「あんこ」と「求肥」のレシピ
炊飯器とレンジで「あんこ」と「求肥」が かなりお手軽にできちゃいます!
求肥であんこを挟めば 大福と同じなので、大福を買ってこなくてよくなります!
「ひみりかスイーツレシピ」のコンセプト
建設エンジニアや調理師、食生活アドバイザーなんかの知識・経験をフル活用して、構造物を設計するみたいに本気で考えたレシピです!
ひみりかレシピのコンセプト
➊美味しさ・健康・時短・出来栄えの調和を目指す
➋小麦粉をなるべく使わず グルテンフリーを目指す
➌人工甘味料とトランス脂肪酸が含まれる食品を使用しない
➍コツや注意する点を余すところなくお伝えする
材料(あんこ・求肥)
あんこ(370gくらい)
- 小豆|125g
- 砂糖(てんさい糖)|100g(上白糖やグラニュー糖でもOK)
- 水|400mlと125ml
- 塩|1g
求肥
大福8つ分くらいの量です。
求肥をたくさん作る場合は この分量で2~3回に分けて作ってください。
- 白玉粉|80g
- 上白糖|80g(グラニュー糖でもOK)
- 水|160g
- 米油|小さじ1(サラダ油でもOK)
- 片栗粉|適量(くっつかないようにするために使います)
健康に気を使うなら、まずは調味料から!
ひみりか家で使っている調味料でーす
砂糖は、比較的 精製度合いが低く ミネラルやオリゴ糖も含まれている「てんさい糖」がオススメです。
お塩は、食塩(精製塩)ではなく 自然塩(ミネラル分を多く含んだ塩)がオススメです。
油は 脂肪酸のバランスが良く 酸化しにくい「米油」がおススメです。
つくり方(あんこ・求肥)
あんこ(370gくらい)
- 小豆125gをザルでよく洗い、30分くらい水に浸しておく。
- ①の水を捨て、炊飯器の内窯に①の小豆と水400mlを入れ、炊飯器にセットし、白米と同じように炊く。
1回目です。
- 炊き上がったら、炊飯器から内窯を取り出し、小豆をザルに移して軽く水で洗う。
炊飯器のゆで汁も捨ててください。
- 炊飯器の内窯に③の小豆と水125mlを入れ、炊飯器にセットし、白米と同じように炊く。
2回目です。
- 炊き上がったら、砂糖100gと塩1gを入れ、木べらやしゃもじ等で 小豆をつぶしながらよく混ぜる。
- ⑤を炊飯器で30分くらい保温したら、「あんこ」の完成です。
求肥
たくさん作る場合でも 1回に作る量は以下の量にして、作る回数を増やしてください。
- 白玉粉80g、上白糖80g、水160g、米油小さじ1をボウルに入れ、泡だて器でよく混ぜる。
- ⑦にラップをかぶせて レンジで600Wで1分加熱し、レンジから取り出して泡だて器やゴムベラでよく混ぜる。
- 「レンジで600W1分加熱」⇒「取り出して泡だて器やゴムベラでよく混ぜる」を全部で3回繰り返す。
ツヤが出て なめらかな お餅になります。
3回繰り返した後、少し水分が多い場合は、再度、レンジで10秒加熱して調整してください。
- 大きめのクッキングシートの上に片栗粉をまんべんなくまぶす。
この上で求肥を裏返すので、⑨の求肥が2つ分のるくらいの大きさがおススメです。
- 四角いパッド(約15㎝×約20㎝)の上にラップを敷き、ラップの上にも片栗粉をまんべんなくまぶす。
パッドが無ければ、この工程は省略してください。
- ⑩のクッキングシートの上に⑨の求肥を移し、求肥の上にも片栗粉をまぶす。
- ⑫の求肥をクッキングシートの上で裏返し、平たく成形しながら、全体的に片栗粉をつける。
何回も裏返しながら成形することで 求肥がベタベタくっつかなくなります。
クッキングシートを持ち上げて裏返すとやりやすいです。
- ⑬の求肥を⑪のパッドに移し、パッドの四角い形になるよう成形する。
パッドが無ければ、クッキングシートの上で成形してください。
- ⑭の求肥にパッドのままラップをかぶせ、冷蔵庫で2時間くらい冷やす。
冷やすことで切りやすくなります。
仕上げ
- ⑮の求肥を冷蔵庫から取り出し、包丁でお好みの大きさに切る。
包丁に求肥が少しくっつくため、1回1回ふきんなどで拭いてください。
ひみりか家では8等分にします。
- ⑯の求肥の表面についている片栗粉を刷毛で落とし、あんこを巻いたら完成です。
単にのせるだけでもOKです。
ひみりか家では、このレシピの求肥を2回分作って、このレシピのあんこを ちょうどピッタリ使いきります。
失敗しないポイント
- 「あんこ作り」の炊飯器の水の量は、機種により若干変わりますので、最初はこのレシピで作り、次から水の量を調整してください。あんこの仕上がりが固い場合は水の量を増やしてください。
- 「求肥作り」は、1度にたくさん作ると レンジ加熱の回数が変わるうえに 扱いづらくなります。なので、1回で作る量は このレシピの分量にしてください。
ひみりか家の「あんこ」と「求肥」
うちはみんな モチモチしてるものが大好きなので、作るとその日のうちに全部食べちゃいます。
時間が無い時は あんこなしで求肥だけ作りますが、それでも満足しちゃいます。
どちらかというと あんこは味よりも見栄えのためかもしれないです。
そのうち、レンチンした直後の塊の求肥をそのまま食べてそうです。
おすすめポイント
あんこ作りがとにかく簡単
あんこは本格的に作ろうと思うと、茹でたり 冷水で冷やしたり 渋切りしたりを繰り返す必要があります。(渋切りは、小豆の皮に含まれる渋味を取り除くために、赤くなった茹で汁をザルに茹でこぼし、豆を洗うことです。)
砂糖を加えるタイミングも難しいです。
でも、家庭で作るなら、プロのように細かい部分にこだわる必要はないので、炊飯器の機能だけで簡単に美味しくできちゃいます。
びっくりするくらい簡単にできるから、こしあんも食べたくなるね。
じゃあ、濾すのやってね。
今日から粒あん派に転向しまーす!
