香ばしい風味で食卓を彩る『ごま油』を紹介します!本物の見分け方は?健康に悪い?開封後はどれくらいもつ?取りすぎたらどうなる?バター・ポン酢・マヨネーズとの相性は?オリーブオイルで代用可?などの疑問を解決しつつ、ひみりか家の絶品レシピも徹底解説します!
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キッチンからふわりと漂ってくる、焙煎されたごまの豊潤で香ばしい香り。それだけで「食欲のスイッチ」を押されちゃいます。平凡な野菜炒めが一瞬でご馳走に変わり、シンプルな冷奴が極上の一品へと昇華する――。そんな魔法のような調味料が、「ごま油」です。
昔から、ごま油は単なる調理用の油としてだけでなく、貴重なエネルギー源、あるいは薬膳的な役割を果たす食品として重宝されてきました。黄金色に輝くその液体には、人類が数千年にわたって培ってきた「食の知恵」と、現代科学が解き明かす驚くべき「機能性」が凝縮されています。でも、あまりにも身近な存在なので、私たちはその本当の価値や、正しい扱い方を意外と知らずに過ごしてしまっているのではないでしょうか。
「スーパーの棚に並ぶ価格の違うごま油、一体何が違うの?」「体に良いと聞くけれど、カロリーや脂質の摂りすぎにならないか心配」「使い切れずに残ってしまった油、どう処分するのが環境に正解?」 そんなふとした疑問や不安を抱えながら、なんとなくボトルを手に取っている方も多いはずです。
ということで今回は、『ごま油』について、特徴(抽出法、本物の見分け方、何に使う?、開封後はどれくらいもつ? など)、気になる疑問(健康に悪い?、取りすぎるとどうなる?、バター・ポン酢・マヨネーズとの相性は?、オリーブオイルで代用可? など)、ひみりか家の絶品レシピを徹底解説しまーす!
『ごま油』が気になっている方はもちろん、すでにガッツリ使っている方にも参考になると思いますので、ぜひ最後まで御覧ください。
『ごま油』の特徴(抽出法、本物の見分け方、何に使う?、開封後はどれくらいもつ? など)

