臭い?どんな味?まずい?辛い?賞味期限切れでも大丈夫?など『ナンプラー』の特徴、気になる疑問について徹底解説します!
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エスニック料理店に一歩足を踏み入れたとき、ふんわりと漂ってくるあの異国情緒あふれる香り。おうちでもあの本格的な味わいを再現したくて、ナンプラーを買ってみたことがある方も多いのではないでしょうか。
でも、「ガパオライスを作るためだけに買ったけれど、一回使ったきりで冷蔵庫の隅に眠っている」「なんだか独特の匂いがあって、普段のお料理にどう使えばいいのかわからない」と、ちょっぴり持て余してしまうこともありますよね。
実は、かつての私もそうでした。ナンプラーを「タイ料理専用の難しい調味料」だと思い込み、使い切れずに賞味期限を迎えてしまった苦い経験があります。しかし、その豊かな旨味の引き出し方を知ってからは、お味噌汁やいつもの卵焼き、炒め物などの隠し味として、毎日のごはんに欠かせない心強い相棒になりました。
ナンプラーは、コツさえ掴めば私たちの暮らしにそっと寄り添い、いつものお料理をぐっと美味しくしてくれる魔法のような万能調味料なのです。この記事では、皆さんが抱きがちな「臭いの?」「まずくない?」「賞味期限が切れたらどうする?」といった疑問を優しく解きほぐし、毎日の食卓がもっと楽しくなるような美味しい活用術をたっぷりとお伝えしますね。
なお、この記事は『ナンプラー』の特徴やよくある疑問を解説した以下のメイン記事の個別解説パートです。全体像を知りたい方は、ぜひ以下のメイン記事も併せてご覧ください。
『ナンプラー』の特徴を徹底解説

ナンプラーとは
ナンプラーとは、主にタイ料理の味付けのベースや仕上げに欠かせない、魚を原料とした発酵調味料「魚醤(ぎょしょう)」のことです。大豆から作られる日本の醤油とは異なり、魚の旨味がぎゅっと凝縮された琥珀色の美しい液体です。

