと合わせて使うと、クセが和らぎ食べやすくなります。

調理のコツ(匂いを抑える・旨味を引き出す)

  • 加熱調理で匂いを抑える
    炒め物やスープなど、火を通す料理に使うと、独特の香りが和らぎ旨味だけが残ります。
  • 香味野菜やレモン汁と合わせる
    にんにく、しょうが、パクチー、レモン汁などと組み合わせると、香りがまろやかになり食べやすくなります。
  • 少量ずつ加える
    初心者は「1滴から」使い始め、味を見ながら少しずつ量を増やすのが失敗しないコツです。
  • 隠し味として使う
    和食や洋食にも、隠し味として加えるとコクと旨味がアップします。
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よくある疑問を解決!(100均にある?,スーパーの売り場は?,苦手の理由,辛い?など)

トムヤムクン

100均やコンビニにある?・どこで買える?

ナンプラーは、近年日本でも手軽に入手できるようになりました。主な購入先は以下の通りです。

  • スーパー
    イオン、西友、イトーヨーカドー、ライフ、マルエツなどのアジア系調味料コーナーや輸入食品コーナーに置かれていることが多いです。
  • カルディ、成城石井などの輸入食品店
    本格的なタイブランドや日本ブランドのナンプラーが揃っています。
  • 業務スーパー
    大容量でコスパの良い商品が多く、頻繁に使う方におすすめ。
  • ドン・キホーテ
    エスニック調味料コーナーで見つかることが多いです。
  • 100円ショップダイソー、キャンドゥなど)
    ミニサイズのナンプラーが販売されていることもありますが、店舗によって取り扱いに差があります。
  • ネット通販(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど)
    種類や価格、容量を比較しながら選べるので、確実に手に入れたい方におすすめです。

一方、コンビニやドラッグストアでは基本的に取り扱いがありません。急ぎの場合はスーパーや輸入食品店を探すのが確実です。

スーパーの売り場はどこ?

  • スーパーでナンプラーを探す場合は、中華・エスニック調味料コーナー輸入食品コーナーをチェックしましょう。醤油やオイスターソース、豆板醤などと並んでいることが多いです。
  • 店舗によっては、調味料売り場の一角や、アジア食材コーナーに置かれている場合も。見つからない場合は、店員さんに「ナンプラーはどこにありますか?」と聞いてみるとスムーズです。

いしる・しょっつる・ニョクマムとの違いは?

ナンプラーとよく似た魚醤に、ベトナムの「ヌクマム(ニョクマム)」、日本の「しょっつる」「いしる」があります。それぞれの違いをまとめると、以下の通りです。

名称発祥国主な原材料発酵期間味の特徴香り主な用途
ナンプラータイカタクチイワシ・塩6ヶ月〜18ヶ月うま味と塩味、やや甘みあり強い魚の香り炒め物、スープ、サラダ
ヌクマムベトナムカタクチイワシ・塩12ヶ月〜2年塩味強め、旨み豊かまろやかベトナム料理の万能調味料
しょっつる日本ハタハタ・塩1年以上旨み濃厚、塩分強め軽い魚の香り和風鍋、炒め物、汁物
いしる日本イワシ・サバ・塩1年以上旨みと甘み、まろやか穏やかな魚の香り和食全般、煮物、炒め物
  • ナンプラーはクセが少なくまろやか、塩味と旨味のバランスが良いのが特徴。
  • ヌクマムは塩味が強く、香りもやや強め。ベトナム料理のつけだれやドレッシングに使われます。
  • しょっつるは日本の秋田県発祥で、ハタハタを原料にした上品な魚醤。和食に合うマイルドな風味です。
  • いしるは石川県能登地方の魚醤で、イワシやサバを使い、甘みとまろやかさが特徴。和食の隠し味に最適です。

どれも魚を発酵させて作る点は共通していますが、原材料や発酵期間、香りや塩分濃度に違いがあります。料理によって使い分けると、より本格的な味わいが楽しめます。

苦手に感じる理由は?

