和菓子に欠かせない伝統食材『白玉粉』を紹介します!太る?水を入れすぎたら?賞味期限切れでも大丈夫?体に悪い?100均・ダイソー・コンビニで売ってる?どこに売ってる?違いや代用(片栗粉・だんご粉・上新粉・もち粉・米粉) などの疑問や、ひみりか家の絶品レシピを徹底解説します!
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冬の凍てつくような寒さの中で、清らかな水にさらされ、丁寧に作られてきた「白玉粉」。その真っ白で純粋な輝きを目にすると、私たちはどこか懐かしく、そして背筋が伸びるような凛とした心地よさを感じます。指先で触れれば、さらさらと雪のように崩れる繊細な塊。でも、ひとたび水と出会い、手のひらで捏ね上げられれば、驚くほどしなやかで力強い弾力を宿します。この劇的な変化こそが、白玉粉という素材が持つ最大の魔法であり、古くから日本人の感性を豊かに彩ってきた理由なんですよー
私たちが手軽にスーパーで購入しているその一袋には、実は何百年もの間受け継がれてきた伝統の技が凝縮されています。白玉粉の最大の魅力は、なんといってもあの「つるん」としたなめらかな口当たりと、「もちもち」とした力強くも優しい弾力でしょう。この食感は、お餅とはまた異なり、粒子が非常に細かいために生まれる繊細な芸術品のようなものです。お子様からお年寄りまで、誰もが笑顔になれる不思議な力を持っています。
でも、白玉粉を普段頻繁に使う方は少ないと思いますので、いざ白玉粉を使ってお菓子を作ろうとすると、いろんな疑問がわいてきたり 失敗したりが多くなると思います。
ということで今回は、『白玉粉』について、特徴(賞味期限切れ、太る、体に悪い など)、気になる疑問(水を入れすぎた、100均、ダイソー、コンビニ、どこに売ってる など)、違いや代用(片栗粉・だんご粉・上新粉・もち粉・米粉)、ひみりか家の絶品レシピを徹底解説しまーす!
『白玉粉』が気になっている方はもちろん、すでに使っている方にも参考になると思いますので、ぜひ最後まで御覧ください。
『白玉粉』の特徴(賞味期限切れ、太る、体に悪い など)