その歴史は非常に古く、メコン川流域の豊かな自然環境と人々の生活の知恵から生まれました。乾季に水が引く際、水田からあふれ出る大量の小魚を一日のうちに処理しなければならない切迫した状況の中で、農民たちがたどり着いたのが「塩漬けにして発酵させる」という保存の答えだったのです。また、無駄な殺生を避けるという上座部仏教の倫理観も、網で獲れた小さな命を丸ごと生かして調味料にするというこの文化を後押ししました。
現在の近代的な製法のルーツは1922年にあります。中国の潮州から移住した華人商人が、ベトナムの魚醤の製法をタイに持ち込み、初の近代工場を設立しました。中国語の「魚露」をタイ語に直訳した「ナンプラー(ナム=水、プラー=魚)」という名前も、この時に定着したと言われています。
伝統的な「古式製法」では、塩水と酵母を加えて自然発酵させ、長い時間をかけて搾り出します。この搾る段階(回数)によって、ナンプラーの品質や味わいには以下のようなグラデーションが存在します。
| 搾りの種類 | 特徴と風味の傾向 |
| 一番搾り(本ナンプラー) | 最初の熟成(約1〜2年)で得られるもっとも上質な上澄み液。雑味がなく、魚本来の香ばしさと濃厚な旨味が詰まった極上品。 |
| 二番搾り(本ナンプラー) | 一番搾り後の残った魚に、再び濃い塩水を足して熟成・攪拌させたもの。一般的に少量の砂糖などを加えて味を調える。 |
| ミックスナンプラー | 三番搾り以降の液体に、塩水や添加物、着色料などを加えて調味した大量生産向けの安価なタイプ。 |
お買い物をする際には、ボトルの原材料表示を見て、一番搾りや本ナンプラーと書かれた上質なものを選ぶと、独特の生臭みが少なくすっきりとした旨味を楽しめますよ。
原材料
ナンプラーの原材料は、基本的には「カタクチイワシなどの小魚」「塩」「水」という非常にシンプルな構成です。魚の内臓を取り除かずに丸ごと塩に漬け込むため、内臓に含まれる強力な消化酵素が魚のタンパク質を自然に分解し、アミノ酸という極上の旨味成分をたっぷり生成します。また、塩味の角を丸くしてマイルドな味わいにするために、わずかな砂糖が添加されているものもあります。
実は、私たち日本人の暮らしのすぐそばにも、ナンプラーと同じ製法で作られている素晴らしい伝統の魚醤が存在します。秋田の「しょっつる」や能登の「いしる(いしり)」です。それぞれの個性を比較してみましょう。
| 魚醤の名前 | 主な産地 | 代表的な原材料 | 風味と熟成の特徴 |
| ナンプラー | タイ | カタクチイワシ、塩、砂糖(一部) | 1年〜2年ほどの熟成。魚介の豊かなコクの中に、ほのかな甘みを感じる。 |
| しょっつる | 日本(秋田県) | ハタハタ、塩 | 新鮮なハタハタを使うため、魚醤の中では特にクセが少なく上品でクリアな味わい。 |
| いしる(いしり) | 日本(石川県・能登) | イワシ・サバ、または真イカの内臓、塩 | 2年以上の長期熟成。カドが取れた非常にマイルドで深いコクがあり、ナンプラーのクセが苦手な方にもおすすめ。 |
日本の魚醤は、基本的には原材料が「魚と塩のみ」で作られており、日本の気候に合わせた長期熟成のおかげで、ナンプラーに比べてどこかホッとする和の香りが漂います。世界の調味料が日本の伝統とも深く繋がっているなんて、なんだかロマンを感じてしまいませんか?でこれほど豊かな旨味が生み出されるのは、発酵という自然の恵みがあってこそですね。
どこの国?ベトナム?
「ナンプラーってベトナムの調味料だっけ?」と迷われることもありますよね。正解は、ナンプラーは「タイ」の調味料です。そして、お隣の国である「ベトナム」で愛されている同類の魚醤は、「ヌクマム(またはニョクマム)」と呼ばれています。
どちらもカタクチイワシを塩漬けにして作るため基本的には同量で相互に代用できますが、それぞれの国の食文化に合わせた丁寧なこだわりがあり、少しずつ味わいが異なります。
| 項目 | ナンプラー(タイ) | ヌクマム(ベトナム) |
| 熟成期間 | 1年〜1年半が一般的(比較的長い)。 | 半年〜1年程度(比較的短い)。 |
| 成分と味付け | 熟成後に砂糖を加えて味をまろやかに整えることが多い。 | 搾ったそのままの原液。魚由来のアミノ酸成分(窒素量)が非常に濃い。 |
| 味わいの特徴 | 塩味がしっかりと強く際立ち、甘みとのバランスが良い。 | 魚本来のフレッシュで芳醇な香りが強く、素材そのものの深みがある。 |
タイ料理のパッタイやガパオライスには塩気の引き締まったナンプラーが使われ、ベトナムの優しいスープやお米の麺(フォー)には旨味の深いヌクマムが使われます。おうちでエスニック料理を作る際、手に入りやすい方を代用しても十分に美味しく作れますので、好みの加減で塩や砂糖を微調整しながら楽しんでみてくださいね。
塩分
健康的な食生活を意識する中で、「ナンプラーは塩分が高そうだから心配…」と思われる方も多いでしょう。
確かに、ナンプラーの塩分濃度は約20%〜25%(平均して22.9%程度)と非常に高く、日本の濃口醤油(約14.5%)や薄口醤油(16.0%)と比較しても、その塩辛さは一目瞭然です。そのため、日本の醤油と同じ感覚でドバドバと使ってしまうと、塩分過多になってしまいます。
しかし、ここにナンプラーの素晴らしい秘密があります。ナンプラーは魚を丸ごと発酵させているため、動物性アミノ酸(旨味成分)が限界まで凝縮されています。そのため、ほんの少量(醤油の半分程度の量)を使うだけで、料理に深いコクと十分な満足感を与えることができるのです。
例えば、毎日のコンディショニングや、ご家族の健康維持を意識した塩分控えめの食事作りにおいて、スープや野菜炒めの仕上げにナンプラーを「ほんの数滴」落としてみてください。醤油だけで味をつけようとするよりも、圧倒的に少ない塩分量で、豊かな旨味としっかりとした塩味を感じることができます。塩分を控えることによる「味気なさ」を、ナンプラーが持つ自然の旨味成分が補ってくれるのです。
賢く使えば、ナンプラーは私たちの健やかなカラダづくりと、美味しい減塩生活をそっとサポートしてくれる頼もしい味方になってくれますよ。
保存方法
ナンプラーを購入した後に一番迷うのが、「冷蔵庫に入れるべき?それとも常温でいいの?」という疑問ではないでしょうか。

