「ババロワ」のレシピ
プルンとした食感とミルキーななめらかさが絶妙に組み合わさった「ババロワ」
混ぜて冷やすだけの お手軽スイーツです!
「ひみりかスイーツレシピ」のコンセプト
建設エンジニアや調理師、食生活アドバイザーなんかの知識・経験をフル活用して、構造物を設計するみたいに本気で考えたレシピです!
ひみりかスイーツレシピのコンセプト
➊美味しさ・健康・時短・出来栄えの調和を目指す
➋小麦粉をなるべく使わず グルテンフリーを目指す
➌人工甘味料とトランス脂肪酸が含まれる食品を使用しない
➍コツや注意する点を余すところなくお伝えする
材料(150mlカップ 4~5個分)
- 卵黄|3個分
- 牛乳|200ml
- 砂糖(てんさい糖)|10gと40g
上白糖やグラニュー糖でもOKです。 - 生クリーム|200ml
「動物性」で乳脂肪分が35%以上のものを使ってください。
トランス脂肪酸が含まれる「植物性」は避けましょう。 - ゼラチン|5g
使いやすい 粉末や顆粒がおススメです。 - バニラエッセンス|数滴
- レモン汁|小さじ1/2(生クリーム用)
砂糖は、比較的 精製度合いが低く ミネラルやオリゴ糖も含まれている「てんさい糖」がオススメです。
用意する道具
- プリンカップ 150mlカップ(満水240ml)なら4~5個
- ボウル
- 泡だて器 or ハンドミキサー
- 計量器
- 温度計
- ゴムベラ
- こし器
- 湯煎用の鍋
つくり方(150mlカップ 4~5個分)
- 生クリーム200mlを冷蔵庫から出し、開封前に軽く振って泡立てる。
- ①をボウルに出し、てんさい糖10gと、レモン汁小さじ1/2を入れる。
- ②をハンドミキサーか泡だて器でツノが少し立つくらいまで ふんわり泡立てる。
ボウルを氷水に当てながら泡立ててください。
ひみりか家ではハンドミキサーと泡だて器 両方を交互に使って泡立てます。
- ③にサランラップをかぶせ、冷蔵庫に入れておく。
- 鍋に牛乳200mlを入れ ゼラチンを溶かす温度まで加熱する。
ゼラチンを溶かす温度は 製品により異なりますので、必ず確認してください。
加熱しすぎると固まらなくなるため 要注意です。
- 火を止めて、ゼラチン5gを少しずつ入れながら掻き混ぜて 溶かす。
- ボウルに卵黄3個分と、てんさい糖40gを入れ、すぐに泡だて器で混ぜる。
ダマになりやすいので、砂糖を入れたら 素早く混ぜてください。
泡立てるよりも、卵黄とてんさい糖を細かくして混ぜ合わせるイメージです。
- ⑦に⑥を少しずつ加え、泡だて器で混ぜる。
⑥が熱すぎると卵黄が部分的に固まってしまいますので、適度に冷ましてください。
⑥を少し加えてみて 熱すぎないか判断してください。
- ⑧にバニラエッセンス数滴を加えて、泡だて器で混ぜる。
- 目の細かい「こし器」で⑨を裏ごしする。
- ⑩が熱い場合は ボウルの外側から水を当て、30℃くらいまで冷ます
冷やしすぎると固まってしまうため、温度計で測りながら冷ましてください。
- 冷蔵庫から④を取り出し、⑪を加えて 泡だて器でよく混ぜる。
混ぜが足りないと、冷やしたときに生クリームが上に偏ってしまいます。
- ゴムベラに持ち替えて、⑫を下から上へ大きく混ぜる。
- ⑬を各容器へゆっくり注ぎ入れる。
全部で450gくらいなので、4~5カップに分けてください。
全体の分量を計って各カップに分けるのがおススメです。
- ⑭に1つずつサランラップをかけ、冷蔵庫で冷やす。
- 3~4時間以上冷やしたら完成です。
お好みで フルーツなどをトッピングしてください。
失敗しないポイント
- 生クリームの泡立ては、次のⅠ~Ⅳを行うと、上手くいきやすいです。
Ⅰ 生クリームをよく冷やす
Ⅱ 開封前に軽く振る
Ⅲ レモン汁を入れる
Ⅳ 泡立て中にボウルを氷水に当てる - ⑫で生クリームを加えた時に、しっかりめに混ぜてください。混ぜが足りないと、生クリームが上に偏って、2層のプリン(上がクリームで下がプリン)になってしまいます。
ひみりか家の「ババロワ」
見た目はほぼプリンですが、食感はプリンと全然違うので、おもてなしで出すとけっこう驚かれます。
