「鶏のから揚げ」のレシピ
高級日本料理店のような上品で風味豊かな「鶏のから揚げ」が自宅で手軽できちゃいます!
しかも 家庭で作るのにも最適なレシピです。
「ひみりかレシピ」のコンセプト
建設エンジニアや調理師、食生活アドバイザーなんかの知識・経験をフル活用して、構造物を設計するみたいに本気で考えたレシピです!
ひみりかレシピのコンセプト
➊美味しさ・健康・時短・出来栄えの調和を目指す
➋「全体工程表」で分量と手順がひと目でわかるようにする
➌加工食品や食品添加物入り調味料を なるべく使用しない
➍コツや注意する点を余すところなくお伝えする
材料(3~4人分)
- 鶏もも肉|2枚
- 水|1ℓ(ブライニング用)
- 塩|25g(ブライニング用)
- 醤油|大さじ3
- みりん|大さじ1
- 酒|大さじ2
- 胡椒|少々
白と黒 半々がおススメです。 - 生姜|10g
- 片栗粉|60g
- 米粉|30g(小麦粉でもOK)
- 米油|鶏肉が半分以上浸かる量
健康に気を使うなら、まずは調味料から!
ひみりか家で使っている調味料でーす
お塩は、食塩(精製塩)ではなく 自然塩(ミネラル分を多く含んだ塩)がオススメです。
醤油は、原材料「大豆・小麦・塩」のみ、製法「本醸造」、大豆「丸大豆」、塩「天日塩」のものがオススメです。
みりんは、原材料「米、米麹、焼酎」、製法「伝統製法」の「本みりん」がオススメです。
油は、脂肪酸のバランスが良く 酸化しにくい「米油」がおススメです。
つくり方(3~4人分)
- 鶏もも肉を3~4㎝くらいのサイズに切る。
大きい方がジューシーになりますが、揚げる時に難しくなります。
家庭で揚げるには 3~4㎝くらいが ちょうど良いです。
- ブライン(塩水)液をつくる。 2~3%くらいの塩水(水1リットルに塩25g)が目安です
- ②のブライン液に①を1~2時間 漬け込む。
ブライニングをすることで、肉が柔らかくジューシーになります。
- ③をブライン液から取り出し、キッチンペーパーで水気をとる。
- 味付け用の漬け込み液をつくる。
漬け込み液は、醤油大さじ3、みりん大さじ1、酒大さじ2、胡椒少々、すりおろし生姜10g、お好みでにんにく です。
- ⑤に④を入れ、20~30分 漬け込む。
- 片栗粉60gと米粉30gを合わせ よく混ぜる。
- ⑥を漬け込み液から取り出し、キッチンペーパーで水気をとる。
- 揚げ用鍋に米油を入れる。
多い方が温度が安定しますが、捨てる量も多くなります。
ひみりか家では 鶏肉が半分くらい浸かる量にしています。
- 中火で揚げ用鍋を熱し、⑧の鶏肉に⑦の粉類をつけながら、4~5個くらいずつ入れる。
皮がついている場合、最初に皮目を下にしてください。
- ⑩の鶏肉をこまめに裏返しながら 2~3分 揚げ焼きにする。
油が少なく温度が変わりやすいため、こまめに裏返してください。
また、熱くなりすぎないように こまめに中火と弱火を切り替えて 火加減を調整してください。
- 揚げ色(きれいなキツネ色)がついて 火がとおったら、から揚げを取り出し、油切りバットやキッチンペーパー等で油を切る。
- 揚げ用鍋の油に浮いている衣のカスを あく取りなどできれいに取り除く。
これをやらないと、次に揚げる から揚げが美味しくできないです。
- ⑩~⑬を繰り返して、全部の⑦を揚げ焼きにしたら完成です。
- 残った油と衣は処分する。
油は調理で使用すると酸化するため、再利用は健康によくありません。
衣は鶏肉のカンピロバクターなどが付着しているので、再利用には向きません。
ひみりか家の「鶏のから揚げ」
片栗粉と米粉でカラッと揚がるうえに、米油のあまーい風味も合わさって、絶妙な美味しさです。
ご飯にもビールにもよく合うので、毎回 止め時が見つからなくなります。