実際、日本の多くの商品のラベルには「開封後は冷蔵庫で保存」と書かれています。しかし、本場タイの家庭や屋台では、冷蔵庫にナンプラーが入っている光景はほとんど見られません。非常に高い塩分濃度に守られているため、常温でも細菌が繁殖しにくく、腐敗しにくい調味料だからです。
保存方法における「常温」と「冷蔵」の最大の違いは、風味の維持と「結晶化」にあります。
- 冷蔵保存のメリットと注意点
冷蔵庫に入れることで、空気による酸化や風味の劣化を最も穏やかに抑えることができます。しかし、ナンプラーは高濃度の塩水であるため、冷やされることで液体中の塩分やアミノ酸が結晶化しやすくなります。ボトルの底に透明できれいな立方体の結晶が溜まり、振るとカラカラと音がすることがありますが、これは品質には全く問題ありません。 - 常温保存(冷暗所)のメリットと注意点
ガスコンロの周辺や直射日光の当たる場所を避け、涼しくて暗い場所に密閉して保管すれば、結晶化を防ぎながら保存できます。ただし、高温にさらされると酸化が進み、不快な酸化臭の原因になりますので場所選びには気をつけてくださいね。
「使う頻度が高く、数ヶ月で使い切る」という方は、使いやすくて結晶化もしにくいキッチンの棚(冷暗所)へ。逆に「たまにしか使わず、長持ちさせたい」という方は、結晶化は許容した上で冷蔵庫のドアポケットへ入れておくのがおすすめです。ご自身のライフスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
賞味期限は?賞味期限切れでも大丈夫?
「冷蔵庫の奥から数年前のナンプラーが出てきたけれど、これって腐っているの?」と、処分を迷った経験はありませんか?未開封のナンプラーの賞味期限は、一般的に製造から「約2年間」と非常に長く設定されています。

ナンプラーは味噌や醤油と同じく発酵調味料ですので、賞味期限(美味しく食べられる期限)を過ぎたからといって、すぐに食べられなくなる(腐る)わけではありません。未開封で直射日光を避けて保管されていたものであれば、期限を多少過ぎていても問題なく使えることがほとんどです。時間が経つと液体がさらに黒ずんでドロドロとしてくることがありますが、これは発酵熟成が進んでいる証拠でもあります。
ただし、開封した後のボトルは空気に触れて少しずつ劣化していきますので、五感を使って安全に使用できるか確認することが大切です。もし、以下のような「劣化・腐敗のサイン」が一つでも見られた場合は、使用を避けて処分してください。
- 異常な粘り気
常温に戻しても糸を引くようなドロッとした強い粘り気がある場合。 - カビの発生
液面に白い膜のようなカビが浮いていたり、キャップ周りにカビが付着している場合。 - 不快な異臭
ナンプラー本来の豊かな磯の香りとは異なる、ツンと鼻を刺すようなアンモニア臭や、腐った酸っぱい臭いがする場合。 - 異常な味
ほんの少し舌先で味見をした際、ピリピリとした刺激や、不快な苦味・酸味を感じる場合。
『ナンプラー』の気になる疑問を徹底解説

使い方・使い道は?
ナンプラーはタイの伝統的な魚醤であり、現地では日本の醤油と同じように日常的に使われています。カタクチイワシなどの魚を塩漬けにして発酵・熟成させた液体で、魚介由来の豊かな旨味が凝縮されているのが最大の特徴です。