ひみりか家では、これと見た目が似ているスイーツで「なめらかプリン」と「ゼラチンプリン」もよく作ります。
似ているので、あえて何も言わずに食卓に出して 息子たちを試しますが、見た目ではまず当たらないので、食べてからのお楽しみです。
「なめらかプリン」のレシピはこちらをご覧ください。
「ゼラチンプリン」のレシピは「フィナンシェ」の記事の下の方に書きました。
おすすめポイント
ミルキーな滑らかさとプルンとした食感の絶妙な組み合わせ
生クリームのミルキーな滑らかさに、プルンとした食感が合わさるので、舌触りがすごく良いです。
そのうえ、生クリームたっぷりで濃厚な味わいなので、1カップでかなり満足度が高いです。
このプルプルなのに とろける食感がたまらないよー
食感が1番大事だから、ゼラチン混ぜる時はけっこう気を使ってるんだよ。
混ぜて冷やすだけで簡単にできる
生クリームの泡立てが少々手間ですが、焼く工程がなく、とにかく混ぜるだけなので、意外と短時間でできます。
生クリームの泡立てのコツを使えば時短になります。
それに、生クリームは混ぜてしまうので、泡立ての固さは そんなに気を使う必要はないです。
不思議な食感だけど、混ぜて固めただけなんだね。
プルンとしてるのにフワッとしてるから なんかヤミツキになるよねー
トッピングでいろんなアレンジができる
出来上がりがゼリーみたいに少し固めなので、上にトッピングがしやすいです。
ジャムのソースをかけたり、フルーツをのせたりして、いろんなアレンジができます。
上にもう1層 ゼリーをのせると、かなりオシャレになりますよー
フルーツとババロワってけっこう合うよね。
そうなの、ババロワが濃厚でちょっと重めだから、酸味のあるフルーツと相性抜群だよ。
工夫したこと
生クリームとプリン液をよく混ぜる
泡立てた生クリームをプリン液と混ぜる時、しっかりめに混ぜてないと、2層のプリン(上が生クリームで下がプリン)になってしまいます。
なので、全体的に均一になるまで しっかり混ぜてください。
この前の2層のプリンはババロワの失敗版だったんだね。
そうそう、混ぜるのサボって冷やしたら、見事に分離したよ。
でも、美味しいから あれはあれでありなんじゃない?
でも固まる前に半々くらいでカップに注ぐのは かなり運ゲーなんだよ。
使用するゼラチンの説明を確認する
ゼラチンには、板ゼラチンと粉ゼラチンの2種類があり、使用方法が異なります。
また、粉ゼラチンでも製品により溶かす温度が若干異なります。
なので、必ず製品の説明を確認してから作ってください。
また、ゼラチンはタンパク質でできているため、熱に弱く熱すぎるとタンパク質が変質して固まりにくくなります。
沸騰しないよう 弱火か湯せんで温度を計りながら溶かすのが良いです。
温度は低すぎても高すぎてもダメなんだね。
そう、だからゼラチンの説明は毎回確認してるよ。
こし器でとにかく滑らかにする
ゼラチンの温度に注意して溶かしても、小さなダマは少なからず残ります。
なので、こし器で濾すと かなりなめらかさがアップします。
ちょっと面倒ですが、このひと手間で食感が段違いになるので、やれば必ず効果が実感できます。
ぶっちゃけ同じ材料なら味に大差はないから、見た目や食感の方が重要なんだよねー
お菓子作りでこし器って登場回数多いよねー
ババロワで余った卵白で作るスイーツ
フィナンシェ
ババロワは卵黄を使うので、必ず卵白が余ります。
このレシピだと卵3個分の卵白が余りますので、ひみりか家では、毎回 これを使って「フィナンシェ」を作ります。
①フィナンシェの生地を作って冷蔵庫で寝かす → ②ババロワを作って冷蔵庫で冷やす → ➂フィナンシェを焼く → ④両方を同時に堪能する。
これが ひみりか家の黄金リレーです。
そうか、それで両方同時に出てくるんだね。
やっぱ、卵黄も卵白もそれだけで置いときたくないしね。
「フィナンシェ」のレシピはこちらをご覧ください。
今回は以上でーす。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!