今回のおすすめ『火乃国食品 清泉印白玉粉』
白玉粉とは
- 白玉粉(しらたまこ)とは、もち米を原料とし、その細胞からデンプン質を純粋に取り出した極めて精巧な米粉です。最大の外見上の特徴は、粉末状というよりも、数ミリから一センチ程度の不揃いな塊(サイの目状)が含まれている点にあります。この塊は、製造過程で乳液状になったデンプンを圧搾し、板状に整型してから乾燥・粉砕する際に生じるもので、決して劣化や不良品ではありません。この独特のテクスチャーは、水に触れた瞬間に速やかに溶解し、粒子が極めて細かいために、仕上がりの滑らかさが圧倒的に優れているという利点に直結しています。
- 歴史層を遡ると、白玉粉の起源は江戸時代初期にまで行き着きます。一説には、江戸の亀有で玉屋三次郎という人物が創製したとされており、当時は「寒晒し(かんざらし)」という名で親しまれていました。その名の通り、一年のうちで最も水が冷たく澄んでいる大寒の時期に、もち米を水に浸し、何度も水を替えながら不純物を洗い流して乾燥させるという、過酷かつ繊細な工程を経て作られていました。この極寒の中での作業が、雑菌の繁殖を抑え、白玉粉特有の混じりけのない純白の色調と、雑味のない上品な甘みを生み出す鍵となっていました。
- 江戸時代、この白玉粉は宮中や将軍家、あるいは諸大名といった限られた特権階級にのみ供される非常に贅沢な食材でした。庶民がこの滑らかな食感を日常的に楽しめるようになったのは、明治時代以降のことです。かつてお殿様が愛でたその気品ある食感は、時を超えて現代の私たちの食卓にも受け継がれており、一粒の白玉団子の中に、日本の悠久の歴史が息づいていることを感じずにはいられません。
- 白玉粉が他の米粉と決定的に異なる点は、「冷やしても固くなりづらい」という化学的な安定性にあります。一般的なお米(うるち米)から作られる上新粉などは、冷えるとデンプンが「老化」と呼ばれる現象を起こして硬くなってしまいますが、白玉粉はアミロペクチンという成分が豊富であること、そして水挽きによってデンプンが高度に精製されていることから、冷蔵庫で冷やしたり氷水にさらしたりしても、その柔和なもちもち感を保ち続けることができるのです。
原料
白玉粉の命ともいえる原料は、100%「もち米」です。私たちが日常的に主食として食べているうるち米とは異なり、もち米はデンプンの構成がほぼアミロペクチンのみで占められています。このアミロペクチンこそが、加熱された際に水分を抱え込み、あの独特の粘り、弾力、そして艶やかさを生み出す魔法の成分なのです。
白玉粉の製造工程は、単に米を粉にするという作業を遥かに超えた「精錬」に近いものです。まず、厳選されたもち米を精白し、たっぷりの水に浸漬させます。次に、石臼で水と一緒にすりつぶす「水挽き(みずびき)」という工程に入ります。この工程により、米の粒は極限まで細かくなり、デンプンが細胞から優しく解き放たれます。その後、水の中でゆっくりと沈殿させ、上澄みの不純物を丁寧に取り除くことで、真っ白なデンプンの塊(乳液)が得られます 。これを圧搾して水分を抜き、乾燥させてようやく完成します。
この「水挽き・沈殿」という手間のかかる工程こそが、白玉粉と、同じもち米を原料とする「もち粉」との大きな違いです。もち粉は乾燥した米をそのまま粉砕して作られるため、米の風味が強く残る一方で、白玉粉ほどの滑らかさや、冷めた時の柔らかさは持ち合わせていません 。白玉粉が、数ある米粉の中でも少し価格が高めに設定されている理由は、この膨大な手間と、それによって得られる類稀なる食感にあるのです 。
以下の表は、白玉粉を含む主要な米粉の特性を比較したものです。
| 米粉の名称 | 原料 | 主な製法 | 代表的な料理 | 食感の特徴 |
| 白玉粉 | もち米 | 水挽き・沈殿・乾燥 | 白玉団子、大福、ポンデケージョ | 滑らか、冷めても柔らかい |
| もち粉 | もち米 | 洗米・乾燥・粉砕 | 求肥、大福、最中の皮 | 風味豊か、きめ細かい |
| 上新粉 | うるち米 | 洗米・乾燥・粉砕 | 柏餅、草餅、ういろう | 歯切れが良い、しっかりしたコシ |
| だんご粉 | うるち米+もち米 | 混合・粉砕 | 串団子、月見団子 | 適度な粘りと弾力のバランス |
| 米粉(製菓用) | うるち米 | 湿式・気流粉砕 | パン、ケーキ、天ぷらの衣 | さらさら、ダマになりにくい |
このように比較すると、白玉粉がいかに特殊な位置づけにあるかが分かります。もち米の力を借りつつ、その中からさらに選りすぐりの「柔らかさの素」を取り出したのが白玉粉なのです。この贅沢な作りが、私たちの喉を通る時のあの「つるん」とした、幸せな感覚を約束してくれます。
白玉粉で作るお菓子
白玉粉の魅力は、その成形性の高さと、どのような食材とも調和する包容力にあります。和菓子の王道から、現代的な洋風アレンジ、さらには驚きのおかずレシピに至るまで、その用途は無限に広がっています。単にお団子を作るだけの粉として扱うのは、あまりにももったいない話です。
まず、白玉粉の真骨頂といえば、やはり「白玉団子」です。水、あるいは絹ごし豆腐を加えて練るだけで、誰でも失敗なく美しいお団子を作ることができます。特に豆腐を混ぜる「豆腐白玉」は、栄養価が高まるだけでなく、翌日になっても驚くほど柔らかい状態が続くため、おもてなしやお弁当のデザートにも最適です。茹であずきを添えた「ぜんざい」や、冷たいシロップとフルーツを合わせた「フルーツ白玉」は、私たちの心を等身大の幸せで満たしてくれます。
また、白玉粉をレンジで加熱することで、本格的な「求肥(ぎゅうひ)」を家庭で簡単に再現できることも、ぜひ知っておきたい技法です 。これにイチゴとあんこを包めば、まるでお店のような「いちご大福」の完成です。さらに、生チョコを包んでココアパウダーを振れば、洋風の「チョコ大福」へと姿を変えます。
近年、白玉粉の新しい活用法として定着しているのが、もちもちとした食感を楽しむパンやおやつです。ブラジルのチーズパン「ポンデケージョ」は、タピオカ粉の代わりに白玉粉を使うことで、日本人の口に合う、より親しみやすいもちもち感を生み出すことができます 。また、ホットケーキミックスに少量の白玉粉を加えると、厚みのある「もっちりパンケーキ」になり、朝食の質を一気に高めてくれます。
さらに、白玉粉はおかず作りにも優れた力を発揮します。台湾風唐揚げ「大鶏排(ダージーパイ)」やハワイの「モチコチキン」の衣に白玉粉を使用すると、小麦粉や片栗粉では到底出せない、ガリガリ・ザクザクとした力強い食感が生まれます 。また、余った白玉粉をお米と一緒に炊くことで、もち米を使わずに「おこわ風」のモチモチご飯を作るという裏技もあります。
以下に、白玉粉を使った多彩なレシピのバリエーションをまとめました。
| カテゴリ | 代表的なレシピ | 工夫のポイント |
| 王道の和菓子 | いちご大福、みたらし団子、梅ヶ枝餅 | 豆腐を混ぜるとさらに柔らかく仕上がる |
| 洋風・ハイブリッド | ポンデケージョ、もちもちドーナツ、チーズボール | 粉チーズやホットケーキミックスとの相性が抜群 |
| 主食・パン | ちぎりパン、ベーグル、おこわ風ご飯 | 白玉粉を加えることで「保水力」が高まり、乾燥を防ぐ |
| おかず・おつまみ | チヂミ、大根餅、ダージーパイの衣 | 衣に使うと冷めてもサクサク感が持続する |
| スープの具 | じゃが餅スープ、かぼちゃの白玉ニョッキ | 汁物に入れると程よいとろみが付き、腹持ちも良くなる |
白玉粉は、料理に「もちもち」という魔法のテクスチャーを加える、キッチンの名プロデューサーです。伝統を守りつつも、自由な発想で新しい美味しさを探求できる、非常にクリエイティブな素材であるといえるでしょう。
賞味期限切れでも大丈夫?
「キッチンの奥から使いかけの白玉粉が出てきたけれど、期限が少し過ぎている……」そんな経験をしたことがある方は多いと思います。白玉粉は基本的に「乾燥したデンプン」であり、適切に保存されていれば、食品の中でも極めて腐敗しにくい部類に入ります。