求肥作りに失敗しない
求肥は材料がシンプルですが、その分、扱いが難しいです。
作り立てはベタベタして成形しづらいので、何も対策しないと 思うようにいかなくて嫌になります。
でも、このレシピのように作れば失敗することはほぼないですよー
最初見た時 ベタベタすぎて成形するの絶対無理って思ったよ。
餅とり粉や成形の詳しい説明って あんまり見ないもんね。
大福が安くたくさん作れて堪能できる
和菓子屋さんの大福は小さいものでも意外とお高めです。
でも、このレシピなら、あんこも求肥も安価にたくさんできるので、組み合わせれば 手作り大福がたくさん作れちゃいます。
満足いくまで堪能できます。
シンプルな大福なら お店のものと変わらないね。
見栄えはお店にはかなわないけど、味はいい勝負だよね。
工夫したこと
「あんこ作り」の工程をとにかく少なくした
あんこをお鍋で作ろうとすると、茹でたり 冷水で冷やしたり 渋切りしたりを繰り返す必要があるので、コンロ前で小まめに作業が発生します。
でも、炊飯器を使えば、大部分を炊飯器任せにできるので、小豆を出してから出来上がるまで、最小限の工程にしました。
待ち時間は長いですが、実際に手を動かす時間はかなり短いです。
炊飯器で炊いてると いい香りがしてすぐわかるよねー
小豆の香りで癒されるのも手作りの良さだよね。
「あんこ作り」の渋切り方法と砂糖のタイミング
渋切りは、小豆の皮に含まれる渋味を取り除くために必要ですが、タイミングや回数はいろんな意見があります。
また、砂糖を入れるタイミングが早すぎると、小豆が固くなってしまうため、タイミングも気を付ける必要があります。
でも、お手軽に作りたいため、渋切りを1回にしました。
また、美味しさを安定させるため、砂糖は2回炊いた後に入れ、その後、保温で馴染ませることにしました。
簡単な工程に見えるけど、ちゃんと考えられてるんだね。
工程を増やしても そんなに味に影響ないことが、いろいろ試してわかったからね。
「求肥作り」でうまく成形できるようにした
作り立ての求肥は表面がベタベタです。
餅とり粉として片栗粉をまぶしても 部分的にベタベタしますし、手に水や油をつけると味に影響しちゃいます。
なので、求肥を何回も裏返して片栗粉をまんべんなくまぶすことと、冷やして少し固くすることで、うまく成形できるようにしました。
手にいっぱいくっついちゃうと やる気なくすよー
だから 餅とり粉と成形のやり方が大事なんだよねー
激ウマアレンジ
このレシピだと、あんこがたくさんできるので、他のものも食べたくなります。
小倉トーストもいいですが、ミルクプリンもおススメです。
あんこミルクプリン
150mlカップ(満水240ml)の場合で、2カップできるレシピです。
材料(2カップ)
- あんこ|120g
- 牛乳|240ml
- 砂糖(てんさい糖)|10g
上白糖やグラニュー糖でもOKです。 - ゼラチン|5g
使いやすい 粉末や顆粒がおススメです。
つくり(2カップ)
- 小鍋に牛乳240mlを入れ、ゼラチンを溶かす温度まで加熱する。
ゼラチンを溶かす温度は 製品により異なりますので、必ず確認してください。
温度は高すぎと固まらなくなり、低すぎると混ざらなくなりますので、温度計で量ってください。 - ①に粉ゼラチン5gと、砂糖10gを入れ、よく混ぜる。
- ②にあんこを120g入れ、よく混ぜる。
- ③をカップに注ぎ入れる。
先にあんこのツブを各カップへ入れ、後から液体部分を入れるのがおススメです。 - ④にラップをかぶせて、常温で2層に分離するまで放置してください。
だいたい2時間くらいです。 - ⑤を冷蔵庫で2時間以上冷やしたら、「あんこミルクプリン」の完成です。
あんこと牛乳はよく合うねー
たまにはこういうのもいいでしょ!
このレシピでは、こちらのカップを使いました👇
今回は以上でーす。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!