  • ナンプラーが苦手と感じる主な理由は、やはり独特の強い香り魚の風味、そして塩辛さです。発酵によって生まれるアンモニアや硫黄系のガスが、初めての方には「生臭い」「クセが強い」と感じられることが多いようです。
  • また、使い方や量を間違えると、料理全体がナンプラーの香りに支配されてしまい、「まずい」「気持ち悪い」と感じることも。特に日本の醤油感覚でたっぷり使うと、塩分過多や香りの強さで失敗しやすいので注意が必要です。
  • 一方で、加熱調理や香味野菜、レモン汁などと合わせて使うと、香りが和らぎ旨味だけが残るため、苦手な方でも美味しく楽しめます。まずは少量から試し、徐々に慣れていくのがおすすめです。

辛いナンプラーとは?

  • ナンプラー自体は辛味のある調味料ではありません。塩味と魚の旨味が主体で、辛さは含まれていません。
  • ただし、タイの食卓では「プリックナンプラー」と呼ばれる、ナンプラーに刻んだ唐辛子やライム果汁、にんにくを加えた調味料がよく使われます。これを料理にかけることで、ピリッとした辛味と爽やかな酸味、ナンプラーの旨味が一体となり、エスニックな風味が楽しめます。
  • 市販でも「唐辛子入りナンプラー」や「ナンプリック・ナンプラー」といった商品があり、辛い料理が好きな方にはおすすめです。
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『ナンプラー』ない時の代用品

ナンプラーが手元にないときや、どうしても苦手な場合は、身近な調味料で代用することができます。ここでは、主な代用品とその特徴、使い方のコツを詳しくご紹介します。

醤油+アンチョビ

  • 特徴と使い方
    アンチョビはカタクチイワシを塩漬けにして発酵させた食品で、ナンプラーと非常に近い風味を持っています。醤油と合わせることで、魚介の旨味と塩味が再現できます。
  • 作り方の目安
    醤油大さじ1+アンチョビ(フィレまたはペースト)10gを細かく刻んで混ぜる。
    レモン汁を少し加えると、よりナンプラーらしい風味に。
  • おすすめの料理
    ・パッタイやフォーなどの麺料理
    ・ガパオライス
    ・ドレッシングや炒め物
  • ポイント
    アンチョビの塩味が強いので、味を見ながら少しずつ加えるのがコツです。イタリアンやフレンチにも応用できます。

オイスターソース+醤油

  • 特徴と使い方
    オイスターソースは牡蠣を発酵させて作る調味料で、濃厚な旨味とコクがあります。醤油と合わせることで、ナンプラーの持つ深い味わいを再現できます。
  • 作り方の目安
    オイスターソース小さじ1/2+醤油大さじ1+塩少々
    レモン汁を加えると、よりエスニックな風味に
  • おすすめの料理
    ・グリーンカレーやガパオライス
    ・炒め物やチャーハン
    ・スープや煮物
  • ポイント
    オイスターソースは甘みが強いので、塩で味を調整しましょう。加熱調理に向いています。

白だし・めんつゆ

  • 特徴と使い方
    白だしやめんつゆは、魚介や昆布の旨味が効いた和風調味料です。ナンプラーの魚介のコクを和風にアレンジしたいときにおすすめ。
  • 作り方の目安
    ナンプラー大さじ1に対して、白だし大さじ1.5〜2
    めんつゆの場合は、3倍濃縮なら大さじ1+レモン汁小さじ1/2
  • おすすめの料理
    ・フォーや春雨スープ
    ・和風炒め物
    ・サラダや冷奴のタレ
  • ポイント
    白だしは塩分が控えめなものが多いので、味を見ながら調整しましょう。レモン汁やにんにくを加えると、よりエスニック感がアップします。

アンチョビ

  • 特徴と使い方
    アンチョビ自体を細かく刻んで調味料として使うことで、ナンプラーの魚介の旨味を再現できます。パスタや炒め物、ドレッシングなど幅広く活用できます。
  • おすすめの料理
    ・シーザーサラダのドレッシング
    ・パスタや炒め物
    ・スープや煮込み料理
  • ポイント
    アンチョビは塩味が強いので、他の調味料とのバランスを見ながら加えましょう。オリーブオイルと合わせると、よりコクが増します。
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『ナンプラー』を使った ひみりか家の絶品レシピ

ガパオライス

彩り豊かで 栄養満点な『ガパオライス』が おうちで簡単にできちゃうレシピです!
独特の風味が絶妙に美味しい本格的なタイ料理です!