今回のおすすめ『山田製油 ごま油』
ごま油とは
- ごま油(Sesame Oil)とは、植物学的にはゴマ科ゴマ属に分類される一年草「ゴマ(学名:Sesamum indicum)」の種子を搾って得られる植物油脂を指します。文部科学省の食品成分データベースにおける分類では「油脂類/植物油脂類/ごま油」と定義されています。
- 世界三大美女の一人である楊貴妃も愛用したと伝えられ、古代エジプトやインドのアーユルヴェーダでも重要な位置を占めてきたこの油は、他の植物油にはない極めてユニークな特性を持っています。それは、「類まれなる抗酸化安定性」と「焙煎による香味の変化」です。
- 一般的な植物油(大豆油や菜種油など)は、精製工程を経て「無味無臭」に近づけられるのが常ですが、ごま油はその製造プロセスの違いにより、原料由来の強力な抗酸化成分「ゴマリグナン」を豊富に残したまま製品化されます。この成分が天然の保存料として働き、油の大敵である酸化から自身を守るのです。これが、ごま油が昔から「長持ちする油」として珍重されてきた科学的な理由です。
- また、ごま油には大きく分けて二つの顔があります。一つは、種子を高温で焙煎してから搾る、私たちがよく知る「茶色いごま油」。もう一つは、焙煎せずに生のまま搾る「太白(たいはく)ごま油」や低温焙煎のタイプです。
- 前者は豊かな香りを楽しみ、後者は素材の味を邪魔しない高級オイルとして、天ぷら職人やパティシエに愛されています。このように、同じ「ごま」から生まれながらも、加工プロセスによって全く異なる表情を見せるのがごま油の奥深さなのです。
原材料
ごま油の原材料は、至ってシンプルに「ごまの種子」そのものです。しかし、その原料となるごまにも、産地や品種、そして色による違いがあり、それが最終的な油の風味に微妙な陰影を与えます。主に油の原料として使われるごまは、種皮の色によって以下の3種類に大別されます。
- 白ごま:
世界の生産量の主流を占める品種です。脂質含有量が約50〜55%と高く、油を搾るのに最も適しています。風味はクセがなくマイルドで、上品な甘みを含んでいます。一般的な家庭用ごま油の多くは、この白ごまをベースに作られています。 - 黒ごま:
種皮が黒い品種で、アントシアニンなどのポリフェノールを含みます。香りが強く、独特のコクと苦味があるのが特徴です。薬膳料理や特定の風味を求める製品に使用されることがありますが、搾油率は白ごまに比べてやや劣ります。 - 金ごま(茶ごま):
香りの王様とも呼ばれる品種です。非常に濃厚なナッツのような香りと深いコクを持ちますが、栽培の手間がかかり収穫量が少ないため、高価です。高級なごま油やドレッシングのアクセントとして使われることがあります。
【品質を左右する農産物としての側面】
- 原材料名には「食用ごま油」としか書かれないことが多いですが、メーカーによっては、使用するごまの産地(ナイジェリア、タンザニア、ミャンマーなど)や、農薬の使用状況を厳しく管理しています。
- ごまは乾燥地帯でも育つ力強い植物ですが、良質な油を搾るためには、完熟度や水分の管理が非常に重要になります。未熟なごまが多いと油に青臭さが出たり、加熱時に酸化しやすくなったりするため、選別の段階から「美味しいごま油づくり」は始まっているのです。
抽出方法
ごまという小さな種子から、あのような黄金色の液体を取り出すプロセスは、まさに職人技と科学の融合です。抽出方法には大きく分けて**「圧搾法(物理的搾油)」と「抽出法(化学的抽出)」**の2種類が存在し、この違いが風味、栄養価、そして価格に決定的な差を生み出します。
1. 圧搾法(Mechanical Pressing)~伝統と信頼の証~
昔ながらの、ごまに物理的な圧力をかけて油を搾り出す方法です。この製法の特徴は、化学薬品を一切使用しないことです。
- プロセス:
- 選別・焙煎: ごまを焙煎し、タンパク質を熱変性させて油房を壊れやすくします。この焙煎温度と時間が、ごま油の「色」と「香り」を決定づける最重要工程です。
- 圧搾: 強力なプレス機でごまを押し潰し、油を搾り出します。
- 濾過・静置: 搾りたての油に含まれる微細な皮や固形物を、布やフィルター、あるいは自然沈殿によって丁寧に取り除きます。
- メリット:
ごま本来の風味成分や、微量栄養素(ビタミンE、セサミンなど)が損なわれにくいです。 - デメリット:
手間がかかり、ごまに含まれる油分を完全には搾りきれないため、コストが高くなります。
2. 抽出法(Solvent Extraction)~効率を追求した技術~
ヘキサンなどの有機溶剤を使用して、ごまから油を溶かし出す方法です。主にサラダ油や、安価な大量生産型の油で用いられる技術ですが、ごま油の場合も、圧搾後の搾りかす(ごまミール)から残りの油を回収する際などに使われることがあります(※ただし、日本の家庭用「純正ごま油」の主流は圧搾法です)。
- プロセス:
ごまを溶剤に浸して油分を抽出した後、高温で加熱して溶剤を揮発・除去します。 - メリット:
油を無駄なく抽出できるため、経済的です。 - デメリット:
高温処理の過程で風味が飛んだり、一部の栄養成分が失われたりする可能性があります。
【専門家の視点】
ごま油のラベルに「圧搾製法」や「玉締め絞り」といった記載がある場合、それはメーカーが手間暇をかけて作った自信作である証拠です。特に「一番搾り」のみを使用した製品は、雑味がなく透き通るような味わいを楽しめます。
本物の見分け方