「エスニック料理専用」と思われがちですが、基本的には「かける・漬ける・炒める」といった様々な用途に、和風だしや醤油の感覚で使用できます。特に、スープや汁物に数滴垂らすだけで、出汁を取る手間をかけずに深みのある旨味を加えることができます。
注意したいのは、塩分濃度の高さです。一般的な醤油の塩分濃度が16~18%であるのに対し、ナンプラーは20~24%と非常に高い塩分を持っています。そのため、醤油と同じ感覚で大量に使うと塩分過多になりやすく、注意が必要です。醤油の代わりに使う場合は量を控えめにし、少しずつ味を見ながら足していくのが美味しく仕上げる秘訣です。目安として、醤油大さじ1をナンプラーに置き換える場合は、小さじ2程度に抑えると丁度良い塩梅になります。
日常の食卓に取り入れやすい和食への応用アイデアも豊富に存在します。
- 味噌汁の隠し味に
味噌を少し減らし、仕上げにナンプラーを小さじ1/2〜1程度加えることで、白だしのような深い旨味と塩味が加わり、味がきゅっと引き締まります。 - 唐揚げの下味に
醤油とナンプラーを半々にして、お酒、ニンニク、生姜とともに鶏肉に揉み込むと、まるでお店のようなやみつきになる味わいに仕上がります。 - 魚の漬けだれに
刺身用のカツオやサーモンを、ナンプラーとアルコールを飛ばしたみりんを合わせたタレに漬け込むことで、まろやかなコクが楽しめます。 - ナンプラー味玉
ナンプラー、砂糖、みりん、水を合わせてレンジ加熱したタレに半熟卵を半日以上漬け込み、仕上げにごま油とブラックペッパーを振ると、絶好のおつまみになります。
どんな味?
ナンプラーの味わいは、エッジの効いたシャープな塩味の奥から、圧倒的な魚介の旨味がじんわりと広がっていくのが特徴です。そのまま少し舐めてみると、突き抜けるような強い塩気と、アンチョビやイカの塩辛を思わせる凝縮された海のコクに驚かされます。
この奥深い旨味の秘密は、その製造工程にあります。生の小魚を塩漬けにし、発酵・熟成させることで、タンパク質がアミノ酸へとゆっくり分解されます。その上澄み液を濾したナンプラーには旨味成分や栄養素がぎゅっと凝縮されているため、ごく少量でも料理全体に立体的な奥行きを与えてくれるのです。
他の調味料と比べると、その個性がさらに際立ちます。
- 醤油との違い
醤油が大豆や小麦といった穀物由来のまろやかな甘みや香ばしさを持つのに対し、ナンプラーは純粋な魚由来のダイレクトなコクを持っています。 - ヌクマム(ベトナムの魚醤)との違い
ヌクマムに比べると、ナンプラーは独特の癖のある香りがやや穏やかで、すっきりとした塩気が前面に出る傾向があります。
なお、市販品の中には、醤油に近いマイルドな香りで塩味が控えめな製品(例:THE FISH SAUCEなど)もあり、魚の臭みが苦手な方でも扱いやすい種類が存在します。単に塩辛いだけでなく、料理のポテンシャルをぐっと引き上げてくれる非常に優秀な調味料です。
まずい?美味しい?
「ナンプラーを買ってみたけれど、まずかった」と感じてしまう方の多くは、その「使い方」に原因があることがほとんどです。

ナンプラーは非常に個性がはっきりした調味料のため、日本の醤油と同じように生のまま冷奴やお刺身にドバドバとかけてしまうと、強い塩分とダイレクトな魚の香りが主張しすぎてしまい、「まずい」という印象になりやすいのです。しかし、これこそが大きな誤解なのです。
ナンプラーを「美味しい!」と感じていただくための魔法のテクニックは、ほんの少し熱を加えること、そして相性の良い食材と組み合わせることです。加熱をすると、ツンとする独特の香りが驚くほど穏やかになり、料理全体に極上のコクとまろやかな旨味だけをプラスすることができます。
私も、かつて初めて家庭でナンプラーを使った炒め物に挑戦した際、最初はキッチンに広がる独特の香りに不安を覚えました。でも、強火で十数秒ほど炒め続けると、不思議なほど生臭さがきれいに消え去り、驚くほどまろやかで奥深い旨味だけが残ったのです。この劇的な変化を体験して以来、ナンプラーの持つ調理効果の虜になりました。一度コツを掴んでしまえば、これほど料理を簡単に美味しくしてくれる頼もしい調味料は他にありません。
辛い?
「タイ料理=辛い」というイメージがとても強いため、「ナンプラーそのものも辛いのでは?」と思われている方が意外と多くいらっしゃいます。でも、ご安心ください。ナンプラーの原材料はカタクチイワシなどの魚と食塩、水だけであり、唐辛子などの辛み成分は一切含まれていません。