一般的に、未開封の状態での賞味期限は1年〜2年程度に設定されています 。賞味期限は「美味しく食べられる期限」であって、消費期限(安全に食べられる期限)とは異なります。そのため、期限が数ヶ月から半年、場合によっては1年ほど過ぎていても、保存状態が良ければ使用できる可能性は高いといえます。ただし、それは「適切な保存条件」が守られていた場合に限ります。
白玉粉を使用できるかどうかの判断基準として、以下のサインに注意を払ってください。
- 色の変化
本来の純白を失い、黄色っぽくなっていたり、黒ずんでいたりしないか。 - 臭い
袋を開けた際、カビ臭さや、古くなったお米特有の酸化臭がしないか。 - ダニ・虫の発生
わずかな隙間からコナダニなどが侵入していないか。粉が不自然に動いて見えたり、粒が細かく固まっていたりする場合は注意が必要です。 - 湿気による固着
粉がガチガチに固まって、振っても崩れないほど湿気を吸っていないか。
特に、白玉粉は他の粉類に比べてコナダニがつきにくいという特徴がありますが、それでも万全ではありません。もし、少しでもカビの臭いや異変を感じた場合は、加熱すれば大丈夫だろうと思わず、健康を最優先して処分することをお勧めします。
保存については、直射日光、高温多湿を避けるのが鉄則です。開封後は袋の口をしっかりと閉じ、ジッパー付きの保存袋や密閉容器に入れて、冷蔵庫の野菜室などで保管するのが理想的です。ただし、冷蔵庫から出した際の急激な温度変化による結露は、カビの原因となるため、使う分だけ素早く取り出す工夫が必要です。
このように、白玉粉は非常に長持ちする素材ですが、それは私たちが丁寧に扱ってこそ成立するものです。期限が切れてしまった場合は、団子として食べるよりも、高温で揚げる「ダージーパイ」の衣などに活用して、しっかりと加熱する調理法を選ぶのも一案ですが、あくまで自己責任での判断となります。
糖質
ダイエットや健康管理を意識する際、どうしても気になるのが「糖質」です。白玉粉は、もち米を精製して作られたデンプンの塊であるため、成分の約8割が炭水化物(糖質)で構成されています。
具体的には、可食部100gあたりの炭水化物は約80gで、そのうち食物繊維は0.5g程度と極めて少ないため、実質的な糖質量は約79.5gとなります。この数値だけを見ると「糖質の塊」のように感じ、敬遠したくなる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ここで大切なのは「一度に食べる量」と「その質」を冷静に見極めることです。
以下の表で、主要な穀物や粉類との糖質量を比較してみましょう。
| 食品名(100gあたり) | 糖質量 (g) | カロリー (kcal) | 主な特徴 |
| 白玉粉 | 79.5 | 347 | ほぼ純粋なデンプン。脂質が極めて低い |
| 小麦粉(薄力粉) | 73.3 | 349 | タンパク質(グルテン)を含む |
| 片栗粉 | 81.6 | 330 | ジャガイモデンプン。冷えると固まりやすい |
| 精白米(炊飯前) | 77.1 | 342 | 日本人の主食。複合炭水化物 |
数値上は小麦粉や白米と大きな差はありません。しかし、白玉粉を使った料理は、通常「水」や「豆腐」で練り、茹でることで水分をたっぷりと含みます。白玉団子1個(乾燥重量で約10g、茹で上がりで約20g)に含まれる糖質量は、約8g程度です。2〜3個楽しむ程度であれば、おにぎり半分以下の糖質量であり、過度に恐れる必要はありません。
むしろ注意すべきは、一緒に摂取する「甘い誘惑」です。白玉団子そのものは控えめな甘さですが、そこにたっぷりのあんこ、黒蜜、あるいは甘いシロップをかけることで、総糖質量は劇的に跳ね上がります。糖質をコントロールしたい場合は、砂糖の代わりにエリスリトールなどの天然甘味料で手作りした「低糖質あんこ」を使ったり、きな粉の香ばしさを活かして砂糖を控えめにしたりする工夫が効果的です。
また、白玉粉に含まれるデンプンは、茹でてから冷やすことで、一部が「レジスタントスターチ(難消化性デンプン)」に似た性質を持つようになり、血糖値の上昇を緩やかにする可能性も示唆されています。白玉粉を単なる「糖質の敵」と見なすのではなく、その特性を理解し、かしこく付き合うことが、現代のヘルシーな食スタイルの鍵となります。
太る?ダイエット中でも食べていい?
「お餅は太る」という定説から、その親戚である白玉粉に対しても、ダイエット中は厳禁というイメージを持たれがちです。しかし、事実はもう少し複雑で、むしろ白玉粉を上手に取り入れることで、ダイエットの挫折を防ぐ「満足感の源」にすることも可能です。

白玉粉がダイエットにおいて不利に働く最大の要因は、その「GI値(食後血糖値の上昇指標)」の高さにあります。空腹時に白玉団子をいきなり食べると、血糖値が急上昇し、体に脂肪を溜め込む働きをするインスリンが大量に分泌されます。これが「白玉は太る」といわれる主なメカニズムです。
しかし、逆転の発想で「太りにくい食べ方」を実践すれば、ダイエット中の強い味方になります。
- 豆腐を混ぜる「鉄板のシナジー」
- 白玉粉を練る際、水の代わりに絹ごし豆腐を使います。これにより、白玉粉の使用量を減らしつつ、タンパク質を補給でき、食後の血糖値上昇も緩やかになります。
- 豆腐の成分が白玉をさらに柔らかくしてくれるため、美味しさもアップするという一石二鳥の裏技です。
- ベジタブル・ファーストの徹底
- 食事の最後にデザートとして少量楽しむか、食物繊維の多いお茶(緑茶やほうじ茶)と一緒に摂取します。これにより、糖の吸収が抑制されます。
- 「もちもち」を活かした咀嚼ダイエット
- 白玉特有の弾力は、自然と噛む回数を増やしてくれます。
- よく噛んで食べることで満腹中枢が刺激され、わずかな量でも「甘いものを食べた!」という高い精神的満足感を得ることができます。
- 脂質ゼロの安心感
- ケーキやクッキーなどの洋菓子には、バターや生クリームといった脂質が大量に含まれています。
- 一方、白玉粉(和菓子)は脂質がほぼゼロです。同じカロリーを摂取するにしても、脂質+糖質の組み合わせよりも、糖質単体の方が体脂肪への変換効率は低いとされています。
結局のところ、ダイエットの敵は白玉粉そのものではなく、「ついつい食べ過ぎてしまうこと」です。白玉粉は腹持ちが非常に良いため、午後のおやつにお団子などを少量食べることで、夕食までの空腹を上手に抑えることもできます。禁欲しすぎてストレスを溜めるよりも、白玉粉の優しさを賢く取り入れる方が、結果として長続きする健康的なダイエットに繋がるでしょう。
体に悪い?
一部で「白玉粉は体に悪いのでは?」と不安視されることがありますが、その根拠を探ってみると、むしろ白玉粉がいかに現代人の体にとって「優しい」食材であるかが浮き彫りになります。