「本物」のごま油とは何か。スーパーの陳列棚には似たようなボトルが並んでいますが、法的な分類と中身は大きく異なります。ここで重要なキーワードとなるのが「純正」と「調合」です。以下の表は、日本農林規格(JAS)などに基づく分類の目安です。
| 分類名 | ラベル表記(名称) | 原材料 | 特徴 | 用途の目安 |
| 純正ごま油 | 食用ごま油 | 食用ごま油(ごま100%) | 濃厚な香り、深いコク。ごま本来の栄養成分が豊富。 | 仕上げの香り付け、ドレッシング、ナムル、スープ |
| 調合ごま油 | 食用調合油 | 食用ごま油、食用なたね油、食用大豆油など | 香りはマイルド。さらっとしていて軽い。安価。 | 炒め物、大量に使う揚げ物、香りを抑えたい料理 |
見分け方の3ステップ
- 「名称」を見る:
ボトルの裏面にある一括表示欄の「名称」を見てください。「食用ごま油」とあればごま100%の純正品です。「食用調合油」とあればブレンド品です。 - 「原材料名」を見る:
「食用ごま油」以外の油(なたね油、大豆油など)が記載されていたら、それは調合油です。 - 価格を見る:
極端に安い大容量ボトルは、調合油である可能性が高いです。ごま自体が輸入に頼る比較的高価な穀物であるため、100%のごま油はどうしても一定の価格になります。
「本物」の定義をごま100%とするならば、迷わず「純正ごま油」を選びましょう。かどや製油や日清オイリオなどの主要メーカーの茶色い瓶やボトルは、その多くが純正ごま油ですが、確認する習慣をつけると安心です。
何に使う?
ごま油の使い道は、その「焙煎度(ロースト)」によって使い分けるのが料理上級者への近道です。
- 深煎り(濃口)ごま油:
- 特徴: 濃い褐色で、焦げ感のある香ばしさが強い。
- おすすめ用途: 「仕上げの香り付け」。中華スープ、ラーメン、麻婆豆腐、冷奴、餃子のタレ。食べる直前に数滴垂らすだけで、食欲をそそる香りが爆発的に広がります。火を通しすぎると香りが飛ぶため、調理の最後に使うのがポイントです。
- 浅煎り(淡口)ごま油:
- 特徴: 琥珀色や黄金色。ナッツのような上品で甘い香り。
- おすすめ用途: 「加熱調理・和食」。きんぴらごぼう、野菜炒め、ドレッシング。素材の風味を殺さずにコクを足したい時に最適です。天ぷらの揚げ油としてサラダ油とブレンドするのも、江戸前天ぷらの技です。
- 太白ごま油(生搾り):
- 特徴: 無色透明。ごまの香りはほぼないが、独特の旨味がある。
- おすすめ用途: 「万能オイル・製菓」。サラダ油の代わりとして、シフォンケーキやクッキーなどのお菓子作り、パン作り、アヒージョ、カルパッチョなどに。酸化しにくいため、作り置きのお惣菜にも向いています。バターの代わりに使うと、軽くヘルシーな仕上がりになります。
開封後はどれくらいもつ?腐る?
「ごま油は酸化しにくい」と言われますが、それでも永遠にもつわけではありません。開封した瞬間から、光、空気、熱による劣化(酸化)のカウントダウンは始まっています。