では、なぜ多くの方が「辛い」と思い込んでしまうのでしょうか。その理由は、タイの食堂で必ず見かける「プリックナンプラー」という定番調味料にあります。これは、ナンプラーに輪切りにした生の唐辛子(プリック)をたっぷりと漬け込んだもので、現地の人々はこれをスープやご飯ものにかけて自分好みの辛さに調節します。
さらに、新鮮な生エビをスパイシーなソースとナンプラーで和えた「クンチェナンプラー」などの人気料理が、非常にホットな味わいであることも影響しているのでしょう。ナンプラー自体には辛みが全くありませんので、辛いものが苦手な方や小さなお子様がいるご家庭でも、旨味調味料として安心して日々の料理に大活躍させることができますよ。
臭い?例えるとどんな匂い?
ナンプラーを語る上で避けて通れないのが、あの独特の「におい」ですよね。
例えるならば、アンチョビの缶詰を数日置いておいたような濃厚な匂いや、イカの塩辛、あるいは日本の伝統的な干物である「くさや」を思わせる、発酵魚介特有のツンとした香気です。その強烈な個性は「くさやの6倍」と表現されることもあり、人によっては「魚醤に塩辛、そしてドブを混ぜたような匂い」と例えるほどです。初めてボトルを開けて直接匂いを嗅いだとき、その強烈さに思わず顔をしかめてしまう方も少なくありません。

また、不快な生乾きの雑巾のような匂いを連想する方もいますが、これは部屋干し臭の原因とされる「モラクセラ菌」による揮発性化合物と、魚介の発酵プロセスで生じる成分に化学的な類似性があるためと考えられます。この生臭さの正体は、主に「トリメチルアミン(TMA)」という物質です。魚が持つ旨味成分が時間とともに分解されて発生するもので、揮発性が高く、アルカリ性であるという科学的特徴を持っています。
この匂いを上手にコントロールし、心地よい香りに変えるためのポイントは以下の2点です。
- 加熱して匂いを飛ばす
- トリメチルアミン(TMA)は非常に揮発しやすいため、熱を加えることで空気中へと飛んでいきます。
- 例えば、ガパオライスを作る際にも、フライパンでしっかりと加熱しながらナンプラーを絡めることで、不快な生臭さが消え、食欲をそそる香ばしい風味へと昇華されます。
- 酸味や香味野菜と合わせる
- アルカリ性のトリメチルアミン(TMA)は、酸性のレモン汁やお酢と出会うことで中和され、匂いが一気に抑えられます。
- また、にんにく、生姜、ネギ、セロリといった香りの強い野菜と組み合わせることで、生臭さが上手にマスキングされ、爽やかでエキゾチックな香りに変化します。
「ちょっと匂いが苦手かも……」と感じたら、まずはこれらの方法を試してみてくださいね。驚くほど食べやすくなるはずです。なお、衣服や髪に付着した匂いは水溶性のため、洗剤で洗えばきれいに落とすことができます。
ナンプラー顔ってどんな顔?
最後に、ちょっとクスッと笑ってしまうようなトレンドのお話をご紹介します。人の顔立ちを「塩顔」や「醤油顔」など、調味料に例える表現はすっかりお馴染みですよね。その中で、最近静かに注目を集めているのが「ナンプラー顔」です。
その歴史は古く、1988年の流行語大賞に「しょうゆ顔・ソース顔」が選ばれたことから始まり、2010年代に「塩顔男子」が定着したことで多種多様な調味料へと拡張されました。
その派生形として存在する「ナンプラー顔」とは、ソース顔よりもさらに深く、エキゾチックで南国風の温かみを感じさせる濃い顔立ちを指します。具体的には、以下のような特徴が挙げられます。
- 太く男らしい眉と、吸い込まれそうなほど大きくて力強い瞳
- 鼻筋がしっかりと通り、目元から鼻にかけての彫りが非常に深い骨格
- 髭がよく似合い、どこか野生のセクシーさとオリエンタルな色気を放つ雰囲気
芸能人で例えると、ネプチューンの名倉潤さんがその代表格として有名です。一方、同じ「濃い顔」でも、映画やドラマで大活躍されている山田孝之さんのようなタイプは、端正で洋風な彫りの深さから典型的な「ソース顔」に分類されます。ソース顔よりもさらに一歩、タイやベトナムなどの東南アジアを感じさせる独特の深い魅力と、一度見たら忘れられない個性を持つ顔立ちが「ナンプラー顔」として親しまれているのです。
『ナンプラー』の美味しい食べ方を徹底解説