まず、特筆すべきは「グルテンフリー」である点です 。白玉粉は米を原料としているため、小麦に含まれるグルテンを一切含みません。小麦アレルギーの方や、グルテンを摂取するとお腹の調子を崩しやすい方、あるいは体質改善を目指してグルテンフリー生活を送っている方にとって、白玉粉はパンや菓子の代用品として非常に優秀な選択肢です。
次に、添加物への不安についても、白玉粉は非常にクリーンな食材です。伝統的な製法で作られた白玉粉の原材料名は、シンプルに「もち米(国産)」のみであることがほとんどです。保存料、着色料、香料といった化学合成添加物とは無縁の、極めてナチュラルな「ホールフード(丸ごと食品)」に近い存在といえます。
ただし、どんなに優れた食材であっても、注意点は存在します。
| リスク要因 | 対策とアドバイス |
| 窒息のリスク | 高齢者や小さなお子様には、小さく丸める、豆腐を混ぜて歯切れを良くする、しっかり見守る等の配慮が不可欠です。 |
| 過剰摂取による肥満 | 糖質密度が高いため、食べ過ぎは肥満や血糖値の問題を引き起こします。1日2〜3個を目安にしましょう。 |
| 栄養の偏り | 白玉粉はほぼ炭水化物です。ビタミンやミネラルを補うため、野菜やきな粉、ゴマ、果物などと組み合わせましょう。 |
結論として、白玉粉は決して「体に悪い」食材ではありません。むしろ、脂質が少なく、添加物を含まず、消化が良いという、現代の加工食品にはない多くの美徳を備えています。私たちがその性質を正しく理解し、節度を持って楽しむ限り、白玉粉は私たちの健やかな毎日を支える心強い味方となってくれるはずです。
『白玉粉』の気になる疑問を徹底解説!(水を入れすぎた、100均、ダイソー、コンビニ、どこに売ってる など)

水を入れすぎたらどうする?
白玉粉をこねる際、最も多いトラブルが「水の入れすぎ」です。レシピ通りに測ったつもりでも、その日の湿度や粉の状態、あるいは少しずつ足しているつもりが最後の一滴でドロドロになってしまう……。そんな時、ボウルの中の液体を見て「もうダメだ」と肩を落とす必要はありません。多くの人が同じ経験をしており、メーカーもそのための対策を数多く提案しています。

まず、最もシンプルで確実なリカバリー方法は「粉を足す」ことです。もし白玉粉の残りが手元にあれば、少しずつ振り入れて練り直してください。目安はよく言われる「耳たぶくらいの硬さ」です。しかし、白玉粉を使い切ってしまった場合もあるでしょう。そんな時は、ご家庭にある「だんご粉」「上新粉」「片栗粉」「コーンスターチ」「小麦粉」などで代用が可能です。
粉の種類によって、仕上がりの食感には以下のような変化が現れます。
| 追加する粉の種類 | 仕上がりの特徴 | 備考 |
| 白玉粉 | つるんと滑らか、コシが強い | 本来の味を損なわない最良の選択 |
| だんご粉 | 少ししっかりとした歯ごたえが出る | 白玉粉と上新粉の混合物に近いため相性が良い |
| 上新粉 | 歯切れが良くなり、少し固めになる | 餅に近い食感に寄る |
| 片栗粉 | 透明感が出て、モチモチ感が強まる | 伸びが良くなるが、冷めると少し硬くなりやすい |
| 小麦粉 | 少し粘りが出るが、風味が変わる | 最終手段だが、焼き菓子などにリメイクするならOK |
次に、粉を足さずに物理的に水分を取り除くという「プロの裏技」をご紹介します。 一つ目は、キッチンペーパーを利用する方法です。ボウルの中に清潔なキッチンペーパーをそっと置き、表面に浮いている、あるいは生地が含みすぎている余分な水分を吸い取らせます。これは、ぬか床の水分調整にも似た、非常に理にかなった手法です。
二つ目は、さらに劇的な効果がある「布巾絞り」です。ドロドロになった生地を清潔な布巾やサラシの上に空け、ギュッと包んで絞り上げます。すると、余分な水だけが布巾を通り抜け、中にはちょうど良い固さの生地が残ります。白玉粉は粒子が細かいため、布巾の網目に詰まることなく、意外にも綺麗に剥がれるのが特徴です。この方法は、もともと白玉粉が製造過程で水に晒され、脱水される工程を再現しているようなもので、素材の性質に最も合った解決策と言えるかもしれません。
さらに、発想を転換して「別の料理にしてしまう」というリメイク術もあります。水分が多いことを逆手に取り、砂糖を加えて電子レンジで加熱すれば、トロトロと柔らかな「求肥(ぎゅうひ)」へと生まれ変わります。
| リメイク方法 | 手順の概要 | 特徴 |
| 電子レンジで求肥風 | 砂糖を加え、レンジで数分加熱し練る | 苺大福などの包み菓子に最適 |
| 焼き団子・パンケーキ | 生地に混ぜてフライパンで焼く | 外はカリッ、中はモチッとした食感 |
| お粥・スープのとろみ | スープに溶かし入れる | 優しい甘みととろみがつく |
100均(ダイソー)で売ってる?
「ちょっとだけ白玉団子を作りたい」「わざわざスーパーで大きな袋を買うのは気が引ける」。そんな現代のニーズに完璧に応えてくれるのが、100円ショップの王道、ダイソーです。