賞味期限と保存の目安
- 未開封: 瓶入りで約2年、ペットボトルで約1.5年が一般的です。これは製造技術と容器のガスバリア性によるものです。
- 開封後: メーカーは「1〜2ヶ月」程度で使い切ることを推奨しています。
腐敗と劣化のサイン
水分を含まないごま油は、細菌やカビが繁殖して「腐る」ことは稀ですが、酸化して「劣化」します。劣化した油は、以下のようなサインを発します。
- ニオイ: 塗料や枯草のような不快な臭い(いわゆる油臭さ、戻り臭)。
- 色: 透明感がなくなり、色が退色したり濁ったりする。
- 泡立ち: 揚げ物に使った際、カニ泡のような細かく消えにくい泡が鍋一面に広がる。これは油の粘度が高まり、疲弊している証拠です。
誤解しがちな保存場所
- 「大切にしたいから」と冷蔵庫に入れるのは避けましょう。ごま油は低温になると白く濁ったり、成分が結晶化して固まったりすることがあります(凍結現象)。
- 品質に問題はありませんが、使うたびに湯煎して溶かすのは手間ですし、温度変化による結露がカビの原因になることもあります。
- 正解は「直射日光の当たらない、涼しい暗所(常温)」です。コンロの下やシンク下の戸棚などが適しています。
大さじ1・小さじ1は何グラム?
料理のレシピにおける容量(ml)と重量(g)の関係を正確に把握しておくことは、味付けの再現性とカロリー計算において重要です。油は水よりも比重が軽く(約0.91〜0.92)、同じ大さじ1でも水(15g)より軽くなります。
| 計量単位 | 容量 (ml) | 重量 (g) | 備考 |
| 大さじ1 | 15ml | 約 12 〜 13 g | 表面張力で盛り上がりやすいため、13gとして計算されることが多いです。 |
| 小さじ1 | 5ml | 約 4 g | - |
「ごま油大さじ1は12グラム」という数字を覚えておくと、カロリー計算がぐっと楽になります。
大さじ1・小さじ1のカロリー
ごま油は健康的なイメージがありますが、物理的には「脂肪の塊」であり、エネルギー密度は非常に高い食品です。
| 計量単位 | 重量 | カロリー (kcal) |
| 大さじ1 | 約12〜13g | 107 〜 120 kcal |
| 小さじ1 | 約4g | 36 〜 46 kcal |
| 100gあたり | 100g | 約 921 kcal |
大さじ1杯のごま油(約110kcal)は、お茶碗軽く半分の白米、あるいはバナナ1本分以上のカロリーに相当します。「体に良いから」といってドレッシングのように大量にかけると、あっという間にカロリーオーバーになります。香りづけとして「小さじ1(約36kcal)」を上手に使うのが賢い活用法です。
トランス脂肪酸
食の安全に関心のある方が最も気にする物質の一つ、トランス脂肪酸。心疾患のリスクを高めるとされ、海外では規制が進んでいますが、ごま油についてはどうでしょうか。結論から言えば、「一般的な純正ごま油におけるトランス脂肪酸の含有量は極めて少なく、心配する必要はほとんどない」と言えます。
トランス脂肪酸は主に、植物油に水素を添加して固形化する加工(マーガリンやショートニングの製造)や、高温・真空下での脱臭工程で生成されます。
- 水素添加なし:
ごま油は液体のまま使用されるため、水素添加処理は行われません。 - 精製度合い:
多くのごま油(特に圧搾法)は、サラダ油のような高度な脱色・脱臭工程を経ずに作られます。ごま特有の香りを残すことが目的だからです。そのため、高温処理によるトランス脂肪酸の生成リスクも低く抑えられています。
農林水産省や食品安全委員会の調査でも、ごま油に含まれるトランス脂肪酸は、他の精製植物油と比較しても低いレベルにあることが示されています。
塩分
- ごま油そのものに含まれる塩分(食塩相当量)は「0g」です。これは当たり前のようでいて、実は減塩生活における最大の武器となります。
- 料理の味が「薄い」と感じる時、私たちはつい醤油や塩を足してしまいがちですが、人間が感じる「美味しさ」は塩味だけで決まるわけではありません。「香り」と「油のコク(濃厚感)」が加わると、脳は満足感を覚えます。
- おひたしや冷奴にかける醤油を半分にし、代わりにごま油を数滴垂らしてみてください。ごま油の香ばしさとコクが塩気の少なさを補い、驚くほど満足度の高い味わいになります。これぞ、美味しさを損なわない「攻めの減塩」テクニックです。
捨て方
調理に使った後のごま油、あるいは古くなってしまったごま油を処分する際、絶対に守るべきルールがあります。それは「決して排水口(流し)に流さないこと」です。
油をそのまま下水に流すと、冷えて固まった油が排水管を詰まらせる原因になります。さらに、下水処理施設で分解しきれなかった油は河川や海に流れ出し、水質汚染の深刻な原因となります。魚が棲める水質に戻すためには、スプーン1杯の油に対し、浴槽数杯分の水が必要になるとも言われています。
環境に優しく、かつ安全な捨て方は以下の3つです。
- 固めて捨てる(推奨)
- 市販の「油凝固剤」を使います。調理直後の熱い油に入れて溶かし、冷めるとゼリー状に固まります。
- あとは燃えるゴミとして捨てるだけです。最も簡単で、飛び散る心配もありません。
- 吸わせて捨てる(家庭にあるもので)
- 準備: 牛乳パックや厚手のポリ袋に、くしゃくしゃにした新聞紙、古布、使い古したタオル、キッチンペーパーなどを詰め込みます。
- 注ぐ: 必ず「十分に冷ました油」を流し込み、紙や布にしっかりと染み込ませます。
- 最重要ポイント: 自然発火を防ぐため、「水」も一緒に染み込ませてください。油が酸化する際に熱が発生し、条件が重なると発火する恐れがあるため、水で温度上昇を抑えるのが安全の知恵です。
- 密封: ガムテープや輪ゴムで口をしっかり閉じ、燃えるゴミとして出します。
- リサイクル回収に出す(エコ)
- 多くの自治体やスーパーが、使用済み天ぷら油の回収ボックスを設置しています。回収された油は、VDF(バイオディーゼル燃料)や石鹸、塗料の原料として再利用されます。
- ペットボトルに入れて持ち込む方式が一般的ですので、お住まいの地域のルールを確認してみてください。これが最も地球に優しい「捨てない捨て方」です。
『ごま油』の気になる疑問を徹底解説!(ご飯にかける、ご飯に混ぜるだけ、入れすぎた、賞味期限切れ、100均、コチュジャン・甜面醤・ラー油で代用など)