チャーハンや肉野菜炒めの隠し味

普段の「チャーハン」や「肉野菜炒め」に、お塩の代わりにナンプラーを少量加えるだけで、コクと深みがアップします。特に冷蔵庫の残り野菜やウインナーを使った炒め物も、ナンプラーを加えると一気にエスニックな味わいになるので、いつもと違う感じになります。

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「ナンプラー」について徹底ガイド|種類や選び方のポイント

書籍、Webサイト、YouTubeなど幅広く情報収集しました。

ナンプラーの種類と分類

砂糖の有無による分類

ナンプラーは、原材料や製法によっていくつかのタイプに分かれます。特に重要なのが「砂糖の有無」です。

  • 砂糖不使用タイプ
    カタクチイワシと塩のみで作られた本格派。塩味が強く、魚の旨味がストレートに感じられます。タイ現地の味を再現したい方や、料理上級者におすすめです。
  • 砂糖入りタイプ
    砂糖や糖類を加えて発酵させたもの。塩味がまろやかになり、独特の魚臭さも抑えられています。ナンプラー初心者や日本人の味覚に合わせたい方にぴったりです。

熟成度・搾り方によるランク

  • 一番搾り(1級品)
    発酵した魚から最初に抽出した上澄み液のみを使用。雑味が少なく、豊かな風味と上品な味わいが特徴です。価格は高めですが、料理の味を格段に引き上げてくれます。
  • 二番搾り・三番搾り(2級品・3級品)
    一番搾りの後に残った魚に塩水や調味料を加えて再度抽出したもの。まろやかでリーズナブルな価格帯が多く、初心者にも使いやすいです。

その他の分類

  • 無添加タイプ
    保存料や化学調味料を使わず、魚と塩だけで作られたもの。健康志向の方や小さなお子様がいるご家庭にもおすすめです。
  • オーガニック・グルテンフリー
    最近はオーガニック認証やグルテンフリー対応の商品も登場し、アレルギーや食事制限のある方にも選択肢が広がっています。

主要ブランドと商品比較(日本で入手しやすい銘柄)

ナンプラーはブランドによって香りや味わいが大きく異なります。ここでは、日本国内で入手しやすい主要ブランドを比較し、それぞれの特徴をまとめます。

ブランド名主な特徴・ポイント価格帯(目安)容量(目安)砂糖有無熟成期間入手性
メガシェフ2年熟成、無添加、まろやかで上品な味。初心者にも人気800〜1,000円200〜700mlあり24ヶ月カルディ等
ティパロスタイ国内No.1シェア、1.5年熟成、コスパ良好400〜600円300〜700mlあり18ヶ月スーパー等
ユウキ食品砂糖不使用、クセ控えめ、初心者向け300〜700円70〜600gなし12ヶ月スーパー等
バランス24ヶ月熟成、上品でクセが少ない500〜1,000円200〜700mlあり24ヶ月輸入食品店等
フラインググース12ヶ月熟成、砂糖入りでマイルド、卓上ボトル300〜800円200mlあり12ヶ月カルディ等
丸美屋日本人向けに調整、マイルドでクセが少ない600〜800円150mlなし不明スーパー等
SQUID BRANDタイの定番ブランド、大容量でコスパ良好800〜1,000円700mlあり不明業務スーパー等

各ブランドの特徴を活かして、用途や好みに合わせて選ぶのがポイントです。たとえば、炒め物や本格的なタイ料理にはクセの強い現地ブランド、サラダや和食の隠し味にはマイルドな日本ブランドが向いています。