ダイソーの製菓コーナーに並んでいる白玉粉は、実は非常に戦略的で使い勝手の良い商品です。特筆すべきは、その内容量。一般的なスーパーでは150gや200gといったサイズが主流ですが、ダイソーの白玉粉は80~100gです。(物価の高騰により、だんだん量が減っているようです。)
ダイソーで白玉粉を購入するメリットを整理してみましょう。
- 使い切りに最適
一人暮らしや、小さなお子様との一度のおやつ作りにちょうど良い量です。 - 鮮度が保てる:白玉粉は乾燥しているとはいえ、一度開封すると湿気を吸いやすくなります。少量なら使い切れるので、常に新鮮な状態で調理できます。
- 初心者に優しい:100円という手軽さが、新しいレシピに挑戦する心理的なハードルを下げてくれます。
例えば、白玉粉80gを使えば、約3~4人分、個数にして25個前後の白玉団子を作ることができます。これに同じくダイソーで売られている「あんこ」や「きな粉」を組み合わせれば、わずか数百円で豪華な和スイーツパーティーが開催できるのです。日常の何気ない瞬間に、こうした小さなしあわせを安価に手に入れられるのは、本当に素晴らしいことですね。
スーパーで売ってる?いくらくらい?
スーパーマーケットにおける白玉粉の取り扱いは、日本の食文化がいかにこの食材を大切にしてきたかを物語っています。一部の特殊な店舗を除き、ほぼ全てのスーパーで白玉粉は「定番商品」として棚に鎮座しています。
価格帯については、店舗のブランドや取り扱うメーカーによって多少のグラデーションがありますが、一般的には200g入りの袋が300~500円程度で販売されていることが多いようです。
一方で、老舗の粉問屋が手がけるブランド品や、特定の産地(新潟県産や九州産など)のもち米を100%使用した高級ラインは、同じ200gでも500円を超えることもあります 。
主要なスーパーや販売形態ごとの価格目安を比較してみましょう。
| 販売場所・タイプ | 標準的な内容量 | 参考価格(税込) | 100gあたりの単価 |
| ダイソー(100均) | 80g | 108円 | 135円 |
| 一般スーパー(PB) | 200g | 321円 | 約160円 |
| 一般スーパー(メーカー品) | 200g | 450円 | 約225円 |
| 業務スーパー(粉末) | 1kg | 1,400円〜 | 約140円 |
| ローソンストア100 | 60g | 108円 | 180円 |
この表からわかるように、単価を抑えたい場合は大容量パックがあるスーパーや業務スーパーが有利ですが、少量で使い切りたい場合は100均やPB商品が非常に合理的です。白玉粉は、お正月前(お雑煮やお汁粉用)やお彼岸の時期には特売にかかることも多いため、そうした季節の節目にまとめて購入しておくのも賢い主婦の知恵と言えるでしょう。
また、最近では「即席白玉」という、水で練る必要すらない非常に便利な製品も登場しています。これは現代の忙しい生活に合わせた進化の形であり、伝統を守りつつも便利さを追求する日本人の柔軟性が現れています。
スーパーのどこに売ってる?
スーパーの広い店内で、白玉粉を探して迷子になってしまったことはありませんか? 白玉粉は、その用途の広さゆえに、お店によって「住所」が異なることがある不思議な商品です。

最も一般的な場所は「製菓材料コーナー」です。小麦粉、片栗粉、パン粉といった基本的な粉物の近く、あるいはホットケーキミックスやゼラチン、バニラエッセンスなどが並ぶ棚の一角にあります。ここには、だんご粉や上新粉、わらびもち粉といった「仲間たち」が一緒に並んでいるため、比較して選ぶのにも便利です。
次に有力なのが「乾物コーナー」です。きな粉、あんこ、春雨、ひじきなどが置かれているエリアです。白玉団子は、出来上がった後にきな粉やあんこと組み合わせて食べることが多いため、関連商品として近くに配置されるのです。
また、季節によって「期間限定の住所」が出現することもあります。
- 冬(年末年始):お餅やおしるこの材料として、入り口付近の催事コーナー。
- 春・秋(お彼岸):お団子やおはぎの材料として、和菓子コーナーの近くや特設棚。
- 夏:かき氷やあんみつのトッピング用として、シロップや缶詰の近く。
もし、これらの場所を探しても見当たらない場合は、店員さんに「白玉粉、またはお団子の粉はどこですか?」と尋ねてみてください。白玉粉は非常にポピュラーな食材ですので、どの店員さんもすぐに対応してくれるはずです。重い袋物ではありませんが、粉の袋は意外と場所を取るため、棚の下段にひっそりと置かれていることもあるので、視線を少し低くして探してみるのもコツの一つです。
業務スーパーで売ってる?
プロの料理人から、育ち盛りのお子様を持つご家庭まで、絶大な信頼を寄せられている「業務スーパー」。ここで取り扱われている白玉粉は、他のスーパーとは一線を画す圧倒的なボリュームとバリエーションを誇ります。
業務スーパーでまず注目すべきは、1kgという大容量の粉末白玉粉です。価格は時期やブランドにより変動しますが、おおよそ1,200円から1,600円程度で販売されていることが多いようです。1kgの白玉粉があれば、なんと300個以上の白玉団子を作ることができます。これは、町内会のイベントや学校の行事、あるいは白玉が大好きなご家族にとっては夢のようなボリュームです。
また、業務スーパーの真骨頂は「冷凍食品コーナー」にあります。ここには、すでに丸めて茹でられた状態で冷凍された「白玉団子」が並んでいます。 この冷凍白玉団子は、850gから1kg入りの大袋で、価格はなんと300円前後(税込)という、信じられないほどの低価格で提供されています 。