健康に悪い?なぜ体に悪い?
「ごま油はリノール酸が多いから体に悪い」という説を耳にしたことがあるかもしれません。これは、栄養学の「脂肪酸バランス」の議論から来ています。

- ごま油の脂肪酸組成(脂質1gあたり)を見てみましょう。
- リノール酸(オメガ6系): 約41%〜45%
- オレイン酸(オメガ9系): 約37%〜40%
- 飽和脂肪酸: 約15%
- リノール酸は、人間の体内で合成できない「必須脂肪酸」であり、適量であれば血中のコレステロール値を下げる働きがあります。しかし、現代人の食生活は加工食品やサラダ油の普及により、このオメガ6系脂肪酸を過剰摂取しがちです。このオメガ6系脂肪酸の摂りすぎは、体内の炎症反応を促進し、アレルギー症状の悪化や動脈硬化のリスクを高める可能性が指摘されています。
- つまり、ごま油自体が毒なのではなく、「すでにオメガ6系脂肪酸に偏っている食生活を送っている人が、さらに大量にごま油を摂取すること」がバランスを崩す原因となるのです。
- 一方で、ごま油には強力な抗酸化成分「ゴマリグナン(セサミン、セサモリンなど)」が含まれており、これらは肝臓で活性酸素を除去し、脂質の酸化を防ぐという、他の油にはない優れた健康効果を持っています。
- 「過ぎたるは及ばざるが如し」。適量を守り、香りと抗酸化力を享受する分には、ごま油は決して健康に悪いものではありません。
取りすぎるとどうなる?
ごま油を日常的に過剰摂取(例えば毎日大さじ何杯も飲むなど)した場合、以下の2つのリスクが考えられます。