ナンプラーは、カタクチイワシなどの小魚を塩漬けにしてじっくり発酵・熟成させていて、発酵の過程で魚のタンパク質が豊富なアミノ酸へと分解されているため、醤油や出汁のような役割をこれ一本で完璧にこなしてくれる実力を持っています。単なるエスニック料理専用の調味料ではなく、和食や洋食をも劇的に美味しくする「液体旨味だし」なのです。
そこで、以下の記事では、ナンプラーのポテンシャルを最大限に引き出す美味しい食べ方や、ひみりか家の絶品レシピについて詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください!
個別の深掘り記事の内容
【ナンプラーの美味しい食べ方を徹底解説】
- スープに入れると美味しい?
- たれやソースが美味しくできる?
- パクチーと合う?
- キムチに入れると美味しい?
- 鍋に入れると美味しい?
- 野菜炒めが美味しくなる?
- そうめんに入れると美味しい?
- 焼きそばが美味しくなる?
- 大量消費したい時どうする?
【ナンプラーを使った ひみりか家の絶品レシピ】
- ガパオライス
- チャーハンや肉野菜炒めの隠し味
市販の『ナンプラー』を徹底解説

ガパオライスやフォー、パッタイといった人気のタイ料理に挑戦してみたいと思ったとき、「どこに行けば手に入るのかしら?」とお店の棚を探した経験を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで、以下の記事では、ナンプラーが100円ショップや業務スーパーなどの身近なお店での取扱状況から、各種スーパーのどこの売り場で手に入るのかについて詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください!
個別の深掘り記事の内容
【市販のてんさい糖 どこで買える?】
- 100均(ダイソー、セリア、キャンドゥ)
- スーパー
- 業務スーパー
- 西友
- イオン
- ドンキ
- カルディ
- 成城石井
- コンビニ(セブンイレブン、ローソン)
- ネット通販(Amazonなど)
【ナンプラーの売り場】
- スーパーの売り場はどこ?何コーナーにある?
『ナンプラー』との違い・代用を徹底解説

おうちでもガパオライスや生春巻きに挑戦してみたいと思った時にレシピの主役として登場するのが、タイの万能魚醤「ナンプラー」です。でも、いざ使おうとすると「買い忘れてしまって手元にない」といった悩みに直面することも少なくありません。
そこで、以下の記事では、さまざまな調味料との違いを比較しながら、万が一おうちにないときでもサッと作れる代用レシピについて、私の体験談を交えながら詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください!
個別の深掘り記事の内容
【ナンプラーとの違い・代用】
- 魚醤(総称)
- ヌクマム・ニョクマム
- いしる
- しょっつる
- オイスターソース
- ポン酢
- 白だし
- 醤油
- アンチョビ
まとめ

使いこなすのが難しいと思われがちなナンプラーですが、実は私たちの暮らしに溶け込む日本の発酵調味料と通じ合う、非常に優秀で温かみのある調味料です。
豊富な旨味(グルタミン酸)は、鶏肉や魚介類、キノコ類の持つ成分と出会うことでお互いを引き立て合い、家庭のいつものお料理を驚くほど表情豊かで贅沢な一皿へと昇華させてくれます。
さらに、健康的なライフスタイルや減塩に気を使われている方にも、ナンプラーはとてもおすすめしたい選択肢です。塩分をただカットするだけでは食事が味気なく寂しいものになってしまいますが、ナンプラーの持つ圧倒的な旨味(グルタミン酸ナトリウムなど)を上手に活かすことで、塩分量を抑えながらも「しっかり美味しく満足感がある」という、無理のない健康的な食習慣を優しくサポートしてくれます。
冷蔵庫の奥で眠っていたナンプラーが、今日からみなさんの暮らしに寄り添い、毎日の食卓にたくさんの美味しい笑顔を届ける魔法のスパイスになると思いますよー
今回は以上でーす。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
『ナンプラー』について個別に詳細を解説した記事も併せてご覧いただけると、大変嬉しいです!