ナンプラーの栄養成分

ナンプラーは、魚由来のタンパク質やアミノ酸、ミネラル(ヨウ素、カルシウム、マグネシウムなど)が含まれています。特に必須アミノ酸やDHA・EPA、タウリン、ビタミンDなど、魚の栄養素が凝縮されているのが特徴です。

主な栄養成分特徴・健康効果
ナトリウム塩分が高いので摂取量に注意。少量でしっかり味が決まる
アミノ酸旨味とコクを演出。代謝サポートや筋肉維持に重要
DHA/EPA中性脂肪低減、認知症予防、血流改善など
タウリン疲労回復、認知症予防、免疫力向上
ビタミンD骨の健康、免疫力アップ
ヨウ素代謝促進、老化防止、美肌効果

ただし、塩分含有量は15〜23%と高めなので、使い過ぎには注意が必要です。減塩調理を目指す場合は、ナンプラーの旨味を活かして他の塩分を控える工夫が有効です。

ナンプラーの選び方のポイント

原材料・添加物の有無をチェック

  • 砂糖不使用タイプは本格派、塩味が強めで魚の旨味がダイレクトに感じられます。
  • 砂糖入りタイプはまろやかでクセが少なく、初心者や日本人の味覚に合いやすいです。
  • 無添加タイプは健康志向の方やお子様にも安心。保存料や化学調味料の有無を確認しましょう。

ブランド・原産国で選ぶ

  • 本場タイのブランド(メガシェフ、ティパロス、バランスなど)は、長期熟成で旨味が凝縮されており、本格的なタイ料理に最適です。
  • 日本ブランド(ユウキ食品、ヤマモリ、丸美屋など)は、マイルドでクセが少なく、日本人向けに調整されています。初めての方や和食への応用にもおすすめです。

容量・コスパで選ぶ

  • 少量ボトル(70〜150ml)は、初めて使う方や使い切りやすさ重視の方にぴったり。
  • 大容量ボトル(300〜700ml以上)は、エスニック料理を頻繁に作る方やコスパ重視の方におすすめです。
  • 開封後は酸化しやすいため、1ヶ月〜2ヶ月で使い切れる容量を選ぶと最後まで美味しく楽しめます。

熟成期間・品質で選ぶ

  • 一番搾り(1級品)は、雑味が少なく、料理の味を格上げしたい方におすすめです。
  • 長期熟成(18〜24ヶ月)**のものは、香りや旨味がより豊かで、上品な味わいが楽しめます。

ナンプラーの保存方法と使い切りのコツ

正しい保存方法

ナンプラーは塩分が高く腐りにくいですが、風味や品質を保つためには適切な保存が大切です。

  • 未開封
    直射日光や高温多湿を避け、常温・冷暗所で保存。
  • 開封後
    キャップをしっかり閉め、冷暗所または冷蔵庫で保存。特に夏場や長期保存時は冷蔵庫がおすすめです。
  • ボトルの口元を清潔に
    液だれや食材の付着を避け、清潔な布で拭き取ると劣化防止になります。

賞味期限と使い切りの目安

  • 未開封:1〜2年が目安。商品記載の日付を確認しましょう。
  • 開封後:6ヶ月以内に使い切るのが理想。色や香り、味に異常があれば使用を控えてください。

使い切りのコツ

  • 大量消費レシピや常備菜作り
    鶏肉や豚肉の炒め物、春雨サラダ、チャーハンなど、まとめて作って保存しておくと使い切りやすいです。
  • ちょい足し調味料として活用
    和洋中問わず、炒め物やスープ、ドレッシング、煮物などに少量加えるだけでコクがアップします。

まとめ

ナンプラーは、東南アジア料理だけでなく、和食や洋食、中華にも応用できる万能調味料です。独特の香りや塩味の強さに戸惑うこともあるかもしれませんが、少量ずつ使い、加熱や香味野菜、柑橘類と組み合わせることで、誰でも美味しく楽しむことができます

選び方のポイントや保存方法、代用調味料の活用法を知っておけば、ナンプラーは料理の幅をぐんと広げてくれるはず。ぜひ、今日の食卓にナンプラーを取り入れて、新しい美味しさを発見してみてください。

今回は以上でーす。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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