「米粉パン」のレシピ
グルテンフリーでふわふわモチモチの米粉パンがお家でできちゃいます。
50回以上作って ついにたどり着いたレシピを詳しく紹介します!
「ひみりかスイーツレシピ」のコンセプト
建設エンジニアや調理師、食生活アドバイザーなんかの知識・経験をフル活用して、構造物を設計するみたいに本気で考えたレシピです!
ひみりかスイーツレシピのコンセプト
➊美味しさ・健康・時短・出来栄えの調和を目指す
➋小麦粉をなるべく使わず グルテンフリーを目指す
➌人工甘味料とトランス脂肪酸が含まれる食品を使用しない
➍コツや注意する点を余すところなくお伝えする
材料(0.5斤くらい)
- 米粉(ミズホチカラ)|200g
水の量が大きく変わるので なるべく「ミズホチカラ」使ってください。 - 砂糖(てんさい糖)|16g
てんさい糖がオススメですが、三温糖や上白糖などでもOKです。 - 塩(自然塩)|3g
自然塩がオススメですが、普通の食塩でもOKです。 - ドライイースト|3g
3gごとに小分けされたものが便利です。 - 水(35~40℃)|170g
うまく発酵させるために必ず温度計で計ってください。 - 米油|10g
バターやサラダ油でもOKです。
ひみりか家で使っている材料でーす
ひみりか家では ミズホチカラ使っています。
グルテンが気にならない方は小麦粉を使用してください。
ドライイーストは3gの小分けになったこちらを愛用しています。
お塩は、食塩(精製塩)ではなく 自然塩(ミネラル分を多く含んだ塩)がオススメです。
用意する道具
- パウンドケーキの型
20㎝×7㎝×6㎝くらいの大きさがちょうどいいです。 - ボウル
- ハンドミキサー
- 計量器
- 温度計
- サランラップ
- アルミホイル
- クッキングシート
- ゴムベラ
生地づくり
- パウンドケーキの型の内側に分量外の油を塗る。
- クッキングシートをパウンドケーキの型にセットする。
型からはみ出す量が少ないと 後の調理がやりやすいです。
- ボウルに米粉200gを入れ、片方に寄せる。
- ③の空いてる方に、砂糖16g、塩3g、ドライイースト3gを入れる。
- 電子レンジで水170gを温めて35~40℃に調節する。
- ④でドライイーストを入れた方へ⑤の水を入れる。
水の量は出来に大きく影響するので きっちり計ってください。
- ⑥の水と砂糖と塩とドライイーストをゴムベラで混ぜる。
- ⑦と米粉をゴムベラで混ぜる。
- ⑧に米油10gを入れゴムベラで混ぜる。
- ⑨をハンドミキサーで4~5分くらい時間をかけてよく混ぜる。
撹拌不足だと うまく発酵しないため、4~5分間、モッタリするまで しっかり混ぜてください。
発酵
- ②のパウンドケーキの型へ⑩を流し入れる。
- ⑪をサランラップで覆い、電子レンジで35℃で30~35分発酵する。
最初の2倍以上膨らまないように 適度に確認して時間を調節してください。
型の内側に印をつけておくと確認しやすいです。
膨らみすぎると焼いた後 しぼんでしまうので、注意してください。
- 発酵完了
焼成
- 発酵が完了したら、オーブンの予熱を170℃で開始する。
- ⑬のサランラップを外し、クッキングシートをかぶせ、その上からアルミホイルで全体を覆う。
- ⑭の予熱が完了したら、⑮をオーブンに入れ、30分焼く。(1回目)
- 30分焼いた後にオーブンから取り出し、アルミホイルと上側のクッキングシートを外す。
- ⑰の上側に米油を塗る。
- ⑱をオーブンに戻し、200℃で10分焼く。(2回目)
- 焼きあがったらオーブンから取り出す。
- アルミホイルをかぶせ、常温で粗熱がとれるまで待つ。
- 粗熱がとれて、型から外したら完成!