業務スーパーの白玉ラインナップをまとめました。
| 商品タイプ | 内容量 | 特徴 | 活用シーン |
| 粉末白玉粉(業務用) | 1kg | 自分の好みの固さに練れる。保存が利く。 | 大量調理、こだわりの手作り |
| 冷凍白玉団子 | 850g/1kg | 解凍するだけ。つるもち食感。宮城製粉製が多い。 | 時短おやつ、トッピング |
| 白玉粉(200g前後) | 200g | 一般的なスーパーと同等の使い勝手。 | 日常使い、お試し購入 |
特に冷凍の白玉団子は、製造元が国内の有名メーカー(宮城製粉など)であることが多く、その品質の高さには定評があります。バラ解凍ができるため、必要な分だけを取り出して、電子レンジで温めるか自然解凍するだけで、いつでも「出来立て」のようなモチモチ感が味わえます。
「安かろう悪かろう」という心配は無用です。業務スーパーがこれほどの低価格を実現できるのは、広告宣伝費を抑え、大量仕入れと効率的な自社工場(あるいは提携工場)での生産を行っているからです。私たち消費者は、その企業努力の恩恵を存分に受けて、豊かな食卓を作ることができるのです。
コンビニで売ってる?
「夜中に急に白玉ぜんざいが食べたくなった!」「買い忘れたけれど、スーパーはもう閉まっている……」。そんな時、私たちの最後の砦となるのがコンビニエンスストアです。
しかし、コンビニにおける白玉粉(粉末)の取り扱いは、実は少し「運」の要素が絡んできます。セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといった主要なコンビニでは、白玉粉そのものを置いている店舗はそれほど多くありません。コンビニの限られた棚スペースは、回転率の高い商品に割り当てられるため、調理に手間のかかる「粉末」よりも、すぐに食べられる「和スイーツ(白玉ぜんざい、あんみつなど)」が優先される傾向にあります。
ただし、全く望みがないわけではありません。以下のタイプの店舗であれば、見つかる可能性が非常に高いです。
- ローソンストア100
ここは「100円ショップ」と「生鮮コンビニ」が合体した形態のため、60g〜100g程度の使い切り白玉粉が108円で販売されていることがよくあります 。 - 住宅街や地方のコンビニ
周囲にスーパーが少ない地域の店舗では、日用品や調味料、粉物のラインナップが充実していることがあります。 - まいばすけっと(都市型小型スーパー)
厳密にはコンビニではありませんが、コンビニ感覚で利用できるこれらの店舗では、トップバリュ製品の白玉粉が確実に手に入ります 。
もしコンビニで白玉粉が見つからなかったとしても、代わりの方法で「もちもち体験」を手に入れることができます。例えば、お正月時期でなくても売られている「切り餅」を購入し、耐熱容器に入れて少量の水と一緒にレンジで加熱・攪拌すれば、白玉団子に非常に近い食感の餅生地が出来上がります。
コンビニは、私たちの「今すぐ」という欲求に応えてくれる場所です。粉末そのものがなくても、並んでいるスイーツの中からお気に入りを見つけたり、代用アイデアを考えたりするのも、また一つの楽しみです。
『白玉粉』との違いや代用を徹底解説!(片栗粉・だんご粉・上新粉・もち粉・米粉)

白玉粉を理解するためには、まずその「生まれ」に目を向ける必要があります。白玉粉の主な原料は「もち米」です 。しかし、単にもち米を粉砕しただけのものではありません。その最大の特徴は、手間を惜しまない独自の製法にあります。
伝統的な製法では、もち米を精白し、丁寧に水洗いした後、一晩じっくりと水に浸して米の芯まで水分を浸透させます。その後、水を加えながら石臼で時間をかけてすり潰していきます。これを「水碾(すいてん)製法」と呼びます。石臼の重みでゆっくりと挽くことで、摩擦熱が発生せず、もち米の風味や栄養素を損なうことなく、微細な粒子にまで分解することができるのです 。
こうしてできた乳液状のものをふるいにかけ、沈殿したデンプン質だけを集めて乾燥させます。かつてはこの工程を一年で最も冷え込む大寒の頃に行い、厳寒の風にさらして乾燥させていたことから「寒晒し(かんざらし)」と呼ばれました。この歴史的な製法こそが、白玉粉を他の米粉とは一線を画す「極上の滑らかさ」へと導いているのです。
以下の表は、白玉粉と主要な粉類の基礎的な特性を比較したものです。
白玉粉と主要粉類の原材料・製法・特性比較
| 粉の種類 | 原料 | 製法 | 粒子の特徴 | 主要な食感 |
| 白玉粉 | もち米 | 湿式(水挽き・沈殿) | 極めて細かい(塊状) | 滑らか、強いコシ、冷めても柔らかい |
| 片栗粉 | じゃがいも | 抽出(デンプン抽出) | 極微細(粉末) | 加熱で強い粘り、透明感 |
| だんご粉 | もち米・うるち米 | 乾式/半湿式(粉砕) | 中程度(粉末) | 適度な弾力、歯切れが良い |
| 上新粉 | うるち米 | 乾式(製粉) | やや粗い(粉末) | 強いコシ、歯切れ、固まりやすい |
| もち粉 | もち米 | 乾式(製粉) | 細かい(粉末) | 餅に近い粘りと風味、伸びが良い |
| 米粉 | うるち米 | 乾式(微粉砕) | 非常に細かい(粉末) | 軽やか、さらっとしている |
片栗粉との違い・代用
キッチンに必ずと言っていいほど常備されている片栗粉ですが、白玉粉とは「血筋」も「性格」も大きく異なります。片栗粉の多くは、じゃがいもから抽出されたデンプンを原料としています。一方、白玉粉はもち米という穀物が原料です。この植物学的な由来の違いが、加熱した際の挙動に決定的な差を生みます。