ひみりか家では、このレシピの量を1.5倍にして、鶏もも肉3枚分で作ることが多いです。
おすすめポイント
外はサクカリで中はジューシー
鶏もも肉をブライニング(塩水に漬け込む)するので、お肉がジューシーでやわらかな仕上がりになります。
そのうえ、片栗粉でサクッとなり、米粉でカリっとなるので、外はサクッサクでカリッカリです。
外のサクカリにかぶりつくと 中から肉汁がジュワ―ってでてくるので、まさに理想のから揚げになります。
熟練の技がなくても こんなにカリカリでジューシーになるんだね。
ホントちょっと手間をかけるだけで、全然仕上がりが違うよねー
高級日本料理店のような上品なから揚げ
高級日本料理店でバイトしていた時に教わったレシピを 思い出しながら再現してみました。
しかも、お店のようにたっぷりの油で揚げるのはもったいなので、家庭での調理に合うように工夫してみました。
上品で風味豊かな から揚げがお手軽にできます。
あーこんな感じだったなーって思い出すよ。
思い出補正がだいぶ入ってそうだけど、美味しいから大満足!
お弁当にも最適
翌日でもジューシーさが持続するので、翌日のお弁当のおかずにも最適です。
さすがにサクサクカリカリ感はなくなりますが、逆にしっとりしてて美味しいです。
熱々でも冷めても美味しいので、使い勝手が万能すぎです。
翌日のしっとりしたのも美味しいよねー
そうそう、これがお弁当にあると テンション爆上がりだよ。
工夫したこと
少ない油で揚げ焼きする
揚げ物をちゃんと調理すると、油をたくさん使うことになります。
しかも調理済みの油は酸化して体によくないので、健康を考えると処分した方が良いです。
なので、美味しさに影響がでない範囲で極力 油を減らす工夫をしました。
家庭で美味しいから揚げを作るには、これが1番だと思います。
たっぷりの油で揚げればもっと美味しいかもしれないね。
確かにそうだけど、このレシピでも十分美味しいから、これ以上は油がもったいないよ。
そうだね。残りが多いと再利用したくなるしね。
こまめに揚げカスを取り除く
揚げ油が少ないので、衣の揚げカスが残っていると、次に揚げる鶏肉についてしまいます。
見た目も悪いし 美味しくないので、あく取りなどでこまめに揚げカスを掃除します。
ちょっと手間ですが、少ない油で美味しくするには必須だと思います。
揚げカスだらけの油をきれいにするのって気持ちいいよねー
じゃあキッチンも全部きれいにしといてねー
言うんじゃなかった
火加減をこまめに調整する
揚げ油が少ないので、油の温度も大きく変化します。
揚げ始めは中火で 熱くなってきたら弱火、下がってきたらまた中火にして、こまめに火加減を調整してください。
温度が高いとすぐ焦げてしまうので、熱いと感じたら すぐ弱火にして、最後の仕上げだけ高めにするのがコツです。
油断するとすぐ焦げるから 揚げてる時は他ゴトしない方がいいね
そうそう、食卓の用意とか片付けとかね。
てことで、これから揚げに入るから、片付け 全部やっといてねー
スルーしとけばよかった
激旨アレンジ
から揚げ丼
から揚げは揚げたてをそのまま食べるのが1番美味しいですが、残ったり アレンジしたりしたくなった時は「から揚げ丼」がオススメです。
白ご飯の上にサラダをのせ、マヨネーズをかけ、その上に から揚げと温泉玉子をのっければ完成です。
ほぼ見た目だけのアレンジですが、別のお料理の気分になれるので、2度美味しいです
時短アレンジ
時短「鶏のから揚げ」
今回のレシピの時短バージョンです。
材料や工程を省いて時間最優先にしていますが、美味しさは妥協していませんので、通常レシピが100点だとすると、85点くらいの美味しさになりますよー
今回は以上でーす。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!