- カロリーオーバーによる肥満:
- ごま油は健康的なイメージがありますが、物理的には「脂肪の塊」であり、エネルギー密度は非常に高い食品ごま油は高カロリーです。
- ヘルシーなイメージに惑わされて使いすぎれば、単純に摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、体重増加に直結します。
- 炎症体質の助長:
- リノール酸の過剰摂取により、オメガ3系脂肪酸(魚油やアマニ油)とのバランス(n-6/n-3比)が悪化すると、体が「炎症モード」になりやすくなります。
- 花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー体質の方や、慢性的な炎症疾患をお持ちの方は、ごま油をドバドバ使うのは避け、風味付け程度に楽しむのが賢明です。
ダイエット中でもOK?太る?
- ダイエット中の方にとって、油は天敵に見えるかもしれません。しかし、ごま油は使い方次第で「ダイエットの強力な味方」になります。
- ダイエットの失敗原因の多くは、「味気ない食事によるストレス」と「満腹感の欠如」です。茹でただけの野菜やササミはヘルシーですが、満足感が低く、反動でのドカ食いを招きがちです。
- ここでごま油の「香り」が役立ちます。ごま油の濃厚な香りは、脳の満腹中枢を刺激し、「油っこいものを食べた」という錯覚と満足感を与えてくれます。
- 例えば、ノンオイルドレッシングをかけたサラダに、ほんの小さじ1/2杯のごま油と塩を足してみてください。カロリーは20kcalほどしか増えませんが、風味の豊かさは劇的に向上し、食事の満足度が跳ね上がります。結果として、間食を防ぎ、トータルの摂取カロリーを抑えることにつながるのです。
【結論】
1日小さじ1〜2杯程度を風味付けに使うなら、ダイエット中でも太る心配はなく、むしろ食事制限を続ける助けになります。
バターと相性がいい?
ごま油とバター。中華と洋風、植物性と動物性。一見すると水と油のような関係に見えますが、実は「禁断の組み合わせ」と呼ばれるほど相性が抜群です。

- 味のメカニズム:
- バターには乳脂肪由来の「コク」と「まろやかさ」がありますが、香り立ちのインパクトはやや弱めです。
- 一方、ごま油には強烈な「香ばしさ(ロースト香)」があります。この二つを合わせると、「濃厚なコク+爆発的な香り」という最強の旨味相乗効果が生まれます。
- おすすめの楽しみ方:
- ごま油バタートースト: 食パンにバターを塗り、砂糖を振って、最後にごま油をたらり。焼くとまるで中華風ラスクのような、後引く美味しさになります。
- じゃがバタごま油: アツアツのジャガイモにバターを乗せ、醤油とごま油をひとかけ。居酒屋メニューのような中毒性のある味です。
- キノコのソテー: バターとごま油を1:1でフライパンに入れ、キノコを炒めます。ご飯が止まらなくなります。
ポン酢と相性がいい?
これは「失敗知らずの鉄板コンビ」です。料理初心者の方にこそ試してほしい組み合わせです。

- 味のメカニズム:
- ポン酢には酢の「酸味」と醤油の「塩味」がありますが、酸味が尖って感じられることがあります。ここにごま油を加えると、油分が酸味をコーティングしてカドを取り、まろやかな味わいに変化させます(乳化に近い効果)。
- さらに、柑橘の香りとごまの香りが複雑に混ざり合い、高級ドレッシングのような深みが出ます。
- おすすめの楽しみ方:
- 自家製中華ドレッシング: ポン酢大さじ2に対し、ごま油大さじ1を混ぜるだけ。豚しゃぶサラダや海藻サラダに最適です。
- 餃子のつけダレ: 酢醤油の代わりに、ポン酢+ごま油+ラー油で。さっぱりとしつつもコクがあり、いくらでも食べられます。
マヨネーズと相性がいい?
マヨネーズとごま油を混ぜると、一瞬で「家庭でできる本格中華ソース」が完成します。

- 味のメカニズム:
- マヨネーズはもともと「植物油・酢・卵」で作られた乳化ソースです。ベースが油であるため、ごま油とは物理的にも混ざりやすく、違和感が全くありません。
- マヨネーズのクリーミーな酸味に、ごま油のロースト香が加わることで、エビマヨのような本格的な風味になります。
- おすすめの楽しみ方:
- 野菜スティックのディップ: マヨネーズ+ごま油+七味唐辛子。きゅうりや大根が無限に食べられる魔法のディップです。
- 炒め物の仕上げ: 豚キムチや野菜炒めの仕上げに、この「ごまマヨ」を投入すると、コクとまろやかさが段違いになります。
ごま油はオリーブオイルで代用できる?
「レシピにごま油と書いてあるけれど、切らしてしまった。オリーブオイルで代用してもいい?」
答えは、「機能としては代用可能ですが、味のゴールは全く別物になります」。