科学的な性質と食感の対比
片栗粉のデンプンは、加熱すると瞬時に透明化し、強い粘り気(糊化)を示します 。しかし、この粘りは冷めると失われやすく、また単体で練っても白玉団子のようなコシのある固体にはなりにくい性質があります。対して白玉粉は、もち米に含まれる「アミロペクチン」という粘り成分が網目構造を作るため、冷めても適度な水分を保持し、しなやかな柔らかさを保ち続けることができます 。
代用における知恵と工夫
白玉粉が手元にない際、片栗粉だけで白玉団子を作ることは、残念ながら物理的に困難です。片栗粉だけを熱湯で練っても、出来上がるのは団子というよりは「わらび餅」のような透明な塊になってしまいます。しかし、人々の生活の知恵は、驚くべき解決策を見出しました。それが「豆腐」の活用です。
- 豆腐と片栗粉のハイブリッド団子:
絹豆腐の水分とタンパク質を利用して片栗粉を練り上げることで、白玉団子に近い見た目と食感を再現することが可能です。 - 配合の黄金比:
一般的に豆腐と片栗粉を1:1の重量比で混ぜ合わせるのが理想とされています。耳たぶほどの硬さになるまで調整し、沸騰したお湯で茹で上げます 。 - メリット:
この「豆腐片栗粉団子」は、冷めても固くなりにくく、白玉団子よりもさらに軽やかで優しい食感になります。また、タンパク質が摂取できるため、栄養面でも優れた選択肢となります 。
一方で、揚げ物の衣としての代用は非常にスムーズです。白玉粉をすり鉢などで細かく砕けば、片栗粉の代わりに使うことができます。白玉粉の衣は、片栗粉よりもさらに厚みがあり、カリッとした力強い食感を生み出します。これは、白玉粉に含まれる微量なタンパク質が加熱によって心地よい香ばしさを提供するためです。
だんご粉との違い・代用
「だんご粉」は、その名の通り団子を作るために生まれた多才な粉です。白玉粉との最大の違いは、その構成メンバーにあります。白玉粉は「もち米100%」という純粋な構成ですが、だんご粉は一般的にもち米とうるち米がブレンドされています 。

ブレンドが生み出す機能性
この「うるち米(普段のご飯のお米)」が混ざっていることが、だんご粉に独自の性格を与えます。
- 成形性:
うるち米が混ざることで生地に適度な「コシ」と「安定感」が生まれます。白玉粉の生地は非常に柔らかく、形が崩れやすいのに対し、だんご粉の生地はしっかりとしており、綺麗な球形を作りやすいのが特徴です 。 - 食感のコントラスト:
白玉粉が「もちもち、なめらか」であるのに対し、だんご粉は「もちもち、かつ歯切れが良い」という食感になります 。この「歯切れ」こそが、串に刺したお団子などを食べる際の心地よさを生んでいます。
賢い代用方法
白玉粉の代用としてだんご粉を使用する場合、出来上がりは「少ししっかりめの団子」になります 。白玉粉特有の、喉を滑り落ちるようななめらかさを完全に再現することは難しいですが、日常のおやつとしては十分に満足のいく仕上がりになります。
逆に、だんご粉を使いたいレシピで白玉粉しか手元にない場合は、白玉粉と上新粉を1:1で混ぜ合わせることで、自家製のだんご粉を作ることが可能です。この配合を調整することで、自分好みの「粘り」と「歯切れ」のバランスを追求できるのも、手作りの楽しみと言えるでしょう。
上新粉との違い・代用
上新粉は「うるち米」から作られる粉であり、白玉粉とはいわば「対極」に位置する存在です 。この二つの違いを知ることは、和菓子の多様性を知ることに他なりません。

性質と調理法の決定的な差
- 原料の特性: うるち米にはアミロースというデンプンが含まれており、これが加熱後に冷めると分子が再結晶化して固くなる「老化」が起こりやすい性質を持っています。
- 製法の違い: 白玉粉が「沈殿デンプン」であるのに対し、上新粉は米をそのまま粉砕した「全粒製粉」に近いため、粒子の角が立っており、食感もどっしりとしています。
- 調理工程: 白玉粉は水で練って茹でるだけで食べられますが、上新粉は「熱湯で練る」「蒸す」「つく(練る)」という工程を経て、初めてその真価を発揮します。
代用におけるハードルと解決策
白玉粉の代わりに上新粉100%で団子を作ると、驚くほど硬く、喉越しもザラついたものになってしまいます。これは、白玉粉のような微細な滑らかさがないためです。もし代用せざるを得ない場合は、以下の専門的なテクニックが役立ちます。
- 保水性の追加: 上新粉の重量に対して10%〜20%程度の砂糖を加えます 。砂糖には強い保水作用があり、デンプンの老化を遅らせ、翌日になっても団子が固くなるのを防いでくれます。
- 熱湯による糊化: 水ではなく、必ず熱湯を使用して練り上げます。これにより、上新粉のデンプンを強制的に糊化させ、最低限の粘りを引き出します。
- 徹底的な混練: 加熱した後に、すり鉢などでよくつく(練る)ことで、粒子同士を密着させ、少しでも滑らかな食感に近づけることができます。
このように手間をかけることで、上新粉は「柏餅」や「草餅」のような、力強い噛み応えのある美味しいお餅へと姿を変えます。それは白玉の優雅さとはまた異なる、大地の力強さを感じる美味しさです。
もち粉との違い・代用
白玉粉の「代役」を任せるなら、もち粉の右に出るものはありません。どちらも同じもち米を原料としており、いわば「兄弟」のような関係だからです。しかし、その「育ち(製法)」の違いが、わずかな、しかし確かな個性の差を生んでいます。