出来立ては もちもちフワフワで美味しいですが、ちょっと切りにくいです。
綺麗に切る場合は、冷ましてから切ってください。
冷ます場合は、必ずサランラップで全体を覆ってください。
注意点
- 米粉の生地は乾燥しやすいので、作業しない間はサランラップやアルミホイルで なるべく乾燥を防いでください。
- パン生地は 撹拌が不足すると発酵後にしぼんでしまいます。でも、撹拌しすぎると乾燥してしまいます。そのため、撹拌時間は4~5分にしてください。
ひみりか家の米粉パン
かれこれ30回くらい作って試して、やっとここまでの出来栄えになりました。
焼き色をつけたところは小麦粉のパンよりも硬くなります。
側面にも焼き色をつけたいところですが、カリカリとフワフワのバランスを考えると、ひみりか家では 上側だけがベストだと思いました。
ここまでの道のりはホント長かったー
おすすめポイント
小麦粉なしでふっくらパンができる
小麦粉を混ぜれば 膨らみやすくなりますが、小麦粉のグルテンが入ってしまいます。
でも、米粉だけでも 配合分量や撹拌時間や焼き時間がうまく組み合えば、小麦粉と同じようにふっくらしたパンになります。
米粉だけでもこんなにふっくらなるんだねー
でも、ちょっと間違えると お餅みたいなネチョネチョのパンになっちゃうんだよねー
ふわふわモチモチがヤミツキ
しっかり膨らんでも かなりモチモチしているので、ふわふわとモチモチが合わさって、食べ出すと止められなくなります。
小麦粉のパンとお餅の良いとこ取りをしている感じです。
食べ出すと止まらないよねー
小麦粉のパンにはないもっちり感がたまらないよねー
切ってからトースターで焼くとカリカリサクサクになる
冷めると硬くなってしまうので、レンジで温めるか、トースターで焼く必要があります。
食べやすいサイズに切って トースターで焼くと、小麦粉のパンよりカリカリになるので、できたてのふわモチとは全然違った食感になります。
トースターのカリカリもヤミツキだよねー
出来立てと冷めてからの2度楽しめるのがいいよねー
工夫したこと
生地づくりの最適な撹拌時間
生地は十分撹拌しないと うまく発酵しないですが、撹拌しすぎると乾燥してしまうため、試行錯誤して 失敗を重ねて 最適な撹拌時間を見つけました。
生地の水分や気温にもよりますが、だいたい4~5分を目安にすれば、失敗することはほとんどありませんでした。
何回も失敗して 途中で諦めかけたけど、最適な時間にたどり着けてホントよかったよ。
10回以上連続で ほぼお餅だったもんね。名古屋名物の「ういろう」にしか見えなかったよ。
失敗したら ういろう買ってきたって言い張ろっと!
ふわふわカリカリがベストバランスになる焼き時間
米粉パンは焼き色をつけたところがカチカチになります。
なので、焼きすぎると全部の表面がカチカチになります。
これはそれぞれの好みですが、ひみりか家は ふわふわモチモチが多い方が好きなので、上側だけ焼き色をつけるのがベストだと思いました。
そのため、
❶1回目の焼成は170℃で30分 アルミホイルで覆って蒸し焼きにする
❷2回目の焼成は200℃で10分 アルミホイルなしで焼き色をつける
この方法がベストだと判断しました。
焼き色なしでもいいけど、上側だけでも焼き色をつけた方が美味しそうに見えるんだよねー
そうだよねー それにカリカリがちょっとあった方が食感が楽しめるしね。
念入りな乾燥対策
米粉パンの生地は特に乾燥しやすいので、調理途中の少しの間でも 置いておくときは、サランラップで覆った方がよいです。
発酵中や予熱中、パウンドケーキの型にクッキングシートをセットしている時間は、置いておく時間が長くなるため要注意です。 また、焼き上がった後も乾燥しやすいので、アルミホイルやサランラップで必ず覆った方がよいです。
クッキングシートを型にセットするのは最初にやるのがおススメだよ。
よく忘れて 生地が乾燥しちゃうーって焦ってたもんねー
お気に入りの調理アイテム
デジタル計量器
パン作りやお菓子作りの分量は けっこう正確に計る必要があるので、デジタル計量器があった方が良いです。
ひみりか家ではこれを使ってます。
温度計
パンの発酵に温度はかなり重要な要素なので、温度計もあった方が良いです。
水の温度が低いと発酵しないですし、水の温度が高いとイーストが死んでしまいます。
今回は以上でーす。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!