- 代用できる点(機能面):
- 炒める、焼くといった加熱調理において、油としての役割は十分に果たします。
- オリーブオイルもオレイン酸が多く酸化に強いため、加熱には向いています。
- 代用できない点(風味面):
- 決定的な違いは「香り」です。ごま油の香ばしさ(ピラジン類など)は、中華や韓国料理のアイデンティティそのものです。
- これをオリーブオイル(ポリフェノールの青い香り)に変えると、ナムルは「洋風マリネ」に、チャーハンは「ピラフ」のような風味になってしまいます。
「あえて洋風にアレンジしたい」という場合を除き、ごま油の代用としてオリーブオイルを使うと、コレジャナイ感の強い仕上がりになることは覚悟しましょう。逆に、サラダ油であれば無味無臭なので、香りはなくなりますが料理の邪魔はしません。
ごま油とサラダ油との違いは?
普段使いのサラダ油(キャノーラ油、大豆油など)とごま油の最大の違いは、「精製度」と「目的」です。
| 項目 | サラダ油 | ごま油(特に茶色いもの) |
| 精製度 | 高度精製(RBD処理:脱ガム、脱酸、脱色、脱臭) | 半精製(濾過のみ、または軽い精製) |
| 風味 | 無味無臭 | 強い焙煎香とコク |
| 栄養 | 精製過程で微量成分は減少 | セサミン、ビタミンEなどが豊富に残存 |
| 主な用途 | 素材の味を邪魔しない調理、揚げ物、製菓 | 風味付け、調味料としての使用 |
サラダ油は「黒子(くろこ)」のように素材を引き立てるのが仕事ですが、ごま油は「役者」として料理の主役になれる油です。
また、サラダ油は化学抽出法で作られることが多いのに対し、家庭用の良質なごま油は圧搾法で作られることが多く、製造哲学そのものが異なると言ってもよいでしょう。
『ごま油』を使った ひみりか家の絶品レシピ
餃子

超ジューシーで食べ出したら止まらない美味しさの手作り『餃子』レシピを紹介します!具沢山で栄養バランスばっちりです!
プルコギ

コストコの香ばしい甘辛味を再現した、ご飯が止まらなくなる『プルコギ』のレシピです! 彩り豊かで栄養バランスもばっちりです!
中華丼

お肉と魚介と野菜がたっぷり入った本格的な絶品『中華丼』のレシピです! 具だくさんなので栄養バランスもばっちり!
まとめ:『ごま油』本物の見分け方は?健康に悪い?開封後はどれくらいもつ?取りすぎたらどうなる?バター・ポン酢・マヨネーズとの相性は?オリーブオイルで代用可?などの疑問を徹底解説!

本記事では「ごま油の特徴(抽出法、本物の見分け方、何に使う?、開封後はどれくらいもつ? など)」、「ごま油の気になる疑問(健康に悪い?、取りすぎるとどうなる?、バター・ポン酢・マヨネーズとの相性は?、オリーブオイルで代用可? など)」、「ごま油を使ったひみりか家の絶品レシピ」について徹底解説しました!
私たちの食卓に欠かせない「ごま油」。その一滴には、先人たちの知恵と、自然の恵みが凝縮されています。
- 選び方: 香りと栄養を重視するなら、迷わず「圧搾法」「純正ごま油」を選びましょう。
- 保存: 冷蔵庫には入れず、常温の冷暗所で。開封後は酸化が進む前に1〜2ヶ月で使い切るのが美味しさの秘訣です。
- 健康: リノール酸の過剰摂取に注意しつつ、抗酸化成分セサミンを味方につけるため、1日小さじ1〜2杯を目安に適量を楽しみましょう。
- 応用: バター、ポン酢、マヨネーズとの掛け合わせは、料理のマンネリを打破する魔法のテクニックです。
- 処分: 環境への配慮を忘れず、固めるか吸わせて燃えるゴミへ。排水口には決して流さないでください。
ごま油の最大の魅力は、やはりその「心安らぐ香り」にあります。忙しい一日の終わり、出来上がったスープに最後の一振りすれば、立ち上る香ばしい湯気が、疲れを癒やし、家族の食卓に笑顔を運んでくれると思いますよー
今回は以上でーす。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!