製法が生む質感の微差
もち粉は、もち米を洗い、乾燥させてから粉砕して作られます。一方、白玉粉は水の中で挽き、デンプンを抽出します。
- 純度の違い: 白玉粉は水で洗われる過程で、米に含まれるタンパク質や脂質がある程度取り除かれ、より「純粋なデンプン」に近い状態になります。これが、白玉粉のあの透き通るような白さと、雑味のない味わいの理由です 。
- 粒子の形状: もち粉は「粉末」ですが、白玉粉は乾燥工程で固まった「粒状」をしています。しかし、水に溶かすと白玉粉の方が圧倒的に細かい粒子に分散します 。
代用時のプロの視点
もち粉で白玉団子を作る場合、配合比率は同量で問題ありません。しかし、以下の点に注意すると、より白玉粉に近いクオリティに仕上げることができます。
- 水加減の繊細さ: もち粉は白玉粉よりも吸水が早いため、一度に水を入れすぎないことが鉄則です。少しずつ、様子を見ながら足していくことで、もち粉特有のベタつきを抑えることができます。
- 食感の調整: もち粉で作ると、白玉よりも「お餅」に近い、伸びのある食感になります。もし、よりツルッとした食感にしたい場合は、少量の片栗粉を混ぜると、表面のなめらかさが向上します。
もち粉は「求肥粉」とも呼ばれ、大福の皮などに適しています。その豊かな風味は、代用品という枠を超えて、時に白玉粉以上に「お米の美味しさ」を伝えてくれることもあります。
米粉との違い・代用
近年、製パンや製菓の分野で革命を起こしている「米粉」。これは一般的にうるち米を特殊な技術で微細に粉砕したものを指します 。小麦粉の代わりとしては非常に優秀ですが、白玉粉の代用としては少し工夫が必要です。
現代の米粉のポテンシャル
現代の製粉技術で作られた米粉は、かつての上新粉とは比較にならないほど粒子が細かく、小麦粉のように扱うことができます。しかし、その本質は「うるち米」であるため、水と練って茹でるだけでは、白玉団子のような強い粘りは出ません。
成功させるための「ちょい足し」レシピ
米粉を白玉粉の代わりに使う際は、「単体では使わない」ことが最大の秘訣です。
- 米粉×豆腐×片栗粉: 米粉に豆腐を混ぜてタンパク質と水分を補い、さらに片栗粉を加えることで、驚くほどもちもちとした団子が完成します。
- 油の活用: 米粉の生地に少量のサラダ油を加えると、口当たりが滑らかになり、喉越しが白玉粉に一歩近づきます。
- 甘味料の役割: 砂糖を多めに加えることで、米粉のデンプンが固まるのを防ぎ、しっとりとした柔らかさを維持させます。
米粉を使った団子は、白玉粉よりも「さらっと」しており、胃にもたれにくいという特徴があります。現代的な、軽やかな和スイーツを作りたい時には、あえて米粉を選択するのも一つの知的な楽しみ方と言えるでしょう。
『白玉粉』を使った ひみりか家の絶品レシピ
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香ばしくてモチモチやわらかな『みたらし団子』のレシピです! おうちで手軽に作れて、冷やすとまた違った美味しさが楽しめます!
冷やしても柔らかいままになる秘訣がわかりますよー
まとめ:『白玉粉』太る?水を入れすぎたら?賞味期限切れでも大丈夫?体に悪い?100均・ダイソー・コンビニで売ってる?どこに売ってる?違いや代用(片栗粉・だんご粉・上新粉・もち粉・米粉)などの疑問を徹底解説!

本記事では、「白玉粉の特徴(賞味期限切れ、太る、体に悪い など)」、「白玉粉の気になる疑問(水を入れすぎた、100均、ダイソー、コンビニ、どこに売ってる など)」、「白玉粉との違いや代用(片栗粉・だんご粉・上新粉・もち粉・米粉)」、「白玉粉を使ったひみりか家の絶品レシピ」について徹底解説しました!
白玉粉は、単なる「お菓子の材料」という言葉では片付けられない、日本の知恵と慈しみが凝縮された結晶です。冷めても固くならないという物理的な特性は、作り手が食べる人のことを想い、時間を経ても美味しくあってほしいという願いを叶えるための、科学的な必然でもありました。
キッチンにある白玉粉を一握り、ボウルに移してみてください。そこに水を一滴ずつ加え、耳たぶのような柔らかさへと育てていく過程。それは、慌ただしい現代社会の中で、私たちが自分自身を取り戻すための、小さくて豊かな儀式です。白玉団子が鍋の中で踊るように浮き上がってくる時、あなたの心にも、温かな幸せが浮かび上がってくることを願っています。
この記事で、白玉粉に対する不安が解消され、より自信を持って楽しく、もちもちの魔法を使いこなすことができると嬉しいです。お休みの日などに、ぜひ、白玉粉を手に入れて、白玉団子がつるんと喉を通るときの心地よさを味わってくださいねー
今回は以上でーす